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カラーミーショップの料金改定に伴うまとめ(エコノミーからフリープランへ:自分用メモ)

2022年1月20日、カラーミーショップから「《2022年4月以降》各プランでの提供機能リニューアルにともなう料金改定について」というメールが届いていた。

僕は、カラーミーショップを用いたショップをいくつか管理していることもあって、ちょっと影響受けそうなところがないか確認してみると、全てのプランで実質値上げという状況だった。(ちょっと焦る…)

<既存利用アカウントの料金変更>
・エコノミー 月額 1,100円 → 2,750円
・スモール 月額 1,540円 → 3,190円
・レギュラー 月額 3,300円 → 4,950円
・ラージ 月額 7,945円 → 9,595円

https://shop-pro.jp/?mode=product_pricing_updates

よくよく読み込んでみると、新規登録は「フリー、レギュラー、ラージ」の3つの選択肢のみになっており、まぁ、最近の傾向としてはBASEやSTORESなど類似ASPタイプのECサービスが、基本の月額料金を無料として販売時に手数料を設けるスタイルに流れてきたので、ある程度は予想される流れだった。しかし、固定費の手軽さでカスタマイズの幅が広いカラーミーショップを選択肢していた経緯があったので、上記などの他サービスも含め見直すタイミングが強制的に訪れる♪(カスタマイズしやすいってことだけなら、このタイミングでWixストアやShopifyという選択肢もあるが、国内向けならまだまだカラーミーショップの利便性は高い気がする)

新規登録の費用(レギュラー 3,300円、ラージ 7,945円)と、既存利用アカウントの継続利用における費用(レギュラー 4,950円、ラージ 9,595円)を比べると、カラーミーショップ(の言い分)では下記のオプション(合計 1,980円)が含まれるのでお得ということらしいが、オプションを利用していない条件だとメリットを感じるようには見えず、なんだかモヤモヤしている。

お得に感じるかも知れないオプション(合計 1,980円)
・独自ドメイン 550円
・メールマガジン 330円
・常時SSL利用料 1,100円

もう一つ、気になっていることとして、名称が同じレギュラープランとラージプラン、新しいプランと既存プランの延長とを比較した場合、機能/サービス内容に違いがあるのかまだ詳しく調べられていない。

従来のエコノミーとスモールに関しては既存ユーザーのみが延長できるので、将来的には統廃合されるような気がする。技術は時代と共に陳腐化するので、土台から変えて新しいサービスを提供するのではなく、今回のような既存プランの延長というのは、視点を変えると延命治療のようなものだろう…


以下、カラーミーショップ内でのエコノミー(従来プラン)からフリー(新プラン)への引っ越し作業をまとめておく。(順次更新もするかもねー)

IDの移行

従来エコノミーから新しいフリーにプラン変更する条件だと、IDは移行できない。僕が管理しているサイトの多くは独自ドメインを設定していたので、特に対外的には影響が少ないと思われる。ただ、その中にカラーミーショップのデフォルトドメイン shop-pro.jp を用いたサイトがあったので、IDが変わるとURLも変わることが問題になる。
サポートに相談してみると、「一旦解約して、既存IDを無効化してから、新規取得することで、そのIDにて新プランを利用することができます。(ただし、他者がそのIDを取る可能性もある…)」ってことだった。

独自ドメインを設定後、常時SSLの契約を付けないと、カート内のURLはIDに紐付いた デフォルトドメイン shop-pro.jp になる。(お問い合わせフォームは、常時SSLであってもデフォルトドメイン shop-pro.jp だったわ〜) 

運用費の変化

ひとまず、IDが変わっても大丈夫なアカウントから移行し始めることにする。エコノミーからフリーになると実質固定費が「無料」となる。販売時の手数料が(販売価格の6.6% + 受注1件あたり30円)ということではあったが、決済手段として、クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込(バーチャル口座)が課金無しで利用できるのは、最近の類似サービスと足並みを揃える条件となっているので、まぁ許容範囲。むしろ、サイトによっては便利になるんじゃないかと思える状況でもある。

