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井原西鶴の好色一代男に、舞鶴・花橘と言う京都の銘酒が出てきます。

戦国時代の吉利支丹宣教師フロイスは、日本人がバテレンがワインを飲むのを見て、あんな冷たいお酒を飲んだらお腹をこわすと心配して日本酒を差し入れてくれたと言う話を書いています。

木の桶に白く濁った生温かい液体が入っていてと言う描写に、「有難迷惑」と言う気持ちが入っているように思います。

「文化の違い」を感じさせます。

ところで「白く濁った」と言うのは、差し入れられたのが、清酒でなく、ドブロクだったことを示しています。
生温かいと言うのは、木の桶ごと「お缶」したと言うことでしょうか?

戦国時代に清酒づくりの技術がまったくなかったとは言い切れないですし、好色一代男に出てくる舞鶴・花橘と言う銘酒を飲むのは、富裕層に属する人です。

ですから、フロイスの記述と好色一代男を単純比較は出来ないと思いますが、やはり泰平の世が銘酒を成立させているんじゃないかと思います。

好色一代男は1683年、大阪夏の陣終焉から約70年後の作です。


昨日1/3は最低気温1℃の予想が-2.5℃と3℃以上低めになりました。
2週間予報では、1/7は雨か雪の予想で、最高気温4℃、最低気温-2℃。
その後、1/9頃から最低気温が0℃を上回る日が増えるとの予想です。
1/16はなんと最高気温18℃の予報。
あまり海水温が高いとドカ雪が降る可能性があります。

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