【TOEIC】語彙力向上、単語帳は歩き音読で
自分の実感としても有効だった、効率の良い学習方法が述べられている記事を発見したので、僕のTOEIC955点獲得に至る体験談を交えて紹介する。
英語力向上の要=語彙力!
TOEICで700点台の壁を超えられない場合、大きな原因として考えられるのは「語彙力」の欠如だ。
語彙力は英語の根幹で、読むにも聞くにも(もちろん書くにも話すにも)必要となる。どれだけ文法に精通してても、どれだけ機関銃のようなネイティブスピーカーの会話についていけたとしても、単語を知らなければ、どう足掻いても英文を理解することはできない。
TOEICだけでなく、英会話など英語学習に行き詰まりを感じられている方は、一度ボキャビルをすると、嘘のようにブレークスルーすることが多い。
でも、ほとんどの人は単語学習が嫌いだ。それは地味で、努力を必要として、退屈だ(と思われている)からだ。事実、机に向かって単語学習するのは苦行だ。
(※語学学校に勤務していたとき、社会人生徒を中心に、よく寝落ちしている生徒を見かけたものだ。自分の意思で学習しにきている人でもこうなのだ。)
単語帳をもって歩き出そう
退屈は死だ! 僕は退屈だと寝てしまう。目を開けていられなくなり、頭からスコンと落ちるように寝てしまう。これはみんな同じだと思う。
そこで僕が実践したのは「単語帳の覚えたい単語を含むフレーズを歩きながら何度も音読する」学習法だ。
用意する単語帳はなんでも構わないが、あなたがTOEICテスト高得点を目指しているなら、TOEIC問題によく出る単語が1000語抽出されている単語帳「金のフレーズ」をお勧めする。
通称「金フレ」は単語の掲載量が丁度良く、先に開くページの単語ほど重要度が高い設計はわかりやすい。
長すぎないフレーズで単語を覚えることができ、音源はインターネットでダウンロードして活用できる。
CD貼付けを想定した本ではないため、文庫サイズで持ちやすく、下記ご紹介する学習法に適している。
具体的にどうすればよいか
金フレ歩き音読の方法は至って簡単。一定の歩くスペースを確保できる空間を見つけ、金フレを持ちながら、掲載されている単語とフレーズを歩きながら音読するのだ。
ひたすら歩きながらフレーズを音読して、本を閉じ暗唱して、必要に応じて立ち止まり書き込む。これだけだ。歩きながら口を動かすので、とにかく退屈しないし、覚醒するのか眠くならない。
音読回数は特に決めなくてよい。それより単語を覚えたどうかが重要だ。
僕は5回フレーズを音読したあと、本を指で挟みながら閉じ、フレーズを2回暗唱できるか試す。(2回暗唱できればマグレではないだろう。)
もし暗唱できれば次のフレーズに移り、暗唱できなければ再度5回音読する。その繰り返しだ。
同じ単語帳で何度も繰り返せば記憶は確かになる。変に色気を出さず、同じ単語帳を繰り返せば、4~5周目にはおおよそ覚えられるようになる。
(※僕は金フレを7周した。同じやり方だと飽きるので、途中から逆回しで音読したり、音源を片耳イヤホンで聞きながらシャドーイングしたり、他の同意語を書き込んだりしていた。最終的にはあえて音読せず、単語を見てすぐに日本語の意味を思い浮かべる高速想起訓練を行った。)
最後に
金フレ1000語を完璧に覚えられれば、TOEICは800点台を取得可能な語彙力は十分身に付くと思われる。1000語あればTOEICだけでなく、日常英会話の聞き取りも楽になるし、フレーズ音読はスピーキングの練習にもなる非常にお勧めの学習法だ。あとはやるかやらないかだ。
(※900点以上を目指すなら、あと1~2冊は他の単語帳が必要だと思う。)
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