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小松菜は江戸の小松川付近(現・東京都江戸川区)で栽培されていた品種だそうです。
小松川にちなんで小松菜と命名され、葉物の代表のように思われています。
カブやチンゲンサイ、タアサイなどとも同種です。
タケノコ白菜は、紹菜と呼ばれる中国野菜です。
アチラ系の野菜では、今年は台湾小白菜を育てて、お客さんにお届けしました。
また、山東菜も春・秋に「葉物」として育ててみました。
実際に食べた人の感想を聞くと、「おひたし」のような食べ方で美味しかったと言う話が、けっこう多いようです。

一方、「うちは、子どもが葉物は食べないからセットに入れないで欲しい」と言う人によくよく話を聞くと、ホウレンソウは食べる、モロヘイヤは好物と言われることもありました。

どうやら、小松菜は食べないようです。

つまり、葉物=小松菜と言う観念があり、小松菜嫌い=葉物NG、小松菜以外の葉菜類については、中国・台湾系の野菜も含めて、「おひたし」のような「日本的食べ方」で受け入れる人がいると言うことのようです。

そもそも、江戸の地方品種だった小松菜が、日本中に広まり、葉物の代表のように思われるのはなぜなのか?

人々の嗜好に合わせたマーケティングと言う観点から野菜の文化史を考えてみるのも面白いかもしれません。

2週間予報は、12月第3週に最低気温-1℃の日があると伝えていましたが、それが消えました。12/16に最低気温0℃となるのが、0℃以下になる最初の日のようです。

例年より暖かい12月前半で推移しそうです。

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