見出し画像

10年以上前のブログ

私は元々長いこと趣味でブログを書いていたのだが、漫画家になる時に全て非公開にしてしまった。
膨大な文章は全て保存してあって、折に触れてなんとなく見返している。
10年前の私は専門学生かフリーターかアパレル店員のどれかであり、その頃に書いた文章は全く責任感がない。炎上など微塵も気にしていない。
拙い部分も多々あるが、その時にしか書けないくだらない文章はなんとなく懐かしくて羨ましい。
ということで一部だけ公開しようと思います。


お姉ちゃんとネイル

この前、お姉ちゃんにネイルやって欲しいって頼まれたから、
1時間くらいかけてジェルネイルを丁寧にやってあげた。
3週間くらいそのままで大丈夫だよ。って言ったのに、
次の日に「このネイルどうやって落とすの?」って電話がかかってきた。
悲しすぎだろ。


暴言

オーバーウォッチやってたら暴言メールが送られて来たんだけど、「ほんと上手かったです!」「今後の参考にします!」「学校でモテるでしょ!」と怒涛の褒めメールを返したら「うるせー雑魚」から「お世辞はやめろよ」になって、最終的に「また一緒に戦おうね!」で終わりました。


盗難

この前うちに飲みに向かっていた友達から突然電話があったんです。
その友達はなんと、途中でカバンまるごと盗まれたというのです。
話を詳しく聞くと、電車のドア付近に立ち、足元にカバンを置いて携帯をいじっていた所、駅についたら何もなかったと言うのです。
居眠りしていたわけでもなく、本当に一瞬の出来事だったらしいです。

交番に届け、クレジットカードを止めたらしいのですが、中にはDVDや電子手帳など、十万円くらいのものが入ってたらしく、友達もひどく落ち込んでいました。
犯行はプロっぽいし、返って来る確率も低そうです。

わざわざ千葉の方から来てもらったのにかわいそうだったので、車で迎えに行き、食事は奢って何万円かお金を貸してあげました。

次の日、友達は「両手が手ぶらでさみしい。」と言いながら悲しそうにとぼとぼ帰って行きました。

それから30分くらいしてその友達から電話がかかってきました。
なんと、ダメ元で交番に寄ったら、落とし物でカバンが届いてたらしいのです。
しかも、中身は無傷。
意味がわかりません。

友達が警察に詳しく聞くと、なんと友達がただ足元にカバンを置いてただけなのに、落とし物と勘違いした人が届けたらしいのです。
なんというありがた迷惑!
近年稀に見るありがた迷惑!!
むしろただの迷惑!!!


横断歩道

この前、車でT字路を曲がろうとしていたら、猫が横断歩道をのそのそと歩いていた。
そんなにスピード出してなかったが、このままではぶつかると思い
「危ないいい!!!!」と大声で叫び車を止めた。
横断歩道を渡ろうとした猫もびっくりして、こちらを見ながらピタッと止まった。

私と猫は10秒くらいそのままで止まっていて、お互い動かない。
しびれを切らし、私が人間にやる様に「どうぞどうぞ」というジェスチャーをしたら、信じられない事に、こちらに会釈して横断歩道をのそのそと歩き出した。

横断歩道を渡りきったのを確認して、車を発信してサイドミラーで猫を見てたら、渡り切った所でこちらを見ながら会釈をしていたんだ。

これ本当の話!!!!
今日4月2日だよ!!違うよ!エイプリルフールじゃないよ!!
本当だって!!信じて!
あつっ!やめてっ!あつあつのあんかけぶっかけないで!!!!!
本当なの!!!あつっ!!エビが焼ける様にあつい!!

