美しいのはその容姿ではなく、脆くも妖艶な画面構成を創ったあなたの視点。
<脱稿:85%ぐらい(425W)>
美しい女性に惹かれる。。話す機会もあれば良いなぁと思っていると、展覧会をされているというので観に行く機会を得た。その方は日本画というカテゴリーで作品を作っている画家をされている。
会場は観に来られた多くの人で賑わっているが、ひとまず作品を拝見する。
普段、作品を観る時、日本画などカテゴリーが何を示すのか、正直、全く興味はない。カテゴリーは観る人よりも、創る人と結びつきが強いと考え、僕が大事にしているのはそこで得る「体験」。
画面の中には繊細な線でモチーフである動植物が描かれ、妖艶な色彩を残している。生々しさが残る画面は、細部が定まらずまだ蠢いている。凛とした時間を留めるようではあるが淡い、その先に脆く儚い視点を感じる。
少し時間が経った。ちょっと蛇足を加えておく。
ふと、TVを付けていると、 #日曜美術館 が放映されており、そこには、炎に集まる蛾の妖艶さ際立つ絵があった。「速水御舟」である。
彼は弟子に向かって「絵を描く前に人間を作れ」 と言ったそうだ。
僕のnoteは自分自身の備忘録としての側面が強いですが、もしも誰かの役にたって、そのアクションの一つとしてサポートがあるなら、ただただ感謝です。