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ベトナムのカケラたち 2024年7月

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ベトナムのニュースや日常の出来事、様々なカケラからこの国を俯瞰し且つ細部にもフォーカスしながら立体的にべトナムの今を全体像を掴められるよう努めた。「百間は一見にしかず」ではあるが…
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#余談

渡航者の努力の賜物。

■ベトナムの国際観光客数。 ・最近のニュース、「2024年初頭〜7月末迄、ベトナムの国際観光客総数1000万人に達すも3ヶ月連続で減少」。 ・ベトナム国家観光局より「7月はベトナムに115万人の外国人観光客が訪れ前年同月比で10.9%増加した。一方、6月比で約10%の減少が見られた」。 ■ベトナム政府目標1800万人。 ・市場規模においては「韓国が引続きベトナムへの最大送客国であり260万人(全体の26%)の観光客を送り出した。次いで中国が210万人(21.4%)2位に位置

パリオリンピック価格。

■ベトナム経済成長予測。 ・最近のニュース、「特に製造業の成長が顕著、『HSBCは2024年ベトナム経済成長予測、6%→6.5%に上方修正』」。 ・HSBCの専門家は「2024年第2四半期(Q2)のGDP成長率が前年同期比6.9%と大幅に上昇し、過去2年間で最高水準に達した事で上半期の成長率は6.4%と同社及び市場の予想を上回る結果」となった。 ・「特に製造業の成長が顕著で前年同期比10%増加した。これは電子機器分野の回復が主に寄与しており、Q2の輸出は前年同期比15%増加し

日本人である有難み。

■パスポート自由度ランク。 ・最近のニュース、「『パスポート自由度ランク』、199ヵ国中ベトナム88位、日本2位、シンガポール首位」。 ・『ヘンリー&パートナーズ社』は「世界199ヵ国・地域のパスポートおよび世界227ヵ国・地域の渡航先を対象とした『パスポート自由度ランク/The Henley Passport Index』の最新版を発表」した。 ■日本はビザ免除国数が192ヵ国。 ・同ランクは「査証(ビザ)免除または到着ビザ(アライバルビザ)で入国できる国の数を指数化して

ベトナムの横顔。

■チョン書記長死去。 ・最近のニュース、「7月19日病気のためチョン書記長死去(80歳)、国葬は25、26日ハノイ市国家葬儀場で執り行われる」。 ・国葬が執り行われる両日は「ベトナム国内の公的機関や公共施設で半旗を掲げるほか、全国では映画館等の各種娯楽活動を自粛する」必要がある。 ■ドイモイ政策を思想面から支えた。 ・故人は『ベトナム共産党/第7代中央執行委員会書記長』を2011年1月19日〜2024年7月19日まで務めた。 ・彼の経歴は「ハノイ総合大学業後、1968年12

国民の熱狂を力に変えて。

■パリ五輪メダル報奨金額。 ・最近のニュース、「ベトナムスポーツ各連盟は『パリ五輪メダル報奨金額(金310万円、銀217万円等)』を発表」。 ・先日ハノイ市では「2024年パリオリンピックに出場するベトナム選手団の出陣式が行われた。出陣式後、国内の複数のスポーツ競技連盟がメダル報奨金額を発表」。 ■金メダル310万円。 ・パリオリンピックは7月26日〜8月11日の3週間余りにわたって開催され32競技329種目が行われる。ベトナム代表団は「39人から成りこのうち16人(男子4

サイゴンっ子やハノイっ子。

■古着トレンドの風が吹く。 ・最近のニュース、「ベトナムのZ世代間に古着が流行り『低コスト、様々なスタイル、自由自在なコーデ』を楽しむ」。 ・ベトナムの若者の間では「セカンドハンド≒古着ファッションの人気が高まり、手頃な価格だけではなく、独自のファッションスタイルを表現できる機会が得られるためである」と言われ、今ベトナムでは古着トレンドの風が吹く。 ■若者たちのインスピレーション。 ・ある古着愛好家たちは「Z世代の一員として、古着で上手にコーディネートする若者をお洒落」と感

微力ながらベトナムに貢献。

■Asian Development Outlook. ・最近のニュース、「アジア開発銀行(ADB)は、ベトナム2024年/25年のGDP成長率予想+6.0%/+6.2%に据置く」。 ・ADBは『アジア経済見通し(Asian Development Outlook)』のレポートで上述を発表。 ■2024年下半期スタート。 ・ADBは「2024年1-6月期の成長率の積極的な結果に基づき上述の数値を示し、また2024年/25年のインフレ率は共に+4.0%」と予想した。 ・しかし

