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好きな写真ってなんだ その1

私の好きな写真って、なんだ?

と、思った時、フィルムっぽい写真とか、カサカサしてる写真とか、自然な写真とか、モデルさんの顔が好きとか色々あるし、言葉にできない好きの感覚もあるし。

好きな写真家の写真でも好きじゃない写真もあるし、好きじゃない写真家の好きな写真もあるし。

乙女心と秋の空で、3ヶ月後には好きな写真が変わってることもあるし。

正直、よくわからん。


でもやっぱり、結局のところ、
「思い出写真が好きだー!」


ちゃんと写真の勉強を始めたのが2021年からだったから、私の写真歴は2年くらいと思っていたけれど、そういえば思い出写真はずっと撮り続けていた。
初めてピンクのコンパクトカメラ(もちろんデジカメがこの世に誕生する前のお話)を買ったのは、中学生の時だった。その時から、友達とのたわいもない日々を撮り溜めていた。実家の屋根裏には百均でフィルムが売っていた時代にプリントされた大量の絹目の写真が埃をかぶって色褪せている。


しかし、ここで私の思い出写真を公開したところで、退屈が雑草の如くはびこって、せっかくこれを読んでくれている方をお眠にしてしまうことでしょう。よく知らない他人の思い出写真を延々と見ることはなかなかの苦行だ。

でも、そんな思い出写真を、作品として世に出して評価されている人たちがいる。
その人たちの写真は、見る人からしたらよく知らない他人の思い出写真なのに、退屈させないし惹きつけさせるんだからすごいな。


いつか私もそんな写真を撮れるようになりたいなと思いつつも、自分ひとりで過去を振り返ってムフムフするためだけの、そういう狭い世界の写真も好きなんだなぁっぷ。

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