マガジンのカバー画像

ベトナムのカケラたち 2023年12月

31
ベトナムのニュースや日常の出来事、様々なカケラからこの国を俯瞰し且つ細部にもフォーカスしながら立体的にべトナムの今を全体像を掴められるよう努めた。「百間は一見にしかず」ではあるが…
運営しているクリエイター

#日本

親日国で暮らし働く。

■スマホ保有率。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月25日付)、「日米中・東南アZ世代(20〜29歳男女)アンケート調査を実施、ベトナムZ世代は総人口の19%、スマホ保有率90.9%、利用実態、価値観等が浮き彫りになる」。 ・本件はインターネット行動ログ分析データより、日本、米国、中国、タイ、ベトナム、インドネシアのZ世代2398人を対象に、インターネット利用、商品購買、価値観についてのアンケート調査を実施し、Z世代のインターネット利用実態や価値観・理想のライフスタイ

父の背中は越えられない。

◾️思春期に手が掛からなかった。 ・昔、母は私にこう言った「子どもたちの中で、あなた(サイゴン山本)が一番手が掛からなかった」と。 ・親に歯向かうことなく思春期を終え、仕事や遊び等で真夜中に帰る日々が続き、母親に小言を言われる事が多くなった。 ◾️お母さんごめんなさい。 ・ある日私は母の小言に我慢できず、母が傷つくような言葉を選び、母を罵った事があった。母は黙っていた。 ・隣にいた父が口を開くが私を叱るわけでもなく、いつものような穏やかな口調と言葉遣いで、私にこう言った、「

国で異なるビールの乾杯方法。

■世界のビール消費量。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月22日付)、「2022年の世界ビール消費量、ベトナムが世界7位、日本10位に後退、中国首位」。 ・22年世界のビール消費量はコロナ禍から回復傾向にあり前年比+2.9%増1億9210万キロリットル(kl)となり、「東京ドームをジョッキに見立てて約155杯分に相当する」そうだ。22年の数値はコロナ禍前2019年比でも+1.0%の増加となっている。 ■キリンホールディングス発表データ。 ・上述のデータはキリンホール

ベトナム-日本間、行き交う人々。

■日本へのベトナム人観光客数は過去最高。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月21日付)、「日本へのベトナム人観光客数は過去最高、11ヶ月で53.7万人超え(2019年49.5万人)」。 ・在ベトナム日本国大使館大使は、「2023年が日本とベトナムの外交関係樹立50周年を記念する特別な年であることを強調し、観光客数の増加に喜びを示した」。 ・日本政府観光局(JNTO)のハノイ事務所長は、「同局は2021年秋から日越外交関係樹立50周年に向けて観光促進の準備を進めていた」

OKY=お前が、来て、やってみろ。

■2023年日系企業の業績。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月13日付)、「『JETRO(日本貿易振興機構)』発表、2023年在ベトナム日系企業54.35%が利益を出し(コロナ禍前2019年65%超え)、2024年50.4%業績改善と予想」。 ・同調査は「ベトナムの日系企業2122社を対象に行われ、有効回答は849社(製造407社、非製造442社)であった」。この中で企業の21.2%は事業状況を「均衡」、24.4%は「赤字」とした。 ・2023年の営業利益見込みは3

ベトナムの定期預金金利。

■銀行融資条件の緩和要請。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月8日付)、「チン首相は銀行融資の柔軟性を高める事を要請。この背景にはベトナム経済4.24%拡大、2024年のGDP成長率6〜6.5%を目指している 」。 ・また、「貸出に関する新たな試みが国内の経済活動を支援し、外需の弱さによるベトナムの回復を支えることを目的」としている。 ■政府は2024年GDP成長率6〜6.5%を目指す。 ・チン首相は国家銀行に対して「現実的ではない貸出条件を課す貸出機関に対する罰則

代名詞で会話が成立する国。

■OECDの調査。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月8日付)、「経済協力開発機構(OECD)は世界81ヵ国・地域の生徒学習到達度、VN/日本は科学的リテラシー35位/2位、読解力34位/3位、数学的リテラシー31位/5位」と発表した。 ・本調査は義務教育終了段階15歳の生徒69万人を対象にし2022年に実施。 ■ベトナムの読解力は世界ランク34位、日本3位、 ・同調査は、「生徒が持つ知識や技能、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを評価するもので

自販機のお茶に感動する。

■ハノイ大気汚染世界ワースト3位。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月4日付)、「『ハノイ大気汚染世界ワースト3位』、空気質指数(AQI)は167で健康に有害なレベル」。 ・スイスの『IQAir社』調査、「特に11月から現在までハノイ市及び北部の他省でも悪化が見られ、市民の健康に大きな影響が出ている」と発表。 ■ハノイのAQIは「健康に良くない」レベル。 ・天然資源環境省の環境汚染管理局は地方環境局に対して、「排気ガスや粉塵が発生する活動を監視、管理することを強く要

幸せのカタチ。

■来年9月は4連休となるか。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月4日付)、「ベトナム労働総連盟は、子どもを持つ労働者の希望を反映、建国記念日(2024年9月2日)に伴う連休延長を提案」。 ・「子どもを持つ労働者の希望を反映」、「周辺国より休日数少ない」等の理由から、ベトナム労働総連盟ヒエウ副会長は『第13回ベトナム労働組合会議』で「建国記念日に伴う連休延長」を提案した。 ■子どもを思い涙ながら訴える。 ・来年9月2日(月)の建国記念日は、休暇を2日間延長し9月2日(

自分の命と引換えるレース。

■ベトナムでの自殺者は年間4万人。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月1日付)、「うつ病は世界で年間147.7兆円の生産性と120億日の労働日数の損失、ベトナムでは4万人が自殺」。 ・11月30日にホーチミン市でベルギー・ルクセンブルク商工会議所とベルギー大使館は、「『国際基準の応用からベトナムでの実践へ』会議で労働者の精神健康ケアについての議論が行われた」。 ■1400万人が精神疾患を患う。 ・世界保健機関(WHO)ベトナム事務所のデータより、「ベトナム人口の最大