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いろんなサイズの「一族の土地」のミニチュアをつくってみた!

(この記事は、有料マガジンの「『一族の土地』美しい園を目指して」に連載した「ミニチュアの園」のコーナーに関する内容を抜粋・加筆して、再編集したものです。)


今年の4月、5月にウラジーミル・メグレさんの著書と出会いました。そこに記されていたのは、本来の人間の能力を100%発揮したような若く美しい女性(アナスタシア)のきらめきに満ちた言葉でした。

多くの人に読んで欲しいアナスタシアのメッセージ

このロシアのタイガの奥地に住んでいる女性は、私から見ればまさしく「超人」です。この本を読んで、実在を疑う人がいるのも仕方ないと思うほど、その内容は驚きに満ちています。

ただ、私が惚れ込んだのは、彼女の口から溢れ出す美しい物語の数々、そして、「一族の土地」に関するメッセージでした。

私たちは母なる地球のなかの日本という国に住んでいます。つまり、母なる地球の一点、愛する祖国の一点に住んでいます。その一点を「一族の土地」として、美しい園を作り、子々孫々に受け継がれていく。お隣さんも、そのまたお隣さんも、美しい園を作っていく。そして地球は、一族の土地を愛する人々で満ち、当然ながら、彼らは祖国を愛する人であり、地球を愛する人々です。

互いが互いの大切なものを深く理解している人々で満ちた地球、そこに戦争とか詐欺とか犯罪とか存在できるのだろうか。いや、私には想像できない。美しい園が地球いっぱいに広がる光景、それを守りたくなる人が増えるのは想像できますが、破壊に励む人が増えることも想像しにくい。

「なんて美しいメッセージだろう!なんと素敵なメッセージだろう!これなら、私にもできるかもしれない。10年ローンならぬ10年プランで、一族の土地・美しい園づくりに歩みだしたい」と感じました。

さて、アナスタシアの一族の土地の構想は、ロシアから発信され、ハートに火をつけられた人々が世界各地で実践しています。ロシアの一部の州?では、かなり進展しているところもあるようです。

アナスタシアによれば、希望する国民に1ヘクタール(100m×100m)の土地を分け与え、そこを一族の土地として整備していくというものでした。

人口密度が高い、山林が多く平地が少ない、平地の価格が高い、土地に関する法律がめんどう、といった日本特有の問題。10年以内に土地を取得できたとして、独り身で1ヘクタールの土地を美しい園にして維持していく体力があ😓、といった個人的な問題。ぜ~んぶできない理由ですが😅

そこで、「出来ることから実践に!」をモットーにさっそくスタートしてみました。

自分の土地を取得するのは難しい。できることはなんだろう?そこで思いつきました。

「そうだ!自分がちっちゃくなればいい。そうすれば、5.5m×5.5mの貸し農園のひと区画で実現できるじゃん」と😁

楽しむことが第一なので、貸し農園の畑の土を使って、様々なサイズの「一族の土地」のミニチュアを作ってみよう!もうマニアックな世界で、自分だけが楽しいのですが、そこから始めることにしました。

みんなで現地視察

それでさっそく、みんな小さくなって現地を視察して決めました。この場所に家を建てよう!

翌日、地元のホームセンターに行き、材料を購入しました。

端材の袋詰め放題398円

これをできるだけノコギリを使わずにそのまま組み合わせて完成。さっそく、出来た家を畑にセッティングすると、こんな感じになりました。

まずは母屋から

下手くそですが、家を作っているとき、畑にセットして眺めたとき、楽しい感覚と小さな達成感、そして、発想の転換は必要でしたが「美しい園をつくれた」という感覚が生じました。

11月30日の畑の返却期限までの間に、野菜を作りながら、正確な縮尺に基づいた「ミニチュア版美しい園」を作ってみたいと思います。

作成した家の横幅は19cmあります。これを10mに換算します。1haは100m×100mですから、190cm×190cmになります。

5.5m×5.5mの貸し農園のひと区画に家を建ててみましたが、このミニチュアの美しい園は、家のサイズから考えると8haの園になります。ですから、ほとんど「ポツンと一軒家」のようになってしまいました。

8haの園にポツンと一軒家

そこで、今回から20m×20m(121坪)や25m×25m(189坪)、30m×30m(272坪)、40m×40m(484坪)、50m×50m(756坪)、そして1ha(100m×100m・3025坪)仕様の園をつくりイメージを楽しむことにしました。これらの実験により、どれくらいの土地が必要なのかも明確になるような気がします。

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①20m×20m(121坪)のミニチュアの園⬇️

さっそく20m×20m(121坪)の一族の土地・美しい園のミニチュアを作ってみました。

50㎡程度の家屋に作業用自動車を置くと、四角で囲んだ自然栽培の畑(83㎡・25坪)と箸を立てて表現した果樹兼シンボルツリーを2本植えると限界のようです。

121坪のミニチュアの園

樹木はあまり大きくならない「梅の木」2本くらいが妥当でしょうか。このサイズは現実的で、独り身の勤め人が自然栽培の畑を楽しむには、十分なサイズであるように感じました。

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②25m×25m(189坪)のミニチュアの園⬇️

今回は25m×25m(189坪)のミニチュアの園になります。畑のサイズを広くしましたが、大分余裕があります。

189坪のミニチュアの園

広くした畑(83㎡・25坪➡️110㎡・33坪)とシンボルツリー兼果樹の柿の木が1本、梅の木1本。家と塔の前にそれぞれ低木果樹(ブルーベリーなど)を配置してみました。