尿

この前の連休明けに各地で人身事故が起こりまくってて、その影響で私が乗ってた電車も止まった。
全く動かないので、車内が混み合っている状態で30分待っていると、突然後ろの方で「うわぁ!」という声がして周囲の人が四方八方にサーッと引いていった。
何事かと思って振り向いたら電車の床に黄色い水溜りが出来てた。
この黄ばみ、これは完全に尿、間違いなく尿、いとおしい程に尿。
その黄色い液体が電車の四方八方にブワーッと広がっていって、OLが「キャアアア!」とか言って逃げ出すから車内は一時パニックに。
周囲はみんな逃げたのでいつの間にか私が最前線に立たされていて、尿がこちらに向かって来た。
逃げ場はない。
もう駄目だ!ここまでか…!と思った次の瞬間、私は機転を利かし咄嗟の判断でバッと足を開いた。
すると、尿は私の足の間をスルスルと駆け抜けていった。
危なかった。一瞬の判断が命取りになる所だった。あの場面、間違いなく素人なら死んでいただろう。
ちなみに足の間をスルスル駆け抜けてった尿は私の後ろに立ってたオッサンにぶつかった。
オッサンは死んだ。

BOØWY

美術系の学校って本当に頭がおかしい人が多いんです。
前に化粧品のポスターのデザインするという授業があったんですが、一人の作品のデータが異様に重いのでみんなで何でだろう?という話題になりました。
彼は誰ともしゃべらない変な人だったので、みんなでこっそり彼の作品データを開いた所、化粧品と化粧品の間に何やらレイヤーが隠されていて、開いてみると黒い豆粒みたいな物が大量に設置されていました。
教室がざわざわと騒ぎ出し不穏な空気に包まれる中、勇気を出してそのつぶつぶを拡大してみると一つ一つがBOØWYのCDジャケットでした。
もう夏も終わりますが、これが私が今まで体験した中で一番怖い話です。

名探偵サホ

「犯人はあなたです!!」
探偵サホの、その指先は中田さんに向けられていた。

「ば、馬鹿な・・・。なんで俺が!!」
中田さんは信じられないといった表情でうろたえた。
「そ、それに犯人はダイイングメッセージとして、ゆでたまごをにぎっていたはず!だから、犯人は養鶏場を営む小川さんじゃないか!!俺はやってない!!」

サホは
「俺達は大変大きな間違いをしていたんだ・・・。みんなここに犯行現場の写真をキャノンの高画質プリンターで印刷した物を用意した。見て欲しい。」
と言い、みんなに一枚ずつ写真が配られた。
「こ・・・これは・・・!!!」
一同絶句する。
「遠近法がついてるだけで、よく見たらウズラの卵だわ!!!!!」
「本当だ!!見事なトリックだ!」

「その通り。この写真はよく見ると手前にあるウズラの卵・・・そして奥にいる死体・・・。それが上手くあいまってウズラの卵がニワトリの卵っぽくなっている。
つまり・・・犯人はウズラの卵牧場の中田さん・・・あんただよ!!!」
サホは語気を強めて中田さんを指した。

「う・・・ぐぐ・・・くそぉ・・・。」
中田さんはその場に座り込む。

その時だった。
「サホ探偵!」
現場検証をしていた警察が部屋に飛び込んで来たのだ。
警察は肩で息をしながらこう切り出した。
「これよく見たら、ウズラの卵じゃなくてタピオカでした。遠近法でウズラっぽくなってたみたいです。」
「そうか。じゃあ犯人はタピオカ工場の山下さんだな。」

逮捕された山下さんの背中を見ながらサホは叫んだ。
「真実はいつも一つ!じっちゃんの名にかけて!」

                第86話「たまご殺人事件・後半」終わり

☆次回予告☆
幼児を狙った悪質な35人殺人事件の謎をサホ探偵が解く!
しかしよく見ると死体は、遠近法で幼児に見えていただけだった・・・!?

