平等な障害者雇用なんて無理だと思う

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地元の自治体に関して調べてみたところ
身体障害→正規採用
知的障害→期間限定のトライアル雇用
精神障害→更新可能性有りの嘱託職員採用
上記のとおりです。

こんな感じだと、「身体障害の人はどこの自治体にも正規で採用してもらえていいなぁ」と思われる方が多いのでしょうが、実際そんな甘くないのです。
身体障害は身体のどこかが思うように動かなくて手帳を持っていればいいのです。私は脳性麻痺ですが、私みたいに脳に障がいがなくてもいいのです。
普通に生まれて、事故で頭には一切問題がないものの足がちょっと思わしく動かなくなった人も対象なのです。
つまり、普通に大卒でバリバリ社会人として働いていた人と、私のような先天障害で高卒の人が同じ土俵で争わなければなりません。
勝てるわけがありません。
一見羨ましがられている身体障害の中でも差別という意図はないでしょうが、優越の差は出ていると思います。

また、地元の自治体での障害者雇用形態が上記で固定されているため、身体障害には知的障害のようなトライアル雇用や精神障害のような契約更新型の嘱託採用はありません。
正直私はトライアル雇用で働いてみたかったですし、この精神障害の方と同じような形態で現在の会社に雇用されていますが、扱いが低い的な不満は対してありません。
それでも身体障害に区別されるため、公務員になるのだとしたら、それほどなりたくもない正規採用の試験を受けざる得ないのです。

自治体の区別もそうですが、先天性と後天的な障がいによるもの、同一の障がい名でも程度によるもの、その辺りのフォローが上手くされないと、誰でも働ける社会になるのは難しいのでは?と思います。

個人的には身体障害の先天部門と後天部門の分別を希望いたします…。
パラリンピック等の障害者スポーツを見ていても、「この人どうせ後天でしょ?頭はしっかりしてるんでしょ?」と思ってしまって感動できないことのほうが多いので……。

#コラム #エッセイ #障害者雇用 #障害者採用 #平等 #先天性障害 #後天的障害

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