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自分を大事にしましょう ここ数年よく聞くフレーズです。

確かに自分を大事にした方が良いし、すべきです。
ここでよく起こることは、「なんでも自分の好き勝手にすればよいのか!」という少し穿った解釈。

自分を大事にするというのは、自分の気持ちに正直でよいということ。
ただ、社会生活は大勢の人が共存しているので、自分の気持ちと他人の気持ちが合致するとは限らない。

誰もが自分が普通で当たり前で生きているので、他人が見せる自分との差を受け入れることが場合によってはとても難しくなる。

人間はとてもよくできていて、自分と一致しないことには「違和感」を感じるようにできている。
ちょっと受け入れがたいようなザワザワした感じ。
無理に受け入れようとした時のスムーズではない感じ、一瞬にして作られる壁のようなもの。

自分と完全一致している時、違和感は感じません。
例えば自分の家にいる時、緊張感は感じないと思いますが、それと似ています。違和感とは、他人の家にいる時、しかもあまり親しくない人の家にいる時の緊張感と似ています。

自分を大事にするというのは、その違和感を感じたら感じたでそれでよいということ。違和感をどうにかしようとすることが自分を大事にすることではなく。。

違和感をどうにかしようと自分をごまかしたり、他人をどうにかしようとしてしまいがちですが、NOであるならNOでよいということ。
ただし、社会生活ではうまくNOを表現する術なり、YESとのバランスを取るなりは必要なのですが。

社会生活の中で歩み寄るスキルとして必要ではあっても、それ以前に自然と湧いた気持ちにNGを出す必要はないということ。
それがどんな醜い感情でも、自然に湧いたならそれはそれ。
湧いたあとに自制心が働いて、自分が持った醜い感情を表に出さないようにするのはスキル。

喜怒哀楽は何かの反応で自然に起こるもの。
全部まずは自然な起こりがあり、次に思考が来る。
嬉しい時に怒ることができないように、怒りが湧いたときに笑うことはできないのは自然なこと。

すべての感情を自分に対して赦してあげる。
完全な自己受容が、他人への受容に繋がる。
自分を完全に受容できないと、他人から受け入れてほしい、認めてほしいと、承認欲求が起こる。

まずは自分を完全に愛すること=自己受容が何より大事。

自分を完全に愛することができると、他人に必要以上の愛は求めなくなる。
愛される人とか愛する人でもなく、本来、愛は完全に自分の中で成り立つものだ。自分の中でそれが確立されていると、同じような人と縁ができる。
完全な幸せが自分の中で成立できている同士がパートナーシップを組むと、幸せがパワーアップされるのだ。







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