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新入社員だった私

そう題して昔を少しだけ。

新入社員だった私の入社日は2005年4月1日でした。

今から19年前とはずいぶん月日が経ったものです。今朝、wantedlyから19年前に新卒で入った会社に入社しましたとメールが来て知りました。

初出勤日は金曜日。忘れ物をして一旦家に戻ったので、遅れそうになり数年使っていなかった空気の抜けた自転車で駅に向かいました。入社式に遅れた記憶はないので恐らく間に合ったのかな。

入社までに取得しろと言われていた資格に合格できず、入社の一週間前にこっそり他の企業の面接を受けていました。面接先の社長が出張中で4月に戻るまで決められないといわれ、結局は内定の出ていた会社へそのまま入社。

入社式の自己紹介でマイペースにがんばります、と言ったら先輩社員たちに苦笑された記憶が…。

入社式の後、資格が取れていない数人の同期とともに、入社早々に叱られることから始まりました。

配属は希望していたヘルプデスクの部署。
会社説明会でヘルプデスクをしていた先輩社員に偶然当たり、面接に臨んだわけですが、メイン業務はネットワークインフラの保守でした。

資格はネットワークに関わる資格「CCNA」でした。
もうね、ネットワークの話は本当にわからなくて泣きそうでした。
内定が取れてから3ヶ月、毎日勉強していたし試験も数回受けたけれど全然できなくて。参考書を読んで理解したつもりでも問題が解けない、の繰り返しでした。

そして次の日の土曜日は会社のお花見だと新入社員は強制出席されられた思い出。一芸を披露しろとかまさにパワハラですね。ほんと。体育会系でマイルドヤンキーのノリな会社が今思い返しても自分に合ってなくて、本当に大嫌いでした。

最初の1週間は人事部で研修、次の1週間は配属部署で研修でした。
人事部研修で行ったグループワークの結果を配属後の部署の同期とともにブラッシュアップするのが2週目の研修でした。グループワークの内容は既に覚えていない。

入社3週目からようやく仕事が開始。

ヘルプデスクの仕事を先輩2人から教えてもらう。
配属された1日目に先輩に言われて上司に判子をお願いしたら、書類の内容がわかってなくてすごく怒られた。こういうところが現代とは異なるとこですね。今ならパワハラ扱いされるかも。氷河期とはそんなものでした。
それ以来、異動するまでその上司が苦手でした。

今で言うSESの会社だったので、同期は常駐先が決まった人から社内からいなくなる。私は数少ない自社で仕事。常駐先が決まらない同期が定時で帰る中、早速残業が始まる。大体1時間~2時間。帰宅は20時~21時。

自分の時間が急に減ったことに慣れなくてしんどかった。

そして緊張で、胃腸がずっと荒れてた。

あぁこの頃は平和だった、まだ。

4月の最後の週に、急に別部署のプロジェクトへ異動を言い渡された。
ようやく配属部署の人の名前を覚えたばかりだったのに。ようやくヘルプデスクの電話を取るのを始めるところだったのに。
先週、上司からしばらく社内にいることになると言われたばかりで、こんなにも早く異動になるとは。
会社を不審に思った最初の出来事でした。

移動先の部署から2人、説明にきた。
片方は優しそうな人だったが、もう一人は始めから「オレは何も教えない」と不機嫌そうに言われて、しかも声が小さくはっきり聞こえなくて前途多難を思い知る。
まだ取れていなかった資格を5月中に取得、勉強の予定を立てろと言われる。

説明から戻った私が不安な顔をしていたのか、先輩が話を聞いてくれて資格取得の予定のスケジュール作成を手伝ってくれた。
その日の終わりに、まだ配属が決まっていなかった同期の一人が私の後任になると決まった。その人は常駐を希望していたのに、ままならないものですね。

と3年前にここまで書いていたものを少し編集しました。

この後は客先常駐生活が始まり、1年後に退職するまで自社に戻ることはありませんでした。

そんなこんなでも何とか生きていけるので、新入社員のみなさんもがんばってくださいな。

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