恩人の誕生日

こんばんは
本日は更新が遅くなってしまいました。

さて、本日はnoteをはじめた当初から書くネタを決めていました。
私の恩人(今の会社に入ろうと思ったキッカケ)であり、今までの少ない人生ながら一番好きだった人だと思える、そんな方のお誕生日なのです。
本日は、そんな思い出話エッセイをお送りします。

この先、イニシャルではないのですが、その方を「Yさん」と呼ぶことにします。

私のYさんに対する第一印象は、「気の合いそうな人だなぁ」という感じでした。それが、優しさに触れ、励まされるうちにYさんのことが好きになっていました。

ただ、その恋には大きな問題がありました。
当時の私は福祉作業施設の利用者、Yさんは同じ福祉施設の支援職員。多少わかりやすいように例えると、『学校の生徒と先生』のような関係にあたります。
当然恋愛関係になるのは好ましくない関係性ですし、Yさんが仕事を辞めなければならなくなる可能性は容易に想像がつきます。Yさんが振り向いてくれるはずはありませんでした。
1度(Yさんスルーを含めると実は2度)正直に告白をしましたが、振られました。

それでも、どうしても、私はYさんが好きでした。
とても悩んだ末に、私は1度諦めた就職を目指すことにしました。
就職を決意した後は、すぐに他の支援職員から短期の職業訓練を紹介され、訓練の修了後には、障がい者用の就労支援機関に登録され、紹介された担当者が今の会社関係と過去に縁があった方で、10代の頃に経験した就職困難が嘘のように話が進みました。
結果、決意から1年と少しで、無理だと諦めていた一般企業への就職まで辿り着き、私は福祉作業施設を退所しました。

その後、結局その恋は叶いませんでした。Yさんは(そもそも私のことを好きではなかったでしょうし、この表現は違うと思いますが、)仕事を選び、現在も福祉施設で働いています。私が福祉施設を退所した後も、変わらず『(元)利用者』として接していると思います。
一方の私も辞めたくはなっていますが、退職することなく働き続けています。(まさか数年も辞めないとは思っていませんでした…)

恋が実ることはありませんでしたが、就職を諦め、「一生を福祉施設で過ごす」と1度は決意した私に、就職のキッカケと機会を与えてくださったYさんには感謝の気持ちでいっぱいです。(ご本人はここまで気がついているかどうか…)
でも、頬に冷たい飲み物当てられたこともあるし、第一印象どおり趣味に共通部分があって盛り上がることもあったし、できれば恋が実って欲しかったなぁ…と思う私なのでした。

#エッセイ #恋愛 #思い出話 #失恋 #誕生日 #ありがとう

2018年8月26日 修正
マガジンの作成に伴い、有料で公開していたおまけ部分については別記事として作成し直しました。
本記事はおまけ要素なしの無料公開に変更となりましたので、ご承知おきくださいますよう、お願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?