斉賀朗数

斉賀朗数という名前で小説を書いています。曖昧書房というサークルで同人誌を頒布しています。

斉賀朗数

斉賀朗数という名前で小説を書いています。曖昧書房というサークルで同人誌を頒布しています。

最近の記事

理不尽

世の中には理不尽なことが多い。 ‪12時まで寝てた奥さん、部屋が汚いとキレて飯だけ食って、子どもを叱る俺にひとりごとという名目で文句を垂れ流し、また寝に行くまでの時間1時間40分。‬ ‪RTAでもしてんのか。‬ なんてことがあった。これはあまりにもムカついてTwitterに投稿しようと思ってやめた文章だが、どうしてもムカついてしまってこっちに書いた。多分こっちの方が見る人が少ないから。 基本的に仲のいい夫婦なんていうのは、空想上の存在だと僕は思っている。他人と他人が生活し

    • 不安になる話。

      一月は、ジムに九回行った。 三・四日に一回程度はジムに行ったことになる。わりといいペースではないかな。と僕的には思っている。でも本当のことをいうと、二頭・背中の日と胸・肩・三頭の日と下半身の日の三つを順繰りで毎日回していきたい。でも、そこまで自由な時間があるはずもない。なので三日・四日に一回のペースが僕の生活リズムからすると合っている。ただ時々休日出勤なんかがあるとこのペースが崩れることがある。 そうなったら、とても不安になることがある。 一日やそこらで筋肉量がガクンと落ちた

      • 小谷杏子『八月、ぼくらの後悔にさよならを』の取り留めもない感想のようなもの。

        ボーイミーツガールとかガールミーツボーイな話を書きたいと思いながら、結局そういったものをあまり書く機会はない。というのも、そういった心理描写みたいなものを書いている自分を、客観的にというか俯瞰して見てしまって小っ恥ずかしくなるから。 「うわー! 俺は女の子に告白されたいのか!」とか「ぎゃー! こんなくさいセリフ、口が裂けても言えない!」とか思ってしまう。いや、実際そんなことを考えているわけではないのだけれど、なんというかその文章は自分から湧いて出たもので、それはつまり自分の内

        • スマホの後ろに付けるリングの話。

          スマホリングっていうんですかね? あれを先日買ったんです。ただね、これ付けると画面を下にしないと置けないんですよ。いや、置こうと思えば置けますよ。ただ、がたがたゆらゆらしとるんですよ。普段から画面を下にして置く習慣がなかったので難儀しています。ほな付けんかったらええやん。って話ではないんです。いや、そういう話なのかな。よく分からなくなってきたぞ。でもこのリング付けてると結構便利なんですよ。でもその分不便なところも増えて結局プラスマイナスゼロみたいな感じになっちまってるな〜って

          苦味と酸味。

          ビールとコーヒーが好きだ。 ビールは、IPAが好きでよく飲む。苦いビールが、好きだ。でもコーヒーは苦いのは苦手だ。ブラックで飲むけれど、酸味というのかな? がある方がいい。ただ苦味の強いコーヒーは苦手だ。これはとても不思議だなあと自分自身よく思う。 ビールは苦いのが好き。それならコーヒーも苦いのが好きになりそうなのに、そんなことはない。コーヒーは酸味が強いのが好きだけど、苦くても好きだよ。ってなら、分かる。でも、苦いコーヒーはまったくもって苦手なのだ。 なぜなのかいまだに分か

          苦味と酸味。

          ID:INVADEDを見ている。

          舞城王太郎さんが好きだ。高校生の時に「煙か土か食い物」を読んでから、偏愛し続けている。こと舞城王太郎さんのことになると、僕は作品に正当な評価をできなくなってしまうのだ。ただその中でも多少の順位付けは存在する。 ID:INVADEDは、その中でもわりと上位に食い込んできそうな勢いだ。名探偵と自ら名乗るだけでぞくっときた。清涼院流水のJDCも大好きな僕としては、名探偵なんて自ら名乗ってしまう常識から逸脱した存在は大好物なのだ。そして頭に穴の空いた人間。ロボトミーなのか?うん?ロボ

          ID:INVADEDを見ている。

          季節の話。

          春といえばいちごタルト。夏といえばトロピカルパフェ。秋といえば栗きんとん。 分かる人にはわかるし、分からない人には分からない--当たり前--だろう作品が帰ってくる。なんと11年振りに帰ってくるらしい。 その名も小市民シリーズ。米澤穂信さんのとても素敵なシリーズだ。シリーズとはいっても4冊(しかも、ひと作品については前後編なので実質3作品といったところか。 米澤穂信さんといえば、氷菓なんかもわりと好きだったが、個人的にはこの小市民シリーズの方が好きだ。だから11年振りに刊行とな

          季節の話。

          ジムに行く頻度の話。

          夜勤終わりにジムへ行くことが多い。 ペース的には、一週間に二回くらいのペースだ。でも昼から用事があったりすると行けない時もある。今僕が通っているジムは月々7000円くらいで、いつ行ってもいいし、それは当然いつ行かなくてもいいという選択をすることができるってわけだ。他のジムの利用方法で、ビジター利用というものがある。月々の会費を払わなくても、一回何円かを払えば利用できる方法だ。僕は週に二回程度ジムに行くといった。まあざっとではあるけれど、月に八回くらい行ければいいなって感じだ。

          ジムに行く頻度の話。

          なんで小説を書くの?

