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正確さの重要性

 マインドフルネスの練習では「正確さ」の要素も必要なトレーニングとなります。なんだがまじめなキツい印象を持たれるかもしれませんが、ただなんとなく、ふんわり~とやってうまくいくものではありません。正確さがなければ、上手くいっているように感じるのはたまたまという事。
しかし、私は正確性がないから向いてないわ。ということではありません。
マインドフルネスを通して心の正確さを磨いていきましょう。

シンプルなテクニックはどこへやら。



テクニックはとてもシンプルです。
一枚の紙に一本の線を引くようにとてもシンプル。

でも気が付くと私たちはどこか忘れてしまったり、変えていたり、自分なりにやりやすい様にしていることがあります。

シンプルさに満足できないのか、ちょっと色を変えてみようかな?つまらないから今日は丸をかこう!などとシンプルに行うことができません。
一本の線を正確に描き続けるのはとても難しいです。

これでは自己満足な作品は出来上がるかもしれませんが、とても不安定で正確とは言えないでしょう。
この正確さが失われやすいのは、慣れてきたころ。最初はシンプルに言われたことをあんまり難しく考えずに言われたとうりやっていたら、うまくいったような気がしたのだけど、最近はあんまり。と思うことはありませんか?

私たちはすぐに自分の癖でやり方を変えていたり、なんとなく時間をすごしてみたり、逆にまじめにやりすぎていたり。

というように、正確さというのはきつすぎてもいけないし、逆にゆるすぎてもいけないということです。私たちはほとんどの場合どちらかに偏ってしまいます。

なぜシンプルなテクニックを
正確に行う必要があるの?



そもそもどうして、自分なりにやりやすい様に、アレンジをしたり、解釈をして行ってはいけないのでしょう。気持ちよく瞑想ができていれば正解なのでは?

それは私たちの心の癖をよく見る練習だからです。練習では自分の思考の癖やパターンをよくみることが重要です。つまり鋭い目で自分をしっかり見ていくことです。ぼやかしていたり、見て見ぬふりをしては一向に心を鍛えることはできません。

そしてテクニックがシンプルであるほど、自分が脱線していることにも気づきやすくなります。
練習は決して厳しく自分を痛めつけて行うものではありませんが、自分の癖に気が付く為には、シンプルなテクニックに忠実にそって行うことがとても大事。

山登りで地図から脱線していることに気が付かないと、とても危険ですよね。時間と地図と、自分が今どこにいるのかを正確に見ながら登っていかなければ目的地にたどり着くことができず、不安定な登山家になってしまいます。

というように、山登りじゃなくたって、私生活でも案外気が付かないところで正確さとかけ離れた行動を起こしていることがあります。最初はきちんと見ていたお料理のレシピが自分好みの味になって塩分過多になったり。それは誰しもが起こることですが、気が付いて軌道修正できるのか、それともそのまま大さじ1だった塩が大さじ3の塩分過多で作り続けるのか。。
あなたはどちらが良いと思いますか?

練習していくと、自分の心の動きがより細やかに見通せる力がついてきます。それはきっとお仕事にもプライベートにも趣味にも生きてくるはずです。是非一緒に心の正確さを磨いていきませんか?

(お料理、上達したらまた報告します)

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