空手部との出会い【66期(4年)編➂】

押忍。66 期瀬古です。

私が空手部に入部した理由は、一言「強くなりたかった」からです。
入学前の私はアクション系のドラマに興味があり、「一見気弱そうな女性が、いざ戦うと誰にも負けないくらい強かったら格好良いな」という漠然とした想いを抱いていました。
しかし私は、中学・高校の部活でチアリーディングという格闘系とは無縁な部活に所属しており、格闘技や武道に関して何の知識も持っていませんでした。また、格闘系の部活というと近づき難い雰囲気を持っているのではないか、練習も辛いのではないか等、不安な要素が多くありました。

そんな中入学手続きをする目的で大学に行った際、多くの部活やサークルが勧誘を行っている中で空手部もその内の一つでした。バス停に着いてから優しく声を掛けて下さり、手続きをする場所まで話をしながら連れて行って下さいました。話をしている中で、私が抱いていた怖そうな印象は全く無く、大学生活で不安に思っている事などを打ち明けながら、不安要素に対して一つ一つ丁寧に説明して頂きました。手続き後も話を聞いて頂き、次第にこ
の先輩に着いていきたいと思うようになりました。話をしている段階で、その先輩がハキハキと話す姿や後輩想いな一面から、精神的な「強さ」を感じたのです。本当に強い人は内面から強くならなければならないという事に気づかされ、自分もそのような人間になりたいと考えて入部を決めました。

つまり私が空手部に入部した理由は、技術的な面での「強さ」は勿論の事、空手部を通して得られる内面的な「強さ」を手に入れたかった為です。

実際に約 4 年間空手部で活動し、入部して良かったと感じています。
勿論元々のモチベーションであった「誰にも負けないような強い女性になりたい」という技術的な面において、入部当初よりも体力がついたり、空手技を身につけたりと成長できた部分もあります。しかし私が思う「空手部で得られた最も大きな財産」は、やはり内面的な強さである「忍耐力と適応力」が得られた事です。辛い練習から抜け出さずに仲間と一緒に乗り越えたり、慣れない環境や急な動きに対応したりと非日常的な経験に留まらず、社会に出た時に必要な自分自身の力や相手とのコミュニケーション能力等、恐らく空手部でしか得る事の出来ないであろう力です。
是非空手部を通して、技術的にも精神的にも強い自分を手に入れましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?