ローカル商店の一コマ。

■ベトナムのモバイルマネー利用者数880万人。 ・最近のニュース、「2024年5月末時点、ベトナムのモバイルマネー利用者数は前月末比+3.3%増、前年比2.3倍増加の880万人、内72%630万人農村/山岳地の人々」となった。 ・ベトナム情報通信省は「モバイルマネーの利用可能な場所は全国27万6000ヵ所となっている」事も発表。 ■同試験導入は2025年末まで延期。 ・利用者は「銀行口座やスマートフォン、インターネット接続がなくても同サービスを利用できる」。またモバイルマネ

力を合わせ上昇する国力。

■ベトナムのデジタル経済規模は35兆円と予測。 ・最近のニュース、「米Googleはベトナムのデジタル経済規模はAI発展で2030年に35兆円到達の可能性を予測」。 ・インターネット検索大手の米グーグル(Google)は「『ベトナムの人工知能(AI)、未来の創造』プログラムを始動」。同社代表者は「ベトナムのデジタル経済は2030年までに現在の11倍の規模に膨らみ、現時点における年間国内総生産(GDP)の半分に相当する35兆円に達する可能性」を予想した。 ■ベトナムのAI専門

外野でなく二人が決める。

■ホーチミン市は少子高齢化が進む。 ・最近のニュース、「ベトナムのホーチミン市は少子高齢化「60歳以上の人口割合12.5%110万人」で同市当局は『夫婦1組に子供2人』スローガンを呼掛け」。 ・国家人口データベースより「2023年ホーチミン市の60歳以上の人口は110万人、同市人口全体の12.5%を占め、2022年の割合は11.0%で、それ以前は10%を下回っていた」。 ・60歳以上の人口割合の推移から、同市の人口高齢化が急速に進んでいることが窺える。「一方2000年から現在

2G通信サービス終了。

■ベトナム情報通信省発表。 ・最近のニュース、「ベトナム情報通信省、第5世代移動通信システム(5G)対応を2025年迄に全国全ての省・市、工業団地、ハイテクパーク、研究開発センター、鉄道駅、港湾、国際空港等へ拡大目標を発表」。 ・同省は「2025年までのベトナム移動通信ネットワークの品質向上計画」を承認。同計画は「個人や企業のサービス利用体験を向上させるほか、デジタル経済、デジタル社会、デジタル政府の促進に貢献する」見込み。 ■2G終了し4G/5G主流へ。 ・計画によると「

時代の風に流れ乗る。

■CIEM発表、ベトナム2024年GDP成長率。 ・最近のニュース、「中央経済管理研究所(CIEM)発表、『ベトナム2024年GDP成長率予想+6.55〜6.95%(前回+6.1〜6.5%)に上方修正』」。 ・CIEMはドイツ国際協力公社と共催、『マクロ経済に関するシンポジウム』で「2024年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率の最新予想を発表」した。 ■新しい経済モデル。 ・CIEMは引上げの理由を「2024年1〜6月期のGDP成長率が前年同期の+3.72%から+

未曾有の経験に感じる事。

■ベトナム計画投資省。 ・最近のニュース、「計画投資省更新、2024年GDP成長率Q3・Q4筋書1/+6.5(%)・+6.6、筋書2/+7.4・+7.6」。 ・チン首相は「政府定例会合を主催し2024年1-6月期の経済運営を振り返り、通年目標の達成に向けて関連省庁の努力を求めた」。 ■計画投資相曰く。 ・計画投資省海外投資局(FIA)発表、「海外直接投資(FDI)に関するデータ、1-6月期のFDI認可額(推定値)は前年同期比+13.1%増2.4兆円。同期の実行額(推定値)は

ベトナム社会主義共和国。

■公務員基礎賃金+30%増引上げ。 ・最近のニュース、「ベトナム政府は7月1日から公務員基礎賃金+30%増、夫々の月額給与は共産党書記長、国家主席は19万円、首相及び国会議長は18.2万円に引上げられた」。 ・政府は6月30日、「公務員の基礎賃金を規定する『政令第73号/2024/ND-CP』を公布し、2024年7月1日に施行」された。 ・本政令により「公務員の基礎賃金は2023年7月1日から適用されていた従来の月額1万1200円から+30.0%増の1万4500円)に引上げら