ピーポーピーポー
NEXTサホルズヒント!
「犯人は園長」

女子トイレ

女子トイレは何故いつもあんなに行列が出来てるんでしょうか。
この前、マルイの1階のトイレに行ったら、その先に取材拒否の頑固親父が経営するラーメン屋があるのかと思うぐらい凄い行列が出来てて、最初は大人しく並んでたんですが途中である事を思いついて列から抜けたんです。
そう。6階のメンズファッションフロアなら女性が少ないので空いていると踏んだのです。天才や!と思いながらエスカレーターをダッシュで6階まで駆け上がると、頑固親父が経営するラーメン屋の二号店ぐらい行列が出来てて心底絶望しました。

で、前々から気になってたんですけど、あれだけ時間がかかるってみんな個室の中で何してるんですか?囲われててプライベートな空間だからって好き勝手やってんじゃないですか?
そもそも、トイレの個室の中でどういう風に過ごすかなんて、学校も友達も親戚も教えてくれないわけじゃないですか。
ただ唯一教えてくれるのが育ての親だけです。その親が例えばリベチッタトイレ教と言う宗教に入ってたとして、子供に「トイレットペーパーを頭に巻きつけて、便座の除菌スプレーで両手を清めた後、北の方向を向いて民族舞踊・リベチッタドリームを踊ってから用を足すのが女性のたしなみよ。」というのを教えてたとして、その子はその教えに忠実に一生トイレの中でリベチッタドリームを踊り続けるわけだけど個室の中の出来事なので誰からも指摘されないし、その子は大人になって子供にそれを伝授するわけだから自然に一子相伝で受け継がれて行くのではないでしょうか。
そんな感じで凄い色んな宗派があって、みんなは当たり前にトイレで何かしてて、逆にしてない私の方が異端なのかもしれないと思うと怖くなりますよ。

もし私が初めて挨拶しに行った恋人の実家で「ちょっとお手洗いに…」と言って席を立とうとしたら、相手方のお母様に「こちらのお手洗いは北の方角に鏡があるから右手に芳香剤を持ってカマータ召還の儀式をしたわ(笑)あなたは何を持って堕天使ヴィルアデータと戦うの?」とか突然聞かれて、意味がわからなくて適当に「便器ブラシを持ちました。」とか言ったら「悪魔の子よ!!!!」とか罵られてしまうかもしれないじゃないですか。

ネームバッジ

先月会社で付けるネームバッジを無くしてしまいました。
探したけどみつからなくてバッジをつけずにごまかしごまかしやってたら怖い上司に3回くらい連続でバッジつけろって注意されました。
そしてもう誤魔化しきれないと思い、遂に再発行届けを出しに行きました。
しかし、今職場の引っ越し作業中でみんなめちゃくちゃ忙しそうにしていて面倒くさそうに「とりあえずこれつけてて」と山田のネームバッジを渡されました。
仕方なくそれを付けて働いてたら段々とまわりから山田さんって呼ばれる様になって来て、最初は「山田じゃないのにな~」とか思ってたけど、二週間くらいたった最近だと山田さんって呼ばれたら振り返れるくらい自分にも馴染んで来ました。
しまいには怖い上司まで最近山田さんって呼び出して来たし、もうすっかり浸透してる感じなのでもうこのまま一生山田なのかもと思っていたら今日バッジが見つかりました。
もちろん山田との別れは辛いですが、秋は別れの季節。
前向きに頑張って行きたいと思う所存でございます。

パスタ

先日、同僚と本社の近くのパスタ屋さんに入ったら社長と代表取締役の二人がパスタを食べていました。
二人に挨拶をした後に、奥に座ってメニューを選んでいると私の席から社長が店員を呼んでいるのが見えました。
何となく観察していると、社長が「あの席の会計ココにつけてくれ」と言っている様子がわかりました。
私は、すかさず魚介類全部入りのパスタ(1800)大盛り(+150)にベーコンサラダ(700)温泉卵トッピング(+100)を注文しました。

