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3月3日 ひな祭り

 ひな祭り女子会に誘われた。私のお土産?は煮物。午前中に用意する。出汁は干し椎茸と昆布と鰹節。にんじん・牛蒡・里芋・蓮根・蕪・こんにゃく・結び昆布・京都で購入して冷凍しておいた蓬麩。青みに菜の花を添えるつもりで用意していたのに忘れた。ナッツの葛よせも作ってみた。ついでに、常備菜として、蓮根のきんぴらととり牛蒡。

 ご飯担当の方が寿司桶を取りにみえる。届けるとお伝えしたら、借りるのは私だからとりに伺います、とおっしゃる。私なら甘えちゃうのに、この方は色々な場面で甘えないので、とってもかっこいい。みんなに頼られるのがわかる気がする。私も時折相談する。一回り違う方。

 13時に集まる。行く途中にサンシュユとカンヒサクラが美しく咲いていた(写真)。メニューは、ちらし寿司・ホタルイカの辛子酢味噌和え・蛤のおすまし・酢蓮根・煮物・アーモンドとカシューナッツの葛よせ。縦横無尽に話しが弾む。博多(続日本記博多大津)の古代史とか、博多の美味しいおでん屋さんの話とか大和朝廷の歴史とか倉敷の旅の話とか・・・。好奇心旺盛なパワーが部屋にみなぎってる。盛り上がる。

 日本によその国が襲ってきたらどうするかという話になった。私は日本は負けそうな気がするから戦わない方がいいんじゃないんですか
と言ったら、支配されるよ、どうするの?と言われた。負けても支配されるから一緒な気がするなー、とボケたこと言ってしまった。
 やってしまった。私たちはよく上の世代から「しらけ世代」と言われたことを思い出した。っていうか、生まれて初めて、あーこういう私たちのことをしらけ世代って言われるんだなーと気づく。別な方から「もういいじゃない」と諭される。私は続きを聞きたかったけれど、ここまで。

 お菓子は別な方が用意してくださったもの。菱餅の色合いの綺麗な寒天寄せ。両国屋の、っておっしゃってた。水菓子は苺。日本茶。ポン菓子で菱餅風のお菓子があるそうで、私はみたことがないので食べてみたいと思った。

 私はミーティングが入ってしまってたので中座する。帰宅してPCを立ち上げたら、画面が真っ黒。どうにもならないのでタブレットの方から参加する。会計の話だったから目が覚める。ワインを少し飲んだのは内緒。急に今日と決まったもので私の予定は伝えてあるのでバレたって構わないんだけど。予定の時間内で完了して良い打ち合わせだった。
 この若い人たちが戦争に行くなんて考えたくないなーと思った。世界の紛争に無関心ではないつもりだけど、ある方向から見ると無関心にうつるのかもしれない。どういう態度が「無関心」というのか、わからなくなった。

 「ひかる君へ」を見る。前回、安倍晴明の謀は、本郷颯多が溺愛する亡き井上咲楽の亡霊を巫女に憑依させるところからすでに始まってるなーと思ってたんで確かめたかった。(役者名でないとピンとこないニワカ)当たった。(国民はみんなそう思ってただろうけど。)
 そのアイデアを段田に売ったんだ。媚びるのではなく。怖いぞ、サンタマリア。目にクマ作ってそんなこと考えてたんかー。

 段田一族がのし上がっていくストーリーとはいえ、天皇制律令国家での貴族ではどうやって法律を犯さないようにのしあがるかに苦心するしかなく、高級官僚サンタマリアがむしろ段田を操る構図が見えてくる。法律ってすごいわ。段田一族の危うささえも感じる場面。

 でもって、段田よりも小粒の三兄弟は、読めない長男、父の愛を得るためにいう通りに動く次男、三男榎本佑は吉高由里子に恋してて、彼女が(兄みたいに?)慕う舞熊(検非違使に捕まってる)を助けるために父段田の「地獄の沙汰も金次第」を真似して、検非違使に袖の下を渡すけれど裏目に出て舞熊は刺殺されて落ち込む榎本佑。でも、確実に段田のやり口を学んでるってわけだから、闇堕ちの始まりってことかも。どうする 道長!

 縄文顔の私としては、このドラマの人々の中に少しだけ縄文顔が出演してるところが興味深い。弥生顔全盛期の時代で、縄文顔は北とか南に追いやられていたとはいえ、しぶとく都の中心に入り込んでたんだ。自分の持ち味を活かして。知性とか要領とか色々。今に繋がるDNAの底力を応援しながら見てる変な私。

順番に頂いたので、全部はテーブルに載ってないけど。
美味しくて楽しい雛のテーブルでした







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