現役中学不登校生ブログ 第一章 保護者へ
こんにちは。「最後の砦」です。
不登校生、もしくはその保護者の方々の不安、又は悩みを解消できる「砦」になりたいと思い、開設いたしました。
尚、当ブログは「現役不登校生」による日々の不安の解決方法や勉強方法などを記録に残していく予定です。もし、不登校生ブログ卒業後の方々が見たいので有れば、私以外を探してください。
軽い自己紹介です。私は中高一貫校の中学三年生の初めに鬱病により不登校に。高校受験に向けて勉強中です。詳しいことは、質問ください。
今回の章は、自分自身の気持ちと行動の変化、親にしてもらってよかったこと、悪かったことについて触れていきたいと思います。
筆力は中学三年生なので悪しからず。
ちなみに、画面越しのお父さんお母さん。休めてますか?体では無いです。 心です。休んでくださいね。自分の子供が歩けない時の頃のことを思い出して。自分の体調が直に子供に響きますよね。今でも変わらないです。まず休んでね。私が一番伝えたいことです。
私が不登校になったのは、中学三年生の始まり。始業式に出てません。始業式が始まる5日前。自分の中で何かのスイッチが切れてしまいました。
中学二年生で薄々感じていた「死にたい」「もう人生終わらせたい」そんな気持ちがありました。山から転げ落ちる石が徐々に大きくなり、早くなるように。その石が始業式5日前に頭に直撃し、もう再起不能になっていました。ここが私の人生の転機点です。一日中泣いていたのを昨日のように鮮明に覚えています。ここの時の話は後半で。 それを見た自分の受け皿(言い方ひどいですが、是非耐えてください)、つまり母が無言で自分を精神科に連れていってもらいました。結果は 鬱病。何かあったらすぐ入院みたいな状況でした。毎日ベランダから飛び降りないかの警備。包丁がある台所にも近づいてはいけませんでした。その状態が約3ヶ月。二回目の転機点が訪れます。 お話の始まり始まり
始業式5日目に狂う。→始業式から不登校の始まり。→転機。→高校受験に向けて
始業式5日目の自分を客観視してみましょうか。でも出てくる言葉は一言です。
孤独
これは悩んでいる期間が長ければ長いほど強く感じると思います。誰も助けてくれなかった。ここまで落ちた。落ちるところまで落ちた。なのに誰も助けてくれない。細い腕で良かったから手を差し伸ばしてくれる人が欲しかった。それだけです。こうも考えられます。自分を受け止めてくれる受け皿の役割をしてくれる人がいなかった。ただそれだけです。「だけ」。途中、気持ちが、幾つもの寄り道をしてしまいますが結局は「孤独」です。当時の自分を、体に重りを付けられ東京湾に沈められている人と言いましょうか。誰も気づかない。(傷か無い)。でも自分は傷ついている。それも深く。小説のようになってしまいましたが、これが当時の自分の気持ちです。ただ残念なことに、この気持ちは保護書の方にも、精神科の先生にも、七福神にも解決できないし、分かち合えません。本人のもうすでに真っ黒になった心に深く刻まれます。ここで注意していただきたいのが、自分(不登校者に取っての保護者)の経験を照らし合わせないことです。 自分の子供がそんな状態になって同情したり、共感したりしたい気持ちはわかります。絶対に表に出さないでください。ハッキリ言います。邪魔です。そこらへんの草でも食ってろです。共感するなら、同情するなら、自分が辛く感じていた所を察せよです。
しかし、面白いのがこの傷が深ければ深いほど、後で楽しめるようになりましたね。なぜでしょうかね。笑笑。分からないです。
この時点で保護者にして欲しかったこと
放っておくこと。極力、何もしないでください。というより生活を変えないでください。変えてしまうと、そういう気遣いが、心にナイフを刺すことがあります。幼稚園生でも無い限り自分で考えられます。親には劣りますがたくさん刺激的な世界を学んでいます。自分なりの感じ方、考え方がもうできています。思っているほど子供じゃ無いです。恐らく。
学校を休ませること。これが最初の一手です。娘さんが突然行きたくないと言い出したら、息子が部屋から出なくなったらとか。そういう場合です。時々休ませることが合っているかどうか不安になる、保護者の方がいますが大丈夫です。 後程、お話しますが、これをしてくれる保護者の皆様。神様です。お礼申し上げます。(他の家庭に文句はつけません。あくまでも、自分の場合です。お子さんと会話してみて。是非。)
この時点で保護者にして欲しくなかったこと
自分の経験(気持ち)を子供に照らし合わせること。全くもって役に立たないです。これ不登校に限らず、普通の教育でも大事なことだと思います。幾ら家族とはいえど、別の脳を持った一つの動物です。教育本にでも、この法則をぶっ込んで欲しいです。