これでもかと言う程注文しました。
親のかたきの様に注文しました。
帰りに店員に「御代は頂いております」と言われた時、「えーっ!うっそー!」と驚く同僚と一緒になって「えーーっ!」と叫んで口に手を当てて驚く私の演技はあの瞬間、間違いなくアカデミー賞の主演女優賞でした。

台車

先日、改装工事で綺麗になった所に私の部署丸ごと引っ越しする事になりました。
基本的に自分の所の荷物は自分で台車を使って移動させなければいけないのですが、うちの会社は割とお硬い会社なので台車を借りるのに2週間前から○時~○時までお借りしますみたいな申請の紙を出さなければならなかったんです。
私は面倒くさくて出してなかったので案の定引っ越し当日に台車が借りれなくて右往左往する事となりました。
台車ないかなーと夜の真っ暗な会社を徘徊して妖怪台車探しと化していると、隣のフロアで絶対借りちゃいけないであろう台車を大量に発見してシメシメと一台持って帰りました。
それを使っていると人に「それ貸して」と言われたので「まあたくさんあったからまた持ってくればいいか」と思って軽い気持ちで貸しました。すると、次から次へと貸してくれと言われるので人に貸してはまた隣の部署にこっそり台車を借りに行く作業を繰り返していたら周りが台車だらけになっていました。それ見て上司が誰の仕業なんだと怒り狂っていましたが、私は最後まで知らん顔をしていました。ハムスターの様なつぶらなオメメでキョトンとしていました。夢が詰まったほおぶくろをパンパンにしていました。
その後も結構な騒ぎでしたが、私が違法な闇台車を大量に出回らせたブローカーだったという事実はとりあえず墓場まで持って行きます。

パールネックレス

結婚式につけてくパールネックレスが欲しくて探していたら、ネットで良いのを見つけました。
少し大きめのパールにリボンがついていて後ろで結ぶタイプのやつで、他のとは少し違う感じだったので一目ぼれして注文しました。
数日後、届いたネックレスを見て唖然としました。
一粒一粒がピンポン玉くらいの大きさがあり、和田アキ子専用アナルビーズと言っても過言ではない程でかかったのです。
インターネットの通販サイトは、大きさ比較用に商品の横にタバコを置く事を義務付けて下さい。お願いします。
家族に見せたら「修行僧がよくそういうのつけてるよね。」と言われて辛かったです。


誰がこんなストラップ買うんだよ

皆さんは旅行先のお土産屋さんで「誰がこんなストラップ買うんだよ」と思った事はありませんか?
一時期、宮部さんと原口さんの3人で「誰がこんなストラップ買うんだよ土産」というのにハマっていた時期があって、どこかに旅行に行く度に誰が一番「誰がこんなストラップ買うんだよ土産」かを競いあっていました。
私が大阪に行った時に買ったのがコレなんですけど、


原口さんの沖縄土産のゴーヤのキャラクターのストラップに負けて、最後に宮部さんの中国土産のペラペラで偽者感満載のルイヴィトンのストラップに笑いを全部持って行かれました。

皆さんが以前見かけて「誰がこんなストラップ買うんだよ」と思ったストラップを買って土産物屋の収入を支えているのは他でもない私達です。


嘘つき村

昔働いていたリサイクルショップには二階に会員制の遊技場がありました。
そこで3人の社員が働いていたのですが、その3人の言ってる事が不思議でした。
その3人をA,B,Cとします。
Aさんは「BとCが客から煙たがられてる。俺が一番信頼おかれてる」と言います。
Bさんは「AとCは客からウザがられてるから、まあ俺が一番客に親身になってるかな」と言います。
Cさんは「AとBは客から影でボロクソに言われてるし、俺が一番仲良くて好かれてる」と言います。

嘘つき村の中に一人だけいる正直者を探せクイズみたいになっている。
誰が本当の事を言ってるのか長い間考えていたけれど、ある日突然答えが思い浮かびました。

答え。AもBもCも全員嫌われてる



以上です。また気が向いたら貼ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?