私にとって、①と②の広さは、盛岡市内の平地を取得する場合の上限の広さになるかと思います。ですから、とても現実的なイメージになります。

ただ、この感じは「美しい園」というよりは、「おひとりさまの自然栽培農園」といった印象です。もちろん、狭い国土に対応した「日本版 一族の土地」には、十分なのですが、私の心の中の風景とは違います。やはり、もっと広い景色ですね。

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③30m×30m(272坪)のミニチュアの園⬇️

今回は30m×30m=900㎡/272坪のミニチュアの園になります。

自然栽培の畑に250㎡(76坪)使っても、果樹2本(梅・柿)、シンボルツリーの白樺が2本、ブルーベリーなどの低木果樹、小さな池を配置することができそうです。

272坪のミニチュアの園

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④40m×40m(484坪)のミニチュアの園⬇️

今回は40m×40m=1600㎡/484坪のミニチュアの園になります。

484坪のミニチュアの園

自然栽培の畑に445㎡(135坪)使っても、果樹4本(梅・柿・栗・銀杏)、シンボルツリーの白樺が5本、ブルーベリーなどの低木果樹、小さな池や物置小屋、マッサージサロン「もりの香~mori-no-ka~」を配置することができそうです。やっと美しい園と本業のマッサージサロンが一つになりました。

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⑤50m×50m(756坪)のミニチュアの園⬇️
今回は50m×50m(2500㎡/756坪)のミニチュアの園になります。

756坪のミニチュアの園

自然栽培の畑に445㎡×2=890㎡(135坪×2=270坪)使っても、果樹4本(梅・柿・栗・銀杏)、シンボルツリーの白樺が5本、紅葉1本、ブルーベリーなどの低木果樹、小さな池や物置小屋、マッサージサロン、さらに、多目的ハウス(右側の建物)を配置することができそうです。やっと多目的ハウスを設置できたことで、美しい園でやりたいことの全て(2023年10月現在)が出揃いました。

まず、美しい園の1番よい場所にマッサージサロンを配置(写真中央の奥)しました。

白樺林は、音楽会や翻訳家の山川紘矢・亜希子ご夫妻が続けている「スピリットダンス」の会場に使います(スピリットダンスというのは、音楽に合わせて、ひとりひとりが自由に躍って表現し、ストレス解消や感情の解放、思考の奥にある本当の自分との一体感を味わうなど、とても素敵な時間を提供するものです)。

山川ご夫妻の本は大好きです

多目的ハウスは、スピリットダンスのプログラムにある「感じたことのシェアタイム」に使用したり、畑で収穫した野菜を用いた「子ども食堂」に使用します。また、ダンスの参加者や子供たちが自由に使える図書室の機能も備えたいと思っています。

さて、畑も2つになりました。用途がそれぞれ違います。右側の畑の3分の1は、子ども食堂専用「チャイルドファーム」にします。残りの3分の2は区分けして、「自然栽培体験チャレンジ畑」として、3年契約の貸し農園にします。複数年契約にすることで、土づくりから自然栽培にチャレンジできます。一方、左側の畑は自給自足用になります。

ここまでミニチュアの園を作ってきて、やりたいことがはっきりしたようです。

自然栽培、楽器の演奏(オカリナ)、躍り(スピリット・ダンス)、子ども食堂、マッサージ、読書、柴犬との暮らし、そして、美しい空間づくり。これが、私のやりたいこと。

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⑥100m×100m(3025坪)のミニチュアの園

今回は100m×100m(10000㎡/3025坪)の「ミニチュアの園」になります。いよいよ1haです。

1ha(3025坪)のミニチュアの園

自然栽培の畑に672㎡×2=1344㎡(203坪×2=406坪)使っても、果樹8本(梅・柿・栗・銀杏×2)、白樺が10本、紅葉1本、桜1本、けやき1本、ブルーベリーなどの低木果樹、小さな池や物置小屋、マッサージサロン、さらに、多目的ハウス、丘を配置することができそうです。

やはり、1haはいいですねえ。イメージ画からも、広々としたゆとりの空間ができているのを感じます。上の写真では分かりにくいのですが、マッサージサロンの後方の空間もかなり広くとれます(全体の約40%)。

散歩道が作れそうな広い丘

いろいろなサイズを試してきましたが、「一族の土地」のイメージに合致するのはやはり1haですね。実現にはとても難しさを感じていますが、「今」出来ることをやり続け、イメージをあたためておきたいと思います。

その事業が自分に本当に必要なことであれば、宝くじが当たってでも実現するでしょうから、楽しみにしておきます😅。

今は、貸し農園で畑づくりの経験を重ねながら、オンライン講座「のと里山農業塾」に入塾して、自然栽培を学びたいと思っています。

また、自分には広い土地がありませんので、広い土地を持っている「学校」に農園をつくる働きかけができたらと考えています。そのためにも野菜づくりの経験と学びは必要ですね。

小学校には「学校農園」を整備して、すべての児童に土や野菜づくりと触れあってもらう。中学校には「菜園クラブ」をつくり、好きな生徒が集まって、野菜づくりをさらに楽しんでもらう。そして高校には「自然栽培クラブ」をつくり、将来の子育てや仕事、趣味、社会活動に生かしてもらう。

そんな子供たちが育ったら、きっと、安心・安全な食を守り、健やかな人たちが増えていくでしょうね。

ゴミのポイ捨てもなくなって、街はきれいになるでしょう。観光地や国道沿いからも、ゴミは消えていくでしょうね。

アナスタシアの言う、美しい「一族の土地」が増えていくのとは違っているかもしれません。でも、この星に住む人の心と体が健やかになる。この星が美しくなる。これはアナスタシアの願いと一致しているのかなと思っています。





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