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しつれん

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どんな過去もあなたを作る道* 苦くて甘くて切なくて辛くて 感情をたくさん味わって”あなた”を作ろう
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#眠れない夜に

寂しいと感じる時間

寂しいなんて言葉では物足りない しずかな空間で息をするのは慣れない いくら後悔しても戻ることは出来ず となりには誰もいないことを知る 感覚がどんどん鈍くなって じかんの経過が分からなくなって ループする夢の中を彷徨う 時刻はもう3時、悪夢の時間が終わる 間接照明が私を照らし続ける 言葉遊びシリーズ 失われた愛と、その後の空虚感を縦読みのメッセージにしました 夢に見るのは彼のこと・・・

あいまいな愛

答えのある中で生きてきた私は 答えのない世界でどう生きればいいんだろう こんな曖昧な世界で私は何を探せばいいんだろう 答えはどこ?探して見つかる? どいういう思考で?ヒントをちょうだい そうやって答えになるかも分からない答えを探し続けてる この心が折れないのはきっと 君がずっとそばで見守ってくれてたから 答えのない感情の中で君は 答えをくれる あぁそうかそうだったのかと腑に落ちる 甘くてあいまいな、、、 これが恋しいということか 最後に君はとてつもない謎を置いていっ

地球の丸さと私の角

誰も泣かないように地球は丸くなったんだって だから私は四角い部屋で一人泣いているんだ 昨日のことが嘘のように、また今日がくる だけどあの感情は引きずったまま 暗い部屋に光が差し込んできたとしても 私の感情はびくともしない、頑丈なものだ 「さよなら」の意味を理解するのは早かった ごめんね、ごめんねって思いが声にならずに 消えていった

記憶の片隅

あ、この香り あ、この歌 あ、この時計 あ、この小説 あ、あ、あ、、、 もういないはずのあなたは どこにでもいて もう思い出すこともないと思っていたのに 私の記憶の片隅に住みついて 私を縛っていく あなたはそうとは知らず わたしは何度も泣いた

笑う雨

穏やかな夜、静かに雨は降る 月も星も顔を見せない空、窓ガラスに滴る雨をなぞる 悔やんでも戻らぬあの日を 窓ガラスを伝う雨滴の流れをなぞっても無駄だと知っているのに 私は窓辺に座り、遠い過去を思い出す もっと素直だったら、あの子みたいだったら 彼との別れの痛みが、時折顔を覗かせ 私の心を押し潰す あの時に戻れるなら、今の私なら 今更考えても仕方ないことばかりが心の中でループする 過去の記憶が蘇り、ため息と後悔の念が心を覆い尽くす あの日を思い出す雨を見つめては ため息とやり

幸せのレシピ

幼稚園から一緒のあの子は、すぐに流される あの人が今きになっててー あの子と最近気が合うんだよねー 気になる人とは、ちょっとしたことですぐケンカしたり 嫌いになったり、ほんとに忙しいヤツ。 今日は雨ですることなくて なんとなく入れたライン「暇ー」 既読になったのは夕方だったから 気になる人と遊んでたんかなって いつものパターンだし、俺はここにいつもいるんだよって 言いたいけど伝わらない想いに蓋をして 「既読スルーすんなよ」って軽く返す それでも返信ないから、何かあった

大さじ3

最近見かけた先輩に一目ぼれ 見た目も、部活も、仕草も 全部カッコイイ ラインもすぐ既読、即返信 脈ありじゃない?って盛り上がってたのに 親友があっさりと あの人彼女いるから諦めたほうがいいよ。 さっきまで応援してくれてたじゃん? あんたの為に言ってあげてるじゃんって それ先輩の前で言う? 一人舞い上がってた私がばかみたいじゃん もう全部どうでもよくなって一人で帰った 何もしたくない、誰とも話したくない なのに、こんな時に限ってあいつからのライン 「暇ー」って「既読スルーす

始まりの海

一人きりのホテルは、私には広すぎた マグカップにコーヒーを注ぐ時間さえ、長く感じた 潮の香りに涙を引き連れて 孤独が部屋を包み込む、 静寂が心を満たす中で、 希望の灯りがゆっくりと揺らめく。 失恋の痛みが、胸をえぐり 彼との思い出を抱きしめて 私は眠りにつく 波のリズムが過去の痛みをやわらげ 空の青さが未来への道しるべとなる 新たな旅が幕を開ける この場所で 喪ったものよりも 手に入れるべきものがあることを知った 一人きりのホテルで 私は再び生まれ変わる 静けさの

あめなみだ

今日は雨降らないって言ってたじゃん 枯れた心が静かに息をひそめている 空は突然暗くなり、約束を破って雨が降る 雨粒が頬を伝うたび、よみがえる想い さっき流し忘れた涙が、私の心を洗い流す 誰にもバレずに、心の痛みとともに ちょっと遅れてやってくる 涙も心も すべて時間差があるんだね 彼の声が聞こえた気がして振り返るけど 長い長い電車が私を遮った もう遅かった、全部時間差のせいだ 雨が涙を連れてきたんだね 雨が止むころには 電車も通り過ぎて 涙も心も乾く、雨よありがとう