ユニバーサルな思いを響かせたいと改めて思った
昨年、ユニバーサルマナー検定を受けてきまして、無事に3級・2級を同日取得しました!!
受けてから10カ月ほどという謎の長い時間(ただ単に放置していただけです)が経ってはいますが…-。
ということで、先に証拠出しちゃいますねー。
ということで、2級の試験は約70人に1人という満点合格を叩き出しました!!(わーいわーい♪ここだけ嵐の櫻井翔さんに並んだよー)
念のために合格番号は一部だけわかるようにしています。
随分時間が経ってしまったのと、この度1級ができたそうなので復習がてら資料を出して改めて思い出してみました。
あんまり講習の内容を出すわけにはいかないので、程々に書いていきたいと思います。
講習を受けて印象に残った言葉といえば
「ハード(物理的な面)はすぐに変えられなくても、ソフト(人の中にあるハート)はすぐに変えられる」と、「まずは声をかけてみる、対応に完璧は求めなくていい」という言葉でした。
前者の言葉は以前も聞いたことがあったので、もう検定というか、ミライロさんの名言となっているものですが、私も身体障害(脳性麻痺)、車椅子の当事者として、皆さまに少しでも“気づき”を与えられる存在になれればいいなぁと思っております。
後者の言葉は、今回見直していて、改めてハッとしました。
私以外にも、鬱だったり発達障害だったり身体障害の仲間だったり、障害(に近い場合を含む)を抱えている知人が多いのですが、過去の対応を思い出していて、「このときのこの対応は間違えてしまったかな……?」と後悔する出来事があったのです。だけど、完璧を目指さなくていいのです。もし、間違えてしまっても次回から修正すればいいのです。
これは、私の当事者目線からもいえることで、ユニバーサルマナー検定で教わった模範的な対応をされた回数は多くないです。違う対応をされることも圧倒的に多いです。私の車椅子がオーダーメイドのため、いわゆるピッキングレバーと言われる部品がなくて、押されていても段差でつまづくことはかなり多いです。
それでも、車椅子を押していただけるだけで、ありがたいのです。その気持ちだけでもう嬉しいのです。
だから、皆さん心配になったらためらわないでお声をかけてください。失敗は恐れることありません。
失敗しちゃっても、その気持ちが嬉しい人が大半ですから大丈夫です!
ちなみに、むげに断られるパターンもありますが、「その場合は気にしないように」と、ユニバーサルマナー検定の中でもありましたので、親切をアダで返すような人のことは、すぐ忘れてください。
他に思い出したことといえば、「白杖(視覚障害の方が目の代わりになる杖のように見えるもの)には、むやみやたら触らないでください」という話がありました。
私が福祉作業所にいた頃の宿泊旅行で、職員から、「彩希さんの車椅子、部屋のみんなをお手洗いに連れて行くのに丁度いいから、夜間のお手洗いが必要なときに借りてもいい?」と聞かれました。職員さんや利用者の負担を考えて承諾しましたが、内心は、『ちょっと嫌だな……』と思っており、お世辞にも“快諾”とは呼べない心境でした。
白杖をむやみやたら触らないように。というのは、車椅子を他の人に座られたくないという、当時の私が抱いた思いと同じなんだと思います。
いくら学んでも、私には、手話や高齢者のお手洗いなど、私にはできない部分があります。
それでも、私は今般できたユニバーサルマナー検定1級の資格取得を目指す予定です。資格取得を通して得た知識を活かして少しでも良い世の中にしていきたいと思うからです。
特に、2級は障害者や高齢者を疑似体験することもあり検定料はややお高めな気がしますので、全員にこの研修を受けてください。なんてオススメはできませんが、今回この記事を書いた私の思いが、1人でも多くの方に響いて届けば嬉しい限りです。
最後に、興味を持った方のために、ユニバーサル検定をやっている、日本ユニバーサルマナー協会さんのサイトをリンクしておきます。
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