青田風

青駒の背をふくごとのさや風に
うたう若竹 ささ 姫がにしきの扇の
香しきかな 稔にたつはまだ見えぬ
塩辛、麦わらに待つ 夏衣のあんざんし

乱る潮目のたちだちて反す空路もなきおふ逸れ雁が宿

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