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コーヒーをいつ飲むべきか

ハードボイルドといえばの、フィリップ・マーロウが
寝起きざまにコーヒーを淹れて飲むシーンがあったと思います。
それに感化されてか、
目覚めにコーヒーを淹れて
目を覚まして、仕事に取り掛かる……
そんな姿が格好いいイメージがありますが、

寝起きにコーヒーを飲んではいけません。

コーヒーを飲むなら、
目が覚めてから、1時間から1時間半後。


目を覚ましたときに身体は、コルチゾールという
ストレスホルモンを分泌します。
このホルモンは、意識をはっきりさせる
役割を持っています。
しかしカフェインは、コルチゾールの
分泌に干渉してしまいます。
そのために、寝起きのコーヒーが
目覚めに役立つことがありません。

よって
朝のコーヒーが好ましいのは、
1時間から1時間半後に最初の
一杯を飲むこと。

その頃には
コルチゾールはピークに達して
カフェインが効果を発揮します。

それから昼寝前に
1杯飲むのも効果的です。
タイミングを研究した、
ダニエル・ピンク氏の
『When』で、氏はこれを
「ナプチーノ」と呼んでいます。
昼寝のnapとかけているんですね。

昼寝は25分です!
それ以上とると睡眠惰性が発生してしまうため。
(昼寝についてはまた今度書きます)

そしてカフェインは摂取してから
25分後から効果が出てきます。
昼寝後に頭がすっきりする効果があります。

午後に飲むなら
午後2時から4時の間。
その間にコルチゾールが
減少するため。

ちなみにコーヒーは
1日に3〜5杯程度飲んで良いそうです。
欧州食品安全機関(EFSA)による大人のカフェインの最大摂取は
1日400mg。
コーヒー1杯(150mL)に
カフェインは約80mg含まれているので
5杯以下であればOK。

身体に悪いどころか
「観察研究においてカフェイン量400mg相当のコーヒー摂取と健康な成人の2型糖尿病および
心血管疾患、肝臓がん、子宮内膜がんのリスク減少との関連を示す一貫したエビデンスがある」
そうなので、健康に良いかもです。
観察研究なので、参考程度ですが。

血中のカフェインが半分になるのに
4時間かかるので、
わたしは昼寝前のコーヒーを
最後の一杯にしています。

参考:
『When 完璧なタイミングを科学する』
ダニエル・ピンク (著), 勝間 和代 (翻訳)

コーヒーは1日何杯まで飲んでいいのか(日経グッディ)

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