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幸せは 自分を好きになれること そして 自分を好きになってくれる人に出会えること たとえ …
人間がその欲望の無際限性と拡大可能性とによってほかの全ての動物にまさっているとしても、他…
ひとりの詩人にとって、もっとも重要なのは、彼自身の原型となり得る詩を、いかなる時と場所に…
守(mam)の中動態のなかに母は宿っている。
境界は真下に深化してゆけば無数の他者と交差し、名も知らぬ誰かの足裏にたどり着く 境界は真…
たくさんの声部が重なり、ひとつの事象が発生する 高い声部をうたうものは一位ではない 低い声…
空白が沈黙に置き換えられ その中身がカウントされるのなら僕は小説家になれるだろう。 言いたいこと 話せることは2、3行 いや ひとことで終わってしまう。 それは誰かへの、何かに向かっての想い。あとは10万字の空白。
安全だが 間違った水がある 正しいんだという 安心できない言葉がある
形而上学入門という ハイデガーの著書の最後にたしか 問うことができるということはは待つこ…
こどもは小さな時よく泣いていた。静まりかえった夜、窓の外のどこか遠いところから子供の泣…
こどもの頃はよくころんだ。渡し舟がある川の近くの岩場ではよくひざを怪我した。ころばなくな…
階段、棚という文明を 四つ足の非文明が傾斜にもどし 段差という非文化を 車輪という文化が…
本屋 楽しさ 面白さ 新しさが 物として存在して 触れることも 手に取ることもできた場所…
岬 否定する海にしたがえず 骨だけになった陸(おか)。無用の突起物 でもそのさきには 未来のともし火がある。 初恋 書かれた言葉の中だけにあなたはいた。そして言葉は永遠につながっていたから その恋はきえない。 宝くじ 300円がゼロであるという現実のなかには 無限の可能性がある 寄り道 のっぺらぼうの輪に襞ができ 襞はページになり ページは付録をはさみ 付録は影をもつようになる。 キャンプ この心というのは すべてが私有地なのではなく 道もあれば野もある そ