学校を休む1日目を客観視してみましょう。
これも一言ですね。地獄。
面白いのが、これは罪悪感ではありません。どちらかというと、恐怖感と虚しさです。恐怖感、、、安全レバーが外れるときに思います。ジェットコースターを、友達みんなで乗り、自分だけ安全レバーが外れ、外に飛ばされる感覚。まあそういう状況になったことに、もちろんありませんが、想像してください。日本独特なのかは分かりませんが、集団から外れるのはかなり怖いことです。
実は、自分自身一番、死に対してこれほどの確信感を抱いた日はありません。包丁は、なかったので、鉛筆で目潰ししそうでした。(比喩ではありません。至って真面目です)。始業式が始まる朝9:00。まだ覚えています。私は鹿児島空港で泣きました。エンジンに巻き込まれて死にたかったです。 バードストライクではなく、ヒューマンストライク。15分経つと、死にたい欲は失せました。ただ、上記のような恐怖感が襲います。また泣きました。
話を少し脱線させます。上で鹿児島空港で泣いたと書きましたが、私の住居は、神奈川県です。精神科で診断された後、翌日に*長崎ー熊本ー鹿児島*とかいう、5泊6日の泊を実行するフットワークの軽さです。これ実は、始業式に家に居させないことが目的だと、後になって知りました。嬉しかったです。ママパパ大好き。重い体を無理矢理、羽田空港に運ばれた時は、先に親から始末しようかと思っていました。結果的に、これが何かの回復の鍵になったのかは分かりませんが、 落ち込み具合が、行かなかった時よりは浅いかもな〜とは思います。自分が無類の飛行機好きだと言うことが、関係しているのかもしれませんね。 そうだ、旅にでよう。
2日目以降は、春休みと同じような生活です。恐怖感はありません。消えました。ただ、2日目以降に襲ってきた不安は恐怖感より恐怖です。学校に行っていない、自分は社会不適合者だ。そう感じます。ご飯を食べる時も、寝る時も全て、そのことを考えていると言っても過言ではありません。これから始まる不安の地獄。地獄です。ここからの期間が地獄です。続きます。
この時点で親にして欲しかったこと
進路の用意。できる限りたくさんの選択肢を用意しましょう。まだ早いと思うかもしれません。そんなことないです。先程言いました、不安の恐怖により、多少なりとも学校に戻ろう(同じ学校でなくても)、社会に戻ろうという気持ちはあります。そんな時、親が2番目の経由地になります。1番目はネットです。ネットという経由地です。つまり、情報取集です。頑張りましょう。親が2番目の経由地と言ったのは、最終決定権が親にあるからです。勘違いしてしまうと思いますが、いくら子供が自分で行く!と決めても、親が拒否するとそこまでです。それに加えて、子供自身が提示した選択肢について、親に断られる恐怖により、味方のはずの親が敵となり、壁になります。そんなことないと思った方。あなたです。 あなたが壁になっています。話を戻しましょう。選択肢を用意し、万全な硬い受け皿になってください。
フリースクールというアボガドを投げられても、私立中高大進学というレタスを投げられても、まだ休むというトマトを投げられても、塾に通うというドレッシングをかけられても、あなたは受け皿です。皿です。サラダを混ぜるボールかもしれません。この受け皿こそが大切です。(ちなみに、あんまり本人の前では、不登校後の進路について調べないでください。早く復帰して欲しいとあからさまに分かるのでプレッシャーになります。 戻りたいと言われた時に、万全な体制で居られるように。お願いいたします。)
主な不登校から抜け出す進路
フリースクール、塾、別の公立学校へ転入などなど 自分に合った方法を
この時点でして欲しくなかったこと
学校、社会復帰の急かし。上に書いたものと反対の言葉だと思ってもらって構いません。理由は割愛します。調べたいなら、本人の見えない所で、それに加えて、検索履歴も消しましょう。不倫を隠す夫妻のような感じでお願い致します。
はい。では、一番長い期間に入りましょう。
落ち込みから高校受験に向けて(転機も説明します)
落ち込み期間をΣ時間としましょうか。シグマと呼びます。私の一番好きなギリシャ文字です。
Σ時間を無駄だと思う方がいるようですが、真っ向に否定します。心を休める時期で、なくてはならない時間です、Σ時間は長い休み時間です。Σ時間の使い方は人それぞれです。その人に合わせましょう。私のスケジュールはこんな感じです。
10時起床→朝食→読書→昼食→読書→夕飯→ペン投げゲーム→21時お休み
