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嘘と正典

地図と拳を読みたいと1年半くらい前から予約しているのにいまだに図書館の順番が回ってこない。
その間につなぐ。

1位に躍り出た。3冊の中では圧倒的。
特に良かったのがタイトルの「嘘と正典」。

以前に、原田マハさんの楽園のカンヴァスを読んだ時に書いたのだけど

面白いなと思う物語に共通しているのは、

多分この作家はこの紙面に表現されたものを遥かに超える知識やアイデアを持ち合わせていて、

過不足ないものを丁寧に選んで、ここに落とし込んだのだろうなと感じられること。

加えてSF的でミステリー要素もあって、最後に「そっちかー!」って唸った。
小川さんの得意な世界観に触れた気がした。

早く来い来い、地図と拳。


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