治らない病気との付き合い方③異変

おかしいな。。。

そんな些細な感覚で異変は始まるのでしょう。
初めての出産を終えた2014年の暑い夏、東京の家で異変を感じました。

手首が痛いな。
痛いし、なんだか力も入りにくい。

そんな違和感でした。
でもま、赤ちゃんの抱っこをし過ぎているせいなのだろう。産後だから色々起こるんだ。
「産後・手首・痛み」なんて言葉をネットで調べてみると「手根管症候群」そんな言葉が出てきた。

なるほど〜。産後はこういう事が起こるのね。寝不足だし、ままま、あるわな。
なんて呑気に考えていました。

しばらくすると、自身の指先の感覚が鈍くなり始めているにもかかわらず、天下のオムツメーカーさんのオムツに対して
「なんて止めにくいマジックテープなんだ!!うまく止められないではないか!」と憤慨していました。

まもなくして、

あれ?足の指が変。

そう感じ出しました。
なんというか、寒い雪の中にずっといる時の様な、寒さで鈍くなった指先の感じ。
でも今は8月。
いよいよ「あれれ〜〜ぇ、おっかしいな〜〜〜ぁ?」なんて呑気なコナン気分ではいられなくなり夫に相談する。

しかし、それまで元気、それまで強気。な私を知る夫はそんなに心配はせず、私もどこかで「そのうち良くなる」なんて思っていたのでした。

しかしこの病気の怖さは、その悪化スピードだったのです。
本当に1時間毎に悪くなるといった症状で、私自身冷静な判断も既にできていなかったのでしょう。

いよいよ悪くなったある日、区の助産師さんから産後の確認としてお電話を頂いた。
産後すぐの母子共に問題はないか、など現状確認をされる。
受け答え始めると、なぜか相手の様子がすぐに変わる。
「失礼ですが、お母様、あなたはいつもこのような話し方ですか?」と。
私は、「2日程前からこのような話し方です」と伝えると
「すぐに救急車を呼んでください」「こちらから手配しましょうか」といったことを言われた。
いやいや「赤ちゃんがいるので無理です」と伝えると、そのようなことを言っていられる状況ではない。とのこと。
それもそのはず、飲み物は口に入れても漏れてくるし、喋りは「こんにちは」が「おんひちあ〜」といったものでした。
脳梗塞を疑われたのでした。
その後、助産師さんから保健師さんへと電話が変わり、なにやら深刻な雰囲気に。
そこまで仰るならば、やはり病院へ行くとするか。そんな感じだった。

もうその時点で、私には通常の判断ができなくなっていたのでしょう。
名誉のためにお伝えしますと、夫は色々と献身的に動いてくれる人で、心配もしていました。しかし悪化スピードの速さと、私が頑なに「そのうち良くなる!」と突っぱねていた事が受診を遅らせました。

翌日、実家近くの総合病院に行くが、「帯状疱疹?が内臓にできて?」といった感じの、なんとなく納得のできない診断を受け1週間ほど入院。良くなるどころか、おそらく過去最悪の状態で退院することとなる。


今回はここまで♪異変から初めての受診までを簡単にお伝えしました。

皆さん、体の異変には敏感になりましょう。そして病院を後回しにしない!それが大切です。

次回は2軒目の病院のお話です。

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