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自己紹介

 一人暮らしの60代。数年前まで一人になるとは思ってもいなかった。一人暮らしを悲観してるということではない。人生にはいろいろな選択があるし、それを尊重し合うことが人付き合いのベースにある。それに、ぼんやりな私でも60数年生きてると、それなりに色々経験もしてきた。ジェーンスーさんの枕詞「人生、酸いも甘いもつまみ食いしてきた」は、私の人生にも言えるなあと思っていた。ただ、予期せぬ別れは「つまみ食い」では片付けられない。今だって「喪失感」を乗り越えたわけではない。

一人で老後を暮らすこととなり、死ぬということを意識しながら生きることを強く思うようになった。振り返ることや色々なことに始末をつけていくことが多くなり、これが、今の私の生活のリズムとなってきた。

一方で、妻でも母でも組織の一員でもない「私自身」が立ち上がってくる、ある種の喜びのようなものも込み上げてきた。「おらおらでひとりいぐも」を文藝春秋で読んだ時、文字が身体を持ったように重なり、何の涙か名状し難い涙が溢れた。

今、こんな風に思っている。

・暮らす場所を整えること。(これは苦手だから、真っ先に)

・食を整えること。(時折には友人を招待する)

・社会(人)とつながること(今を捉える)

・お金を大事にする(一つの無駄もしないように)

・学ぶこと(幾つになっても気づきは心を豊かにしてくれますから)

これは、これからの人生のことでもあり、一日一日の中のことでもある。

まさに一日一生。

noteでは、70歳に向かって一人で暮らすってこんな感じです、ということを記してみたいと思う。

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