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DJに見る「おもてなしテイナー」マインドの大切さ

6月22日にavexさんが主催するアニソンレイブイベント「アニレヴ」に行ってきました。
会場は「ガーデン新木場ファクトリー」。
初めて行きましたが、かつて「スタジオコースト」のあった場所のちょい先。
会場に着くとアニソンがガンガン響いています。
見ると、受付のすぐそこでDJがプレイしていました。
そんなウェルカムDJに迎えられて、本会場へ。
私が会場に着いたのは、その前の仕事の都合で18時ちょい前だったのですが、イベント自体は15時からスタートしており、既に会場の中は充分すぎるほどの温まり具合。
確か、イベントの終了は22時のはず!
「このまま皆体力持つの?」ってなレベルの盛り上がり状態でした。

声優さんがDJを

私が着いた時はライブステージタイム(DJタイムとライブタイムがMIXされた進行)でしたが、しばらくするとDJステージに。
プレイしているのは「ラブライブ!」などで有名な声優の小宮有紗さん。
私、かつてアニソンの番組もやっていましたが、正直アニメもアニソンも詳しい訳ではないですし、DJプレイに造詣が深い訳でもないですが、これがとても素晴らしいステージというか音楽時間だったのです。

お客さんを軸に時空間を創り上げる

ライブステージは、自分の楽曲を提供しますが、DJステージは自分の楽曲ではなく、数多ある楽曲の中からお客さんが盛り上がりそうな楽曲をセレクトしてプレイする訳です(改めて言うまでもないですけど)。
どちらもお客さんを喜ばせたい、という想いは同じですが、DJの方はお客さんのために!モードが心を占める割合がより多いのではないかと思います(ちなみに、DJの音楽活動の幅も今では多岐に渡りますので、ここで言うDJはフロアに向かって楽曲を選曲してかける、というプリミティブな活動についてです)。
前述の小宮有紗さんもアーティストとしてご自身の音楽活動がありますが、DJ小宮としてはこの夜はDJに徹して素晴らしい時空間を創りあげていました。

お客さんの気持ちをどれだけ感じ取れるか?が面白い⁉︎

前述のようにDJに対して、これっぽっちも造詣がない私ですが、昔から遊びでたまに(というか2年に1回ぐらい)思いつきで仲間内の飲み会でDJ的なことをしたりします。
これまでは単に好きでやっていたのですが、アニレヴのDJステージを観て、僭越ながら自分のDJスタンスを振り返ってみてしまった!のです。

DJをやっていて一番の面白さは「その時その瞬間のお客さんの気持ちやモードを読み取って曲をセレクトすること」だな、と思ったのです。
始める前はもちろん、「今日はこんな感じにしようかな、あの曲を大音量でかけたいな」というイメージはあるのですが、スタートしたら、あとはお客さんのモード次第。
お客さんの気持ちとコミュニケーションしながら、お客さん同士、会場の空気のコミュニケーションを創りあげていく。
これって、「おもてなし」のひとつの形ではないか?、と。
海外からの観光客が増える中、ナイトエンタメ充実の必要性が説かれている日本。
ここもやはり、おもてなしマインドでいくのがひとつのポイントでは?と思ったのでした。

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