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外に一歩踏み出した子どもとの出会い

【オンライン学習支援校プロジェクト23】
    教室で会えない、顔は一部しか知らない、声もほとんど聞いたことがない、そのような状況で授業をしていても嬉しいことはたくさんあります。特に先日の出来事は、驚きで今でも心に残っています。それは10月のわくわく授業、小中校合同のお城オンライン体験ツアーでした。

 T1の先生、T2のA L T、そしてT3の私、GTのボランティアガイドさんの4人が会話をしながら二の丸公園から城内の神社まで歩き、Zoomで授業を行いました。カメラを持つのは委員会の先生です。まさにチームで配信しました。

 時々、T1とボランティアガイドさんがクイズを出されました。「やぐらは何のための場所でしょう?」「お堀はなぜ作られたのでしょう?」三択なので、子どもたちもチャットで答えます。楽しみながらあっという間の1時間。

 それが終わって二の丸に戻るとタブレットを手にした1人の女性が・・・「西T先生ですよね?〇〇です。お世話になっています」オンライン授業を受けている子どもの保護者でした。二の丸公園でタブレットを手に授業を受けていたそうです。びっくり。西Tが本当に実在するのか見てみたいという子どもの要望を受けて、ここまで来たとおっしゃいました。

 嬉しくなって初めて出会う子どもに「ありがとう!」って声をかけました。その子は、はにかんで下を向いていて会話をすることはできませんでした。でも、初めてオンラインクラスの子どもにリアルで出会いました。新しい仕事に移って、一番嬉しかった出来事です。

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