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短期離職を繰り返した私が最も長く続けられた仕事

短期離職を繰り返した私が最も長く続けられた仕事はいわゆる夜の仕事です。お酒を伴う社交場でアルバイトしていました。

何がどう向いていたのかわかりませんが、私自身も楽しかったし結果もそれなりについてきました。のめり込むのが怖くて自分で自分に課していた期限が来たのでやめましたが、あのまま続けていたらそれなりに面白いことが起きていたんではなかろうかと思っています。

私は発達障害の王道からは外れ社交性があります。また、何らかの特性により一度でも会った人や会話の内容、シチュエーション等をほぼ全て記憶することができます。

結果的に相手がどんなお客さんであっても名前や肩書き、会話内容や前回の注文内容等の全てを把握している便利な人員となりました。

指名のお姉さんが別のお客さんの元へ行く時に場を繋ぐために着席するヘルプという役割において大変重宝されました。ヘルプとして気に入られることでお客さんの知り合いを紹介されその方が私の指名客となり…だんだんと抱えるお客さんが増えていきました。

そうなるとめんどくさくなってしまいお店を変えていたので、実を言うと一箇所での勤務経験はそこまで長くはありません。

私はアルバイトとして割り切っていた(今思うと少し舐めていたとも言える)のであまり自分の売り上げを重視していませんでした。お店からごちゃごちゃ言われない程度を保っていればそれでいいやという感覚です。だからお客さん相手に連絡先も教えないし出勤も気分次第。アフターもした事ありません。これが結果的に希少価値を高めてお客さんを惹きつけることに繋がったのかなとも思います。

それでも何人かはこちらからも思い入れのあるお客さんができたりもしました。

みんなかなり高齢で私を口説く女、酒場の女、遊びの女というよりもにこにこ話を聞いてくれる可愛い孫感覚の誰かとみなしていました。だから怖い思いや面倒くさい思いはしなくて済むな、ということで私も優しくできていた相手です。

そういう相手を見抜く嗅覚を持っていたこともこの仕事が向いていた要因かなと思っています。

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