フォローしませんか?
シェア
「普通」なぜそれが必要だったのか。私の頭の中にいつも誰かが語り掛けてくる。弱くてちっぽけな私は、ひそかに生きていくだけで精いっぱいだった。 私が学校へ行けば、まるで蜘蛛の子が散らばるように人は消えていった。話しかけてくれる人もいない。本当は見てほしいんだ私の目の色、髪の色、私自身を。これは「個性」じゃダメですか? ただまっすぐに長く続く渡り廊下は、最強な私を孤独にする道にしかならない。両目から意図せず流れ出る涙はこの場から消えてなくなりたいと願ういたいけな少女だということ。
全部ほどけてしまった。複雑に絡み合った関係は時間をかけて静かに確実にほどかれてしまったことにようやく気付いたときには全てが遅すぎた。 雨上がりの空にできた虹は新しい自分へなるんだよって笑っている。そんな事になっていたとは知らなかったよ。忘れてはいけない教訓が空気中に浮遊する虹の煌めきと同化して眩しさに涙がこぼれた。 君にとって俺ってどうなんだろう、どうだったんだろうのほうが今は正しい。君が再三言っていた「不安だよ」という言葉を思い出す。大丈夫だよ君を泣かせたりしないよってず
私の頭の中は軽い脳震盪のように震えている。 見るものすべてをはねのける力があれば、世界を平等にできると信じていたけど、そう願い叫ぶ私をあなたはいとも簡単に突き放す。 「そんなのはキレイごとだ」 分かってる、わかってたけど面と向かって言われるとどうしようもなく立ち尽くすしかなかった自分に嫌気がさした。 「そんなこと思ったこともない」って言えれば良かったんだけど、自分でもキレイごとだとわかっていたから、だから信じた。世界を平等にできると、信じるしかなかった。 そんなやり取りを見て
無色透明の空に色を足す 空気は冷たく、私の空白の時間をあざ笑うようだった 時間になれば影が生まれ私の鼓動を壊していく 留まり続ける私の影は難問が解ける快感とは程遠いところにあって また空を見上げ無色透明の空を眺める 昔公園の砂場で作った砂のお城は夢中で楽しめた でもその砂のお城は一瞬で崩れ去る、私の物語りのように 今度は私から音も取って、私は無音のまま窓の外を見る 言葉では計り知れない思いが私に影を作っていく このまま私は影の影となり、もうどっちが私かわからなくなって いっ
言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ 終わりのない空へ 君のすねた声が僕の耳を右から左へ聞き流されていく。 標識通りに来た道が全く違うところにいくものだから、困惑している僕をよそに、君は再びアスファルトを歩き続ける。再生される地図マップのリルートの声は無機質に畳み掛け、目的地を見失う。 姿勢正しく歩き続ける君は道を間違えたことを全く後悔していないかのように僕の地図マップと位置を共有してくれ
言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ 赤い靴を履いた少女は砂時計を片手に少年の前に立つ。曲がったネクタイを整えて、さぁ映画館に入ろうか。 まるで熟したトマトのような色の靴は映画のシーンとともに、かわるがわる色を反射する。一コマ一コマを堪能するように靴もそれに応えるように。 透明な吐息は鋭い映像と同化し、まるで蝶が回っているように両方のスピーカーから聞こえる音は儚げだった。私ルールに縛られた
言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ 窮屈な愛の物語り 爽やかな風が私を包み込む。こんな美しい世界に私は酷い言葉を紡いでしまって、生まれては消えていくさざ波を世界で一番憎んだ。 一度も欲しい言葉を生み出すことは出来なくて、呼吸は荒くなる。 私はもう誰かと戦わないことを決めた。本当にそこでは何も生み出さないことを知ったから。茜色の夕焼けで髪は染まり、浅い息を繰り返す。悔しかった思いも全てがさ
言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ 遠くから来た雲は、透明になって消えていった。 もっと遠くから来た雲は、灰色になって帰ってきた。 凍らせた思い出はもう少しだけ遠くに行っててほしいんだ。 「おかえり」って言えるようになるまではまだ会えないんだよね。 閉じ込めた思い出が開こうとするとき、必ず心拍数が上がるんだ。だからまだ向き合えないよ。 あの思い出の続きをできればいいんだけど、それはもう
言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ 神様。どうか私に微笑みをください。 この吐露する思いは、苦いチョコレートのようだった。後味の少し悪い大人の味だけど、慣れてしまえば甘く感じるあの感覚。 あなたの背中を追いかけていた小学生のころは、静かに紙飛行機を飛ばして遊ぶような子供ではなく、常に楽しそうな明かりを追い求めて走り回っていた。欲しいものは誰にも言わない。言ってしまうと無くなるんじゃない
言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ この物語の結末は誰も知らない。僕と青空の間で君は大きな瞳を太陽のように輝かせて笑いかけてきた。君と僕との価値観が同じなら良かったのに。 ほっぺから湯気が出そうなほどに見つめてくる君という「存在感」は、何かの魂胆があるんじゃないかと僕をヒヤヒヤさせる。趣味も年齢も全く違う僕たちは君とのギャップで精神的な差を自覚させられる。敬愛する君の母上に「私の娘という
言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ 色どりのスキップ 世界中をスキップしたい もぅどれが真実かわからないけど、その重みさえもこの羽とともに跳ね回ろう。迷ってしまう日々にそっとカーテンを閉めて、その瞬間花が咲くのだろう。 指先には無数の黒い影が、甘い蜜を喰らいにくる。 それでも、もう大丈夫。さぁここからは息抜きの時間だよ、早朝は漆黒の闇からすべてを潤わせてくれるから。君の焦点はどこだ
言葉の羅列から生まれるストーリー 無造作に無作為に言葉を羅列する そのままの順番でストーリーを作る 今日はこの羅列↓↓↓ 闇夜を歩く猫、湧き水で遊んだ帰り迷子のようにキョロキョロと周りを見渡す鳥を見つけた。その姿は今にも消えそうなほど細く弱々しく、そのまま彼は扉の前で弧を描くようにうずくまってしまった。 それでも視線だけは何かをとらえ、足先は震えているが何かの到着を待ちわびているようにも見えた。風が彼を容赦なくたたきつける。古びた街灯から猫は様子を伺う。夜明け前の薄暗い
「先生、質問です」そばにいるだけでよかったけど、 私の心の原石は、音もなく崩れていく 映画を見に行こうって待ち合わせた昼下がり、 最初の言葉に愛があふれる 手のひらに書いた「人」の字を左目だけで見つめる 姿勢の悪い先生の授業の中の長い沈黙がすき 帰り道の鳥居、小さい頃よく来た懐かしさに浸る 手を添えてまた明日 つま先に力を入れて、遅刻寸前の坂道を走ろう メガネ姿に細い目の先生と話したくて、制服のスカーフを直す 三本目の木の下、街路樹にいる先生の仕草が無邪気で そして穏や
思い出される記憶はすべて無色透明だった。 素朴なあいつの顔が浮かぶ。 朝ごはんを食べるのは決まって 太陽が西に沈む時間だった。 砂を食べているように味がしない事も、 不規則な生活も、すべては心の痛みから始まる。 あの頃の葛藤に比べれば 波が引いたように静かになった。 いつかの約束を紙一面に書きだす。 頭の中は架空の世界でいっぱいだ。 その世界に入るための鍵は ぐっすり眠ることにある。 彼の動くことのない決意を 小指でなぞる。 光のような存在の彼の背中には ドーナツのよう