このようなニートのような生活です。嘘と思われるかもしれませんが、本当です。お風呂と歯磨きくらいでしょうか。書いていないのは。(ろくに歯磨きしませんでしたけどね苦笑) ペン投げゲームとは、日々のストレスをものに当たることです。現実からちょっと目を背けているはずなのに、暇になると現実を見てしまいます。そこで、暇を作らないために没頭できるもの(私の場合は読書)を見つけましょう。なんでもいいです。ゲームでもいいですし、絵描きでも勿論いいです。 そして、ストレスはものにぶつけましょう。ペンを投げましょう。 ちなみに、村上春樹さんの、『1Q87』『東京奇譚集』おすすめです。 川村元気さんの『4月になれば彼女は』も素敵な本です。
ちなみに、Σ時間で唯一後悔しているのは、没頭するものを2つ以上作らなかったことです。1日に文庫本4、5冊というとんでもないペースで読んでいたのですが、読書という行動は、想像以上に集中力を使います。なので、疲れて何もしたく無くなると、ボーとしてしまいます。アウトです。私の場合、そうなったら、自殺したい欲が湧き出て、負の感情が総動員し、1時間ほど現実世界に戻れません。これが意外とストレスになっていました。二つ目に没頭するとしたらなんでしょうか。アンパイなYoutubeかもしれませんし、けん玉かもしれません。
転機の出会いは、本です。先程紹介した、川村元気さんの『4月になれば彼女は』に加えて、朱野帰子さんの『対岸の家事』この二冊です。私の人生を大きく動かしました。どちらの本も、こっそりBookOffで買ったものなので、親に口が裂けても、勉強を始めたのはこの本のおかげとは言えない。墓場まで持っていきます。後者から、本の概要を説明いたします。
『対岸の火事』 そこは、専業主婦が珍しい世界線。それでも家族のために、専業主婦を選んだ主人公。周りのママ友や育休中の方たちの苦労を目の前にし、自分の生き方はなんなのかーというお話でございます。未だ、専業主婦が職業として認められている世界ではないです。いいか悪いかどうかは別として、苦労があるのは間違い無いです。 そこの苦労がしみじみ心に深く沁みた本です。母の視点と言いますか、そこが面白いです。是非、書店で手に取ってみてください。あっという間に引きずり込まれます。
「1日でいい。誰かにご飯を作ってもらいたかった」
『4月になれば彼女は』川村元気さん作。精神科医の主人公が愛しているか分からない恋人と結婚する。その時、元カノから手紙がーーーというお話です。分類分けをしろと言われたら、恋愛小説なのか否か。悩ましいです。キャピキャピJKの恋愛ではなく、複雑ながら単純。気持ちの表裏がよく描写されています。お恥ずかしい話なのですが、この本がなぜか自分に将来の夢を与えてくれました。精神科医では無いですが、産婦人科医になりたいと。これが、勉強し始めるキッカケになりました。 先程の本とは違い、書店で手に取ったら、中を見ずに持って帰りましょう。アイスコーヒーを準備し、洗濯機と掃除機をかけてから腰を据えて、ゆっくり読みましょう。ゆっくり。
「海まではどのくらいですか」
この二冊が、僕を産婦人科医になりたいと思わせ、生きるのは楽しいことなのかというプラス思考に変えてくれました。おすすめです。あ、でもお子さんに押し付けるのはやめてくださいね、、気に入ったら、リビングの机の上にそっと置いてみてください。笑笑。
この転機から、勉強を始め、運動も初め、相変わらずマイナス思考は時々ありますが、、ここまで大まかな流れです。もし何かあれば、コメントください。質問でもなんでも是非。不登校からの復帰は母数が少ないから、やはり不安になります。ただ、押しつぶされて後悔するより、負けて後悔する方が気持ちいかもという心理で動いてます。
勉強
今は毎日5、6、7時間ほど勉強しております。そして毎日10〜20kmほどのサイクリングをしております。勉強は焦らない方がいいです。ゆっくりいきましょう。ただ、目標はある程度作りましょう。モチベにもなりますし、いい程度のプレッシャーになります。しかし、無理には行わないでください。
注意点* 強制しない。口出ししない。問題集代金は払ってあげて。
塾は週2、1日180分です。
全県模試結果(偏差値)
英語67 数学74 国語52 理科49 社会53
三教科68 五教科64
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一回書いた文章に、肉付けしていったら読みにくい文章になってしまいました。週1のペースで書いていこうかな、、次は何を描こう。
私の好きな言葉
「毟られたのは信じたから」
幸多からんことを祈ります。ではでは。
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