休演について雑記

今朝の発表で、宝塚は4/12までは休演を延長となっていて、それはもちろんしかたがなくて、でもそうか、全公演中止とは決して言わないんだな…とも思った。宝塚は一年後の公演まで決めて、かなり密なスケジュールで動いているから、全公演を止める。ってことがもちろん難しいのは承知しているんだけど。直近の舞台でも宙組は、幕が一度も上がらないまま残り4日とか6日を残しての休演の発表で、それによってどれくらい劇団やジェンヌさんに負担があるんだろう…なんてことを考えている。

全公演中止にしないってことは、お稽古続けるの?こんなに先が見えない中で、悲しいことばかり決まる中で、ジェンヌさんたちはまだ頑張り続けるの?うそでしょ、つらすぎるよ、そりゃ観たくないわけじゃないよ、全てが中止と決まらないだけで救われるファンもいるよ、そのあとだってきっと無理だろうなって思いながらも、コロナが落ち着いて、平穏が戻って公演が再開される未来が、その可能性が少しでも想像できるだけで、今を頑張ろうって思える人はいると思う。でもそこにかかるジェンヌさんの気持ちって、アクセルをかけ続けなきゃいけないジェンヌさんのことを思うとほんとにしんどい。ゆっくり休んでほしい、前をそんなに向かなくていいよ、と勝手に思ってしまっている。

希望を持ち続けることは何より体力を使うし、その希望が、他の人の心の支えとなっていると知ってしまっている人にとって、その消耗はとてつもないものになるように思う。毎日の公演が、誰かにとっては一度きりの公演で、その人の何日もの日常を支える糧になるんだって信じて舞台に立つ人にとって、幕がいつ上がるかわからない舞台に向かって走り続けること、希望であり続けることってきっと、すごく「当たり前のこと」なんだろう。そう思うからこそ、心配でならない。

次に幕が上がる時、それがいつになろうとちゃんと見にいくし、それを楽しみにこの日々を乗り越えていくつもりです。これまで見せてくれていた舞台で、十分に希望を持てる。だからどうか無事に、心身ともに健康でいてほしいです。





追伸

うつくしいよな、まじで満開ってかんじだよ。周りがどうであれ、いつもうつくしい。それを見られるだけでどれだけ心休まることか。ありがとう宝塚。