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ベトナムのカケラたち 2023年12月

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ベトナムのニュースや日常の出来事、様々なカケラからこの国を俯瞰し且つ細部にもフォーカスしながら立体的にべトナムの今を全体像を掴められるよう努めた。「百間は一見にしかず」ではあるが… もっと読む
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時間がゆっくり流れる大晦日。

◾️大晦日の私の気分。 ・ベトナムでも日本にいたときでも年末、特に大晦日が近づく程、私は気持ちが穏やかになっていく事に気付かされる。 ・それは、「ようやく仕事も終え何とか今年も無事に大晦日、新年を迎えられそうだ」と言う安堵感からくるものである。 ◾️年末年始の咳き込み。 ・社会人になってからほぼ毎年のように、年末年始を迎えるこの時期になると、少しだけ咳き込む日々が続くのだが、年明け仕事に戻り普段の日常が訪れる頃体調は万全になっている。 ・仕事や日常で気を張っている事が多いの

マラドーナと牛ステーキ。

◾️アルゼンチンステーキ。 ・時にベトナムで美味しいステーキが食べたくなる。 ・その時私はどうするか。迷うことなくアルゼンチンステーキを食べに行く。 ◾️牛肉の美味しい食べ方を知る国民。 ・なぜステーキに「アルゼンチン」と名付けるのか。その理由は、「アルゼンチン人が牛肉の食べ方、ステーキの美味しい食べ方を一番良く知っている国民だから」と聞いた事がある。 ・もう少し調べてみると、アルゼンチン共和国は「牛肉の国」とも言われ、人口4千万人の3倍の牛が育てられており、肥沃な平野の栄

想い出に色を点ける。

■ベトナムで人気のブランド。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月28日付)、「『23年ベトナムBestブランドランク』、サムスン首位、ベトナム航空2位、ショッピー3位、ホンダベトナム4位、パナソニック5位」。 ・英国の市場調査会社『ユーガブ(YouGov)』はランク調査を2022年11月~2023年10月にかけて実施、評価指標としてイメージ・品質・価値、満足度、おすすめ度、評判等6つにカテゴライズし算出、発表した。 ■日系もTop10入り。 ・「決済アプリ『モモ(M

ベトナムの観光資源。

■観光業は過去5年で最高水準。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月28日付)、「ホーチミンの観光業は過去5年で最高水準、2023年総収入9311億円と夜間経済や地域連携を通じて観光客を引き付ける戦略の成功を示した」。 ・この成長は主に3つの要因として「パンデミック後の観光製品の開発と多様化」、「観光局と旅行会社の連携、協力」、「都市各区に夜間経済開発等ユニークなツアー提供」が挙げられている。 ■夜間経済活性化。 ・観光客へ市内外へのツアーをより多く販売することが可能

ベトナムサッカーの未来。

■世界FIFAランキング。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月21日付)、「最新FIFA世界ランク、150ヵ国中でアルゼンチン首位、日本17位、ベトナム94位、香港150位」。 ・FIFA世界ランキング(FIFA/コカコーラ世界ランキング)とは、「国際サッカー連盟 (FIFA) より発表される代表チームのランキング。現在最新のランキングは2023年12月21日に発表されたものである」。 ・ランキングは、「ポイント制を採用し、FIFA公認の全国際試合の結果に基づきポイン

それでも高いベトナム預金利率。

■銀行の預金金利は史上最低年率。それでも高いベトナムの預金利率。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月26日付)、「現在、ベトナムの21の銀行が預金利率を引下げ、ベトコム銀行は1~2ヶ月1.9%史上最低となる」。 ・ベトナム大手銀行グループの1つであるベトコムバンク(Vietcombank)は、「預金金利を史上最低年率1~2ヶ月1.9%、3〜5ヶ月2.2%、6〜11ヶ月3.2%」となった。 ■国家銀行が定める年率。 ・「予想されている2023年のインフレ率4.5%、ベ

親日国で暮らし働く。

■スマホ保有率。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月25日付)、「日米中・東南アZ世代(20〜29歳男女)アンケート調査を実施、ベトナムZ世代は総人口の19%、スマホ保有率90.9%、利用実態、価値観等が浮き彫りになる」。 ・本件はインターネット行動ログ分析データより、日本、米国、中国、タイ、ベトナム、インドネシアのZ世代2398人を対象に、インターネット利用、商品購買、価値観についてのアンケート調査を実施し、Z世代のインターネット利用実態や価値観・理想のライフスタイ

