直川・黒澤地蔵尊の「初地蔵」。
佐伯市直川の願王庵「黒澤地蔵尊」。
立派な旗がひらひら。見事です。
1月24日は、「黒澤地蔵尊大祭」。いわゆる年初めの初地蔵です。
家内安全・商売繁盛などにご利益がある黒澤地蔵尊ですが、1年に2回、1月と8月の「24日」は延命地蔵菩薩像(大通智勝仏)が御開帳となる日です。
庵の中では、和尚さんがお経をあげ、「転読」をし、肩を教典でポンポンと叩いてくれます。無病息災など祈念するみなさんで賑わいました。
厄年の方は餅をまき、みんなで厄を分け合います。
ところで、下の写真。旗に「愛宕将軍」とあります。
京都市に、標高924mの愛宕山があります。その山頂には「愛宕神社」が、「全国の愛宕神社の総本社」として鎮座。
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愛宕神社はその昔、明治時代に神仏分離されるまで「白雲寺」という寺でした。神社ではなく、「お寺」だったんですね。この白雲寺は、701年頃の創祀とのこと。(その後は、明治維新の神仏分離で廃寺に。そして、愛宕神社となります。)
そして、こちらにある「愛宕将軍延命地蔵菩薩像(大通智勝仏)」。木彫りで平安時代前期の作とされています(800年前後?でしょうか)。この頃、京都の愛宕山「白雲寺」で修行をされた佐伯の僧侶がいたと思われます。
この仏像は、愛宕山で作られたものを持ち帰った仏像・・・。それが御開帳される訳です。貴重です。今なお、人を惹きつけ続けます。力は本物ですね。
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