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突発性難聴【束の間の安定期】2023.12.30〜2024.1.8

発症19日目


12月30日、何年かぶりに高校時代の友人グループで集まることになっていた。
コロナや、友人たちの出産、環境の変化により気軽に集まれなくなっていたが、久々に会える友人達ばかりだったので行きたかったが…

聴力が回復しても、まだまだうるさい耳鳴りや、聴覚過敏の影響で、とても多人数のなかでお喋りできる状態ではなかった。

今回、友人達の中には小さい子供と一緒に来る子もいるのだが、大人の喋り声も厳しい状態の中、子供の甲高い声は脳に突き刺さるように聴こえるため、どうしても不快に思ってしまう。

大事な友達の子供の声を不快に思いたくないのと、せっかく集まって楽しく会話できる場の雰囲気を、私の耳のせいで壊したくなかった。

欠席することに決めた。


発症20〜24日目

お正月ということもあり、耳鼻科や鍼灸院もお休みのため、悪化しないよう、ひたすらゴロゴロすることに努めた。
"だらけるのは悪いこと"と、つい思ってしまうため、休む口実をしっかり作って休まないとゴロゴロできない。

この頃は、聴力に不便さはなかったが、聴覚過敏と耳鳴りの症状が強く、家の中で過ごすことが多かった。

具体的には、
・自分の声の響き方が前よりマシ
・大きい音を聞いた時の耳閉感がやや少なくなった
・テレビの音量を上げることが出来た(ボリューム10→18)
※正常な耳ではボリューム20が程良く聴こえるレベル
・食器がぶつかる音が前よりマシ
・短時間であれば、スーパーの中でも耳栓ナシでも耐えられるようになった
・高音と中音の耳鳴りの音量が前よりマシ

など、少しずつ改善がみられた。

"前よりマシ"という表現が多いが、数値として表すことが出来ないので、経験していない方にはとても伝わりにくい…

同じ経過を辿ったという方、もしみえたら気軽にコメントください(*´-`)笑


発症25〜28日目

この頃から左耳だけでなく、右耳からも耳鳴りが聞こえるようになった。

朝から、
左耳ではキーーーン、リーーーン
右耳ではピーーー、ピーーーーー

気づいた時には気のせいだと思いたかったため、頭の中で左耳の耳鳴りが反響して、右から聞こえているだけだと思っていたが、片耳ずつ押さえて音を確認すると、間違いなく左右で違う音が鳴っている。

心配性の私はまたまた検索魔になり、ネットなどでも探してみたが、これといった有力情報はない。

突発性難聴は、ごく稀に両側発症する方もみえるそうだ。

不安に思いながらも、24時間鳴りっぱなしの耳鳴りをどうすることもできないため、次回の耳鼻科受診の際に医師に聞いてみることにした。



◇発症した方にお伝えしたいこと

今現在も、私は左右耳鳴りがある状態です。

自分の体の異変や回復していく経過から、私が調べて考えてきた原因?考察?を、今後の記事で述べていくつもりなので、興味がある方はよかったら読んでみてください(^^)


話が逸れましたが、突発性難聴を発症されて、反対側も耳鳴りが出て来てしまった方は、まずは耳鼻科の医師に相談してみてください。
(そういう方はあまりみえないかもしれませんが…(^^;))

というのも、色々調べた限り、反対側にも耳鳴りが生じるというエビデンスがないのです。

原因や治療法は定型分のように同じようなことが書いてありますが、症状の経過に関しては、体験談を書いてくれている方の記事を頼ることしか出来ませんでした。
私の調査が甘かったのかもしれないので、もし、経験者の方がみえたら、気軽にコメントください。

個人差が大きい疾患なので、私が考えた原因とは異なるかもしれないので…





今回は、今現在も闘っている耳鳴りについて触れようかと思っています。


実際にはしていない音を感じることを、医学用語では"耳鳴"(ジメイ)と呼んでいます。
この耳鳴は誰でも頭の中で鳴っているものです。

難聴になると聞こえる音の情報が少なくなる分、耳鳴りを感じやすくなります。
他にも、耳の病気などで耳からの危険信号としてなる場合と、音を認知する脳の領域が活性化してなる場合があると考えられています。

誰にも訪れる耳の不調・難聴を乗り越える本より引用


前者は、加齢性難聴の方に多い耳鳴りの原因ですね。
私は後者によるものです。
今まで聴こえていた音を何とか聴こうとするために、脳が勝手に感度をあげてしまい、それが耳鳴りとなるのです。

人間の脳って本当に賢いですよね。笑


誰でも耳鳴があるのに、人によっては耳鳴り音をとても不快に感じたり、会話も出来ないくらい大きく聴こえたりします。
(私もその1人です)
それは賢い脳の影響によるものです。


音を認知する側頭葉の聴覚野と、不安を感じる辺縁系という脳の領域は近い位置にあり、視床を介して神経も一部入り交じっています。
そのため、聴覚野で耳鳴りをいったん不快な音・不安な音として感じてしまうと、近くにある辺縁系が同期して活性化し、よけいに不快さ・不安が増強するという悪循環に陥ります。

上記と同様の本から引用


かといって、この爆音の耳鳴りを心地良いと感じるわけねーじゃん!と、つい突っ込んでしまいました。笑


耳鳴は【発症11日目】にも記載したように、一応検査機器はあります。
しかし、耳鳴に対する苦痛度は脳に影響されるため、本人にしか分からず、他人には理解されにくいのです。
そのため、耳鳴りの訴えがある人には、聴力や耳鳴検査とあわせて、耳鳴りの苦痛度がどれくらいか評価することも重要になります。

以下のようなスコア化した問診票があるそうです。

耳鼻咽喉科 渡辺医院のサイトから引用


耳鳴りのある方、よかったら自分で評価してみてください。
ちなみに、この頃の私は74点でした。

耳鳴りの音は本人にしか分からないものですし、その苦痛度も個人差があります。

耳鳴りと向き合う必要があるこの問診票は、つらいものがあるかもしれませんが、どういった時に耳鳴りが気になるのか、反対にどういった時に気にならないのかということが整理でき、スコアとして可視化されるので治療経過を把握することには役立ちます。

経過を記録するのは、感情をコントロールすることにも役立ちます。

私自身も、発症してから毎日スマホのメモアプリに1日1日の耳の変化を記録してきました。

聴こえなくなった時、耳鳴りが大きくなった時、小さくなったような気がした時、食器の音の不快さが少し緩和された時…

細かく記録したことで、今このようにnoteに記載できていると思います。
良くなってきた経過をメモアプリで確認することで、メンタルが不安定な時も乗り越えることが出来ました。

発症してしまった方は、毎日記録することをおすすめします。



ここまで読んでくださってありがとうございました(^^)

伝えたいことが多すぎて話があっちこっちに飛んでしまって、分かりにくいかも…(^^;
みなさんみたいに、分かりやすく簡潔に書けるようになりたいものです。

気軽にハートタップしてもらえるとモチベUPに繋がります(*´꒳`*)

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