人生初の海外はケニアに父の墓参り〜ケニア探訪記6


雪の中の出発

現地のSunshine travel and toursさんから旅程表が来た。そして大人4人五泊インクルーシブ(食べ物飲み物込み)で16000ドルの見積もりが来た。
16000ドル!それは1ドル135円で216万!見ただけでくらっと来る額である。でも1人あたり4000ドル。1日あたりだと800ドルになる。食べ物飲み物、2か所の国立公園の入場料、サファリ車とドライバーのチャーター代、ガソリン代、その他手続きなども込みで一泊10万円ならHISとかのケニアツアーよりお安いのかもと思う。

ホテルの名前を検索してみると、泊まるホテルの写真が出てくる。最初と最後はナイロビのLOTOSandSUITEというホテル。まだ海外に行くことにピンと来てない私は、写真を見ても国内旅行で感じる「素敵、こんな部屋なのね」と言う感覚が感じられない。
ただ、水飲んだらダメなんだよねとか、シャワーの時目や口に水を入れないようにとか、蚊怖いとか不安要素が脳内をグルグルしていた。
2泊目はthe cliff Nakuruと言うテントのキャンプホテル、3泊目4泊目はTIPRIC WANIと言うキャンプだと書いてあり、検索してみると一泊がなんだかものすごく高い。日本円だと1人で10万円超え。えっ後で請求プラスされないよなと驚く。日本からの予約だとこんなに高いのか。ラメシュ氏が「VISAと航空券だけ取っておいで、他は現地で手配するよ」というのはこういうことかと改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。初対面で、海外旅行初心者の自分にここまでしてくれるのは亡き父という一本のつながりだけ。父がラメシュ氏とどのような付き合いをしたのかはわからないが、父を手厚く弔ってくれ、今回その細い縁を頼ってきた私に、親戚に対するようにその人に1番良い方法で迎えてくれる。人を想う温かさが時間も世代も超えて私に降り注ぐ奇跡を感じつつ、今回はとにかくありがたく受け止めた。

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