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#熱闘・見沼菜園クラブ
秋野菜の保温を考える
2020年末から2021年初にかけての秋野菜の保温について、まとめてみたいと思います。
見沼菜園クラブでは、幾度か霜害や雪害を経験してきました。2018年、折からの大雪で見沼菜園クラブの白菜が台無しになっているのに近くの畑では出荷が続いていました。見ると寒冷紗で覆い、雪と白菜が接触しにくい状態になっていました。
以後、見沼菜園クラブでも、2019年、2020年と越冬の度に、工夫を重ねてきました
真冬の三重保温、2ヶ月でコマツナ収獲へ
昨年12月半ばから、不織布のべたがけとトンネルに農ポリを重ねた三重保温で育ててきたコマツナが収獲期を迎えつつあります。
三重保温、12月まきの葉物、根菜類はどうなるか
その後、約2ヶ月。途中、保温シートが風で飛ばされた事もあって、大根は霜枯れしてしまいましたが、コマツナ、サニーレタスは無事に育ちました。
コマツナは大きく育ち、収穫期を迎えています。2/9の地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロ
「事前吸水種まき」させた大根とサニーレタスが発芽
2週間ほど前に「事前吸水種まき」した大根。
大根の事前吸水種まき
この猛寒波の中、無事に発芽してきました。
同時に事前吸水種まきしたサニーレタスも発芽しています。
大根もサニーレタスも不織布でベタガケ、トンネルした上で農ポリをかぶせる三重保温をしています。
実は、この実験の成功は2つの意味で非常に重要なのです。
一つは、事前吸水種まきは、室内ティッシュペーパーまきより大幅に手間が削減さ
「ホトケノザ保温」、コーヒーカス・セルトレイまき
昨年から不織布で二重保温したサニーレタスが、この間の寒波にもミゾレにもやられず、育っています。
不織布をめくってみると、ホトケノザがびっしり。
野菜の周りにホトケノザのような雑草が生えていると、放射冷却現象が起きくくなると思われます。
つまり、わざと雑草を生やして霜害を防ぐやり方もあるわけです。
11月頃から二重保温すると、割と不織布の内側でホトケノザがかなり生えるようです。
2020年
大根の事前吸水種まき
この間、試してきた室内ティッシュペーパーまき。水で湿らせたティッシュペーパーの上に種をおいて、2-4日間、水を吸わせてから、ティッシュペーパーごと、土に埋めてしまう方法です。
室内ティッシュペーパーまき×三重保温の実験
秋からいろいろ試してきて、これまで、コマツナ、チンゲンサイ、台湾小白菜、キャベツ、ブロッコリー、サニーレタス、ホウレンソウなどが無事に発芽することが確認できています。
では、
ティッシュペーパーまき×三重保温でホウレンソウ
室内でティッシュペーパーの中に種まきした後、芽が出る前に種まきする方式と不織布でベタガケ+トンネルに農ポリを加えた三重保温での冬季栽培・・・
室内ティッシュペーパーまき×三重保温の実験
コマツナ、台湾小白菜、サニーレタスについては、年末年始の猛寒波到来が予想される12月28日に畑に「埋めた」ものが無事に発芽して双葉を開いています。
これらの野菜は、畑に植える2日前ぐらいにティッシュペーパーま
畑版「ダークストア」準備中♪
新型コロナ禍の前、2019年のクリスマスから新年の頃、アメリカのニュースで「ポーチ・パイレーツ」と言うのをやっていました。
パイレーツは、パイレーツ・オブ・カリビアンなんて映画も出来ていますが、海賊のことです。ポーチは玄関先の事で、ポーチ・パイレーツは、玄関先から宅配便の荷物を持っていってしまう人達の事なんだそうです。
These package thieves are just going
三重保温下、育ちつつあるコマツナ
この間、報告してきた不織布でベタガケ+トンネルに農ポリを加えた三重保温法での冬季栽培
三重保温、12月まきの葉物、根菜類はどうなるか
三重保温、12月まきのコマツナ、大根、サニーレタスが発芽
室内ティッシュペーパーまき×三重保温の実験
最後に見たのは、昨年12/28。新年、最初の菜園訪問で、どうなっているかドキドキです。
まず、12/14に種まきしたものについて言うと、一部風で保温が飛ば