見出し画像

医者

病気で薬漬け、なちゅらるな体から離れていく不安を抱える人たちへ

30歳を過ぎたころから、どうにも風邪をひきやすくなった気がする。
なじみの薄かった病院にも通い、薬を処方してもらって飲んでみる。

効く薬もあれば、効かない薬もある。

でもそもそもこの薬って体にいれていいものなのか?


いつまでも飲んでなければいけないのか?


薬に縛られてしまいそうな人生に不安を感じたり、絶望したり

人生は闇だ。

絶望に効く薬という漫画を読んでの話

好きな漫画家の山田さんの話。
漫画辞めればその胃炎から救われるよという一コマがあって
山田さんらしい皮肉。

そんな体調を漢方医が救ってくれたという話から、北里大学の東洋医学総合研究所所長の花輪さんにインタビューしに行く。

花輪さんを徳の高い人のオーラだと語り、漢方や鍼灸などの東洋医学を科学的に解明しようとしている。

だいぶざっくりと表現しますが、日本は敗戦後、アメリカの文化が入り、非科学的なものは排除されていった。その中に漢方もあった。
東洋医学が逆風の時代、そして60年代の全共闘。教育をすることも難しい環境の中で医学生だった花輪さんは東洋医学と出会い、その哲学にのめりこんでいった。
のめりこんでいったが周囲の反応はやはり冷ややか。

乱暴な言い方をすると、西洋医学は体の悪いところをその部位で見るので、10か所痛かったら10か所検査をして、治療をする。
東洋医学は体も心もまとめて治療する。

そして、漢方で絶望に効く薬はあると。
ちなみに知り合いの漢方薬局おじさんにこの話をしたら、「確かにその漢方薬は効くかもね」
とのこと。
花輪さんが書いた漢方の本が医学生の教科書になり
今では医者の75%が処方に漢方を取り入れているという。

花輪さんは生かされている人で、アメリカで漢方を教えているときに同時多発テロに遭遇している。人生3度目の危機だったとのこと。
私の持論、死にかけた人は何か見えている。で、花輪さんもその一人ですな。


印象に残る言葉
今回の言葉はあとがきから
「胃が痛いんじゃない、人生が痛いんです」
ちょうど体調を崩していた週末、痛いのは確かに体なのだけれど、仕事やすんだり一日ずっと家にいたりっていうなにもポジティブにならない環境こそが痛かったような気がしている。
やはり1作読み終えると絶望から救われたような気がするのは、本気でこの一つ一つに絶望に効く薬を込めているからなのだろうなぁ。

花輪壽彦から学ぶソーシャルワーク
いかにも西洋医学は効かないような言い回しになってしまったけど、それが言いたいことではなくてさ。体に、心に効くものをしっかり取り入れてほしいなと思う。
医学の源流も洋の東西問わず「これは体に効くぞ!」とか「これ食べたら調子よくなった!」ってわけなのだから、
医学じゃなくても「カウンセリング受けたら良くなった」とか「生活保護受けて楽になった」とか「友達としゃべってたら元気になった」ていうぐらい軽く考えていていいんだと思う。
周りの目なんか気にせず、つらいならその解決の手段の制度はガンガン使えよ。

望むように楽する生き方をすればなちゅらるにいきられる
とはいえ、周りに迷惑かけて生きていたくなんかないよね。結局周りに左右されて生きていますよ。私だってそう。
実際かけてしまった迷惑はちゃんと謝ってさ、かけてしまうかもしれないって思ったものは事前に話して確認してさ、
独りで悶々と考えて、不安になって死ぬのだけは避けたほうがいいんじゃないかな。
それ以外なら、何でもいいよね。

読んでいただいてありがとうございます!いただいたサポートは自然や福祉の探求に使わせていただきたいと思います!これからも宜しくお願い致します!