第43回 トップアスリートにあれこれ聞いちゃいましたシリーズ②
おはこんにちばんは。
今回もアウトドアショップオーナーであり現役トップアスリートでもある、加藤淳一さんへのインタビューシリーズ第2弾になります。
はやし(以下、は)「トレイルランテストセンターというお店の名前についてなんですが、研究所っぽい感じがありますよね。どういった由来なんですか?」
加藤さん(以下、か)「公の研究機関ぽいですが全く研究もしてませんし単なる個人店です(笑)
シューズの試し履きをやりたくて、僕も最初トレラン始めた頃、シューズで失敗しすぎてて、お店で履いても結局山に行くとストレスを感じたりすることがあって、たまたまトレーニング中に思いつきました。
ヨーロッパの方に行くと”テストセンター”ってよくあるんですよ。スキーの試乗会とかも全部テストセンターって書いてある。その流れでじゃあうちもそれで行こうみたいな。」
は「一回聞いたら忘れない名前ですよね。」
か「”Trailrun Test Center”にしようかなとも思ったんですけど、それだとなんだかよくわかんないかなっていうのもあって、そのままカタカナにしたんですけど、それが意外と覚えられてますね。最近はトレセンとかっていう人もいますけど。」
は「今こちらで扱ってるのはトレランとスキーモのギアですか。」
か「そうですね、あとはロード系もちょこっと。うちは結構マニアック系なブランドも多くて。」
は「加藤さん自身にスポンサー契約ついてますもんね。」
か「僕はイタリアのMONTURAさんとDYNAFITさんに冬はお世話になっていて、非常にありがたいですね。あとはinov-8とかSPORTIVAとか、あんまり量販店には置かれていないものが多いですね。うちは結構ガチ系のお客さんが多くて、たまーに初心者の方が来るんですけど、もうちょっと初心者の方にも来てもらいたいんですけど(笑)なんかそっち系が集まっちゃって。」
は「なかなかショップのオーナーさんでガチの現役アスリートって少ないと思うので、(ガチ系の)お客さんも相談しやすいんじゃないですかね。」
か「自分でギアも試せるので、自爆もして情報もとれるので(笑)
あとは仲間でメーカーの契約選手も多いので、ダイレクトに聞けて助かってますね。
あとは嫁もバリバリ競技やってるので、僕がいなくてもこのお店回るかなっていう(笑)僕が不在の日も多いです。」
は「大会にもよく出られてますよね。」
か「好きですね。」
は「物販以外にもツアーとかもされてるんですか?」
か「練習会ですね。お金は取らずにやってます。大会前になるとインターバルとかガチのやつもやります。」
は「チームみたいのがあるんですか?」
か「特に囲いはなくて、誰も自由参加です。大体1〜2週間前に行く場所とレベルとかを告知して。」
は「誰でも参加できるんですね。」
か「そう、うちはだいぶアバウトで、あんまり接待をしないツアーというか、基本的に山で団体行動できないと思ってるので(笑)
ある程度はまとめますけど、そこから先は自由にやってもらってっていうのが多いですね。危ないところだけ気をつけてもらって。」
は「いいですね。結構チームでゴリゴリにやってるところもありますけど。」
か「僕があんまりチームにしたくないというか、僕自身がやりたいことをやりたいので。」
は「店内には無数のトロフィーや盾が置いてありますが、思い入れのある大会とかってありますか?」
か「トレラン始めてすぐの頃が多いですね。富士登山競争でトップ3に入った時は嬉しかったです。あとハセツネ30※はトレラン始めてすぐ出た大会だったので、それで表彰台上がれた時もすごい嬉しくて。1年目で出てみたら結構いけるんですよね(笑)それで2年目で優勝できて、こういうことがあるんのかと。陸上競技をずっとやってたので、なかなか上に行くのが難しかったんですよね。それと山の世界は全然違うので。リスクもありますけど、だいぶのめり込みましたね。」
※ハセツネ…長谷川恒男カップの略。日本山岳耐久レースとも呼ばれ、日本最高峰レースの一つ。ハセツネ30は本戦の予選的な位置づけ。
か「あとは山梨県内だけでも良い大会がいっぱいあるので、結構満足はしちゃってますね。去年からいろんな大会が中止になっちゃってますけど、ほんとは今時期ガンガン走ってるんですよね。でも今年は大会がないので、いまだに山菜採ったりスキーやったりしてますね。」
はいいかがだったでしょうか。
ちょっと専門用語が色々出てきましたが、なんとかついてきてもらってると信じて次回に続きます。
とりあえず僕は楽しかったです。
それではまた!
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