父の背中は越えられない。

◾️思春期に手が掛からなかった。 ・昔、母は私にこう言った「子どもたちの中で、あなた(サイゴン山本)が一番手が掛からなかった」と。 ・親に歯向かうことなく思春期を終え、仕事や遊び等で真夜中に帰る日々が続き、母親に小言を言われる事が多くなった。 ◾️お母さんごめんなさい。 ・ある日私は母の小言に我慢できず、母が傷つくような言葉を選び、母を罵った事があった。母は黙っていた。 ・隣にいた父が口を開くが私を叱るわけでもなく、いつものような穏やかな口調と言葉遣いで、私にこう言った、「

国で異なるビールの乾杯方法。

■世界のビール消費量。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月22日付)、「2022年の世界ビール消費量、ベトナムが世界7位、日本10位に後退、中国首位」。 ・22年世界のビール消費量はコロナ禍から回復傾向にあり前年比+2.9%増1億9210万キロリットル(kl)となり、「東京ドームをジョッキに見立てて約155杯分に相当する」そうだ。22年の数値はコロナ禍前2019年比でも+1.0%の増加となっている。 ■キリンホールディングス発表データ。 ・上述のデータはキリンホール

風まかせのカウントダウン。

■ベトナムのカウントダウン。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月22日付)、「年末カウントダウン、ホーチミン市内複数個所では花火や音楽祭等多くのイベントが開催される」。 ・同市内では2024年の新年を迎えるため、2ヵ所での花火、音楽祭、マラソン大会、武道の祭り等多くのイベントが開催される予定。 ■4、5万人規模のイベント。 ・花火は2024年1月1日(月)24:00〜24:15分の15分程打ち上げられ、「上空への打上げ花火はサイゴン川トンネルとグローバル・シティのエ

ベトナム-日本間、行き交う人々。

■日本へのベトナム人観光客数は過去最高。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月21日付)、「日本へのベトナム人観光客数は過去最高、11ヶ月で53.7万人超え(2019年49.5万人)」。 ・在ベトナム日本国大使館大使は、「2023年が日本とベトナムの外交関係樹立50周年を記念する特別な年であることを強調し、観光客数の増加に喜びを示した」。 ・日本政府観光局(JNTO)のハノイ事務所長は、「同局は2021年秋から日越外交関係樹立50周年に向けて観光促進の準備を進めていた」

セールから見るベトナム景気。

■世界銀行が見るベトナム。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月20日付)、「世界銀行(WB)は『ベトナム経済振興策を24年迄延長すべき』との見方を示した、23年小売売上高は内需があまり改善せずコロナ前の水準を下回る」。 ・WBはその他、長期的な経済成長を支えることにもなる、「金融市場の弱点克服が経済安定化に貢献」、「対越海外直接投資やインフレは良好な兆し」、「不動産市場の健全な発展を促進すること」等と示した。 ■経済支援対策24年迄の延長を検討。 ・「対ベトナム海

『日本昔ばなし』の世界。

■気温1℃のベトナム北部。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月18日付)、「23年ベトナム初の寒波、寒気の影響、地域で異なるも北部は最低気温1~13℃を記録」。 ・北部ベトナムは「今年初の広範囲にわたる寒波に見舞われ、多くの地域で気温が10度C以下に低下している」。 ■霜が降り始める。 ・「特に中国に隣接する北部ランソン省のマウソンでは気温が1.2℃まで低下した」そうだ。 ・この寒波は非常に強い寒気の流入を受けて発生し、「ハノイ市では最低気温が12.5℃となり、そ

唐揚弁当は日本レベル。

■『Capichi』。 ・最近のベトナムNEWS(2023年12月15日付)、「ベトナムの新興飲食デリバリーサービス『Capichi(日本語注文可能)』は、日本逆進出でインバウンドの開拓を目指す」。 ・ベトナムに暮らす外国人は、スマホから母国語で食事を手軽に注文できるため、英語が苦手な外国人や母国語で注文したい人にとって『Capichi』は非常に重宝されるこのサービスは日系スタートアップ企業が手掛ける。 ■一国のサービスをアジアへ展開。 ・『Capichi』は広島市で多言