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没後100年 サン=サーンス のマーケティング その1


2021年 サン=サーンス の生誕100周年です。


1.主なパーセプション

動物の謝肉祭 51歳

交響曲第3番 オルガン付き 51歳

フランス



2.フランス音楽の流れの要 サン=サンーンス

フランス           ドイツ
           
              ベートーベン     ↓約30年後
ベルリオーズ                                 ↓約30年後
サン=サーンス            ブラームス         ↓約30年後
ドビュッシー =サティ                        ↓約30年後
ラベル                                        ↓約15年後                


フランスの流れを組む「クラシックを知っているといえる」作曲家は4人だけです。ベルリオーズ サン=サーンス ドビュッシー サティ ラベル。


そして、


3.パパは官僚

サン=サンーンスのお父さんは官僚です。保守的なのかと思いきや、音楽に対し、批判的な視点をもち、ご多分に漏れず性格も嫌な人です。しかし、他の3人と違い、フランス音楽の本流。権威側にいたというのも面白いものです。



そして、アフリカへの旅行というものもしており、アフリカにちなんだ曲も残しております。見分を広める旅行ではなく、植民地へ行く感じだったのでしょう。


「動物の謝肉祭」はクラシックというは、文化の最高傑作の中の一つだと勝手に思っております。権威側に降りながら、音楽の権威に対する反骨精神を楽曲で表した作品。


やはりオルガン付きはかっこいい


交響曲第3番としながら、「オルガン付き」という副題がついておりますが、サン=サンーンスを取り上げるメインの曲としては、この曲1本でしょう。 

オルガンが入ってくるところがかっこいいです。



さて、ベートーベンが、ピアノ曲、室内楽、オーケストラと実験的な作曲をして、常に進化し続けたように、作曲家は作曲技術の面で常にイノベーターであり続けるのですが。サン=サンーンスもまた、動物の謝肉祭につながるような室内楽があります。


2.PEST分析
PPolitics(政治的) 

EEmotion(恋愛的)  無し・・・・ 理由は Society参照

SSociety(社会的)  パパが官僚 ミュージシャンらしくない安定した生活感、栄誉賞も受賞

TTechnology(技術的) 新しい形式を取り入れる
                        動物の謝肉祭にて 音楽業界の皮肉
                         晩年は自身が体制側に
                       
                       植民地的な要因により、民族的な要素のメロディも。


import composer  as   "Saint-Saëns"

1.composerの使命は何か   フランス文化人としての要。

2.composerの顧客は誰か  レジオン・ドヌール勲章最高位受賞

3.恋人にとっての価値は何か  特になし

4.composerの成果は何か  新しい形式を求めた

5.composerの計画は何か  エスプリ のフランス音楽に至る 意義を見出した。

続きはまた次回




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