          「なんで小説なんて書くの?」的な質問をされたこと、ないですか? いや、ないですかじゃないよ。書いたことない人はそんな質問されないのだから。でも書いてる人なら、ありますよね? なくてもとりあえず、あるってことにしてください。 正直、みなさんどうなんですかね? 僕はなんで小説を書いてるのかって言われると、正直分かりません。最近は《書籍になったら、子どもに自慢できるから》とよく言っているけれど、僕は子どもがいない時から小説を書いていたし、それに子どもに見られたら、ちょっと恥ずかしい

          なんで小説を書くの?

          小説のネタになりそうな夢の話。

          先日、夢を見た。 不倫をしている女が、不倫相手に会いに行く時に子どもを轢いてしまう。女は怖くなって逃げる。そして男に「わたし、子どもを轢いちゃった」と伝える。女をかばうような発言をする男の元に、電話がかかってくる。相手は男の妻。 電話の内容は『子どもが轢かれた。轢いた人は逃げた』というもの。 その時に、女は気付く。私が轢いたのはこの人の子どもだと。 その時に、男は気付く。この人が轢いたのは俺の子どもだと。 そんな感じの夢だったのだけど、これは今書いてる小説との親和性が高いの

          小説のネタになりそうな夢の話。

          真夜中の波『ラブレター・トゥー・ストロベリー・アイスクリーム・ガールズ』

          男のくせにとか女らしさとか、一昔前にはそんな言葉が当然のように、そこかしこで飛び交っていた。しかし今の世の中は、ジェンダーというものにたいして、少しではあるが理解されるようになってきている。そのお陰で、先に述べたような言葉を聞く機会は減った。だからといって男らしくありたいとか、女らしくありたいという人間がいなくなったわけではない。あくまでも他人からの押し付けでジェンダーに配慮されていないものが良くないのであって、自ら進んでジェンダーを突き詰めるのは決して悪いことではないからだ

          真夜中の波『ラブレター・トゥー・ストロベリー・アイスクリーム・ガールズ』

          宇佐見りん『かか』感想など。

          流れるような文体というのがあるのなら、当然滞った文体というものもあるだろう。宇佐見りんさんの文体は、どちらとも分類しにくい気がする。時折勢いよく頭に入ってくる文があれば、なかなか頭に入らず何度か繰り返し読む文もあった。これはそのまま、主人公のうーちゃんの理解なのではないかと思う。人間の発言だったり思考だったりは決して理解を介しているわけではなく、理解しないまま、もしくは理解に変化していく段階であろうとも浮き出てくる。本人が理解していないままの言葉を他人が理解しようとすることは

          宇佐見りん『かか』感想など。

          飲みに行ったら、書き忘れた。

          昨日は会社の新年会的なものがあったのですが、恐ろしく濃いハイボール(あれはジョッキに入ったウイスキーのロックだった。炭酸のシュワシュワなんて微塵も感じなかった)のせいで、久し振りに記憶が曖昧になっていた。そのまま寝たので僕は今、体が臭い。とりあえずシャワーを浴びる前にnoteへ昨日の記録を投稿しようとするあたりは、褒められてもいいと思うので、これを読んだ人は僕を褒めてほしいが体は臭いので悪しからず。 というか、そんな話はどうでもよくて、本を買った。 ・宇佐見りん「かか」 ・乗

          飲みに行ったら、書き忘れた。

          神戸の人。

          僕は兵庫県の神戸市に住んでいる。 昔は兵庫県の養父市というところに住んでいた。そこから引っ越してきたわけなのだけれど、神戸の人はプライドみたいなのがあるのか、自分が神戸に住んでいることに自信を持っているように思う。というのも、他府県の人にどこに住んでいるか聞かれた時に「神戸」と答えるのだ。 「兵庫」と答えるのが正しいだろう。普通は、しかし最近になって僕は気付いた。 小説繋がりで出会った人たちと飲みに行った時のことだ。 僕は「こ、兵庫県に住んでるんですよ」と口走っていた。 まず

          神戸の人。

          第四回文学フリマ京都に参加してきた。

          第四回文学フリマ京都に参加した。 僕が出した作品とかの説明は、まあしなくてもいいでしょう。と言いながら、通販のリンクはこっそり貼っとく。 いやあ、しかし文フリ京都は他の文フリイベントに比べて熱気が少ない気がする。悪い意味じゃなくて、みんなお上品に過ごしているような気がする。それは、良くも悪くもである。学生団体なども多く、熱気の量としては強くなりそうな気がするのだが、どことなく平静だ。土地柄なのかどうかはしらないけれど、僕はわりと一般参加者の人と喋ったりもしたいタイプだ。喋っ

          第四回文学フリマ京都に参加してきた。

          バカにされる話。

          お風呂に入る時、服から脱ぐのかズボンから脱ぐのか、靴下から脱ぐのか。体を洗う時、頭から洗うのか、顔から洗うのか、体から洗うのか、足から洗うのか、みたいなどうでもいいけれど自分で選択できる余地のあるものが、少しでも人にバカにされたり、こうあるべきだといわれてしまうと人間は息苦しくなっていく。 それがどれだけ日常の中に入り込んでくるのか。ということを考えだすと頭が痛くなるので考えたくないが、ただ日常において人をバカにしたり、こうあるべきだと説く時、そういう立場の人間がいることをど

          バカにされる話。