有料テンプレートの移行

移行する際に、有料テンプレートを用いていたサイトがあるんだけれど、カラーミーショップはHTML/CSSを書き換えることができるので、こそっと書き換えてしまうこともできるかと思うし、アカウントが別であっても契約者の購入した履歴はあるので、書き換えることに問題はないかサポートに聞いてみると、「ダメです。」との回答。悪意を持って複製することを除くとアカウントと契約者の紐付けぐらい容易にできると思うのでカイゼンして欲しい点ではあるが、期日もあるので、ひとまず進めていく。

SEOの課題

アカウントだけでなく、登録していた商品IDも変わる。商品、カテゴリー、グループなどすべてのURLはそれぞれのIDにて紐付いているので、すべて刷新されるし、リダイレクト機能の提供を望むがちょっと現実的ではないのかも知れない…。おそらく多くのサイトで一番大きな影響があるんだろうかと思う。要は、商品をブログやSNS(Facebookコマースとか)などでリンクしていたりすると、すべてリンク切れになる。(プランを変更せずそのまま利用を続けている分には何ら問題ではない…)
ただ、独自ドメインでフリーページを設ける場合、カラーミーショップは同じURL(/?mode=f1 など)を用いることができるので、リンク切れになることもないのはちょっと安心している。

商品の一括登録

2022年1月当初、フリープランでは商品の「一括登録」が機能として含まれていなかったが、気がつくとフリープランでも一括登録ができるようにカイゼンされている(ユーザーのご要望もあったのだろう)。既存サイトから新サイトへの移行で商品点数が少ないとちょっとずつ手動で登録し直すのも良いが、まぁいろいろ労力でもあるので一括登録の機能を用いて、データベースによる商品登録や更新を使っていくのが現実的ではある。(商品一括登録のヘルプページ

CSVによる管理になるけれど、EXCELなどで開いて更新できるのでカラーミーショップで個々商品ページを開いて更新するよりも俄然スムーズである。(Tipsとして「検索と置換」を使うと効率的っす)
今回、旧アカウントは解約するため、データベースから画像を再登録する際に、そのURLがどうなるのか気になったのでサポートに確認してみると、アップロード時に対象アカウント内の画像として新たに登録(新しいURLにて紐付け)されるとのこと、けっこう安心した。(Facebookコマースのデータフォードも同じ仕様なのかも?しらんけどw)

顧客の一括登録

リピート購入などされているケースだと、顧客は会員となっている場合があるので、顧客データも一括登録しておく必要がある。しかし、項目がすべて同じではないようなので手動での調整だけでなく、パスワードは再設定していただく必要もあるので、別途、顧客対応も必要かも知れない。(顧客一括登録のヘルプページ

カラーミーペイメント(GMOイプシロン契約)

フリープランでは販売手数料がカラーミーショップ側の利益にもなっていくのだと思うが、その要として決済の申請としてGMOイプシロンとの契約を進めていく(GMOはカラーミーショップの親会社)。

クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込(バーチャル口座)が課金無しで利用できるようになるようになるんだけれど、クレジットカード(VISA、Master、DINERS)が使えて、コンビニ決済(セブンイレブンは法人契約のみ対応)、銀行振込(バーチャル口座)に対応しているので必要十分であるが、クレジットカード(JCB、AMEX)GMO後払いは追加契約ができる。追加する際には、特定商取引法に基づく表記の電話番号を「固定電話」にしておく必要があったので修正してクレジットカード(JCB、AMEX)は追加しておいた。

通常のイプシロン契約と異なり、カラーミーペイメントだと別途オプション扱いとなっている「分割/リボ払い」が追加費用無しで選択できるようになっている。さらに法人契約だとAmazon Payによる決済手段も追加費用がない条件で利用できるようで、購入者の利便性は増す条件が多い印象。取扱商品が少額だとしても「利用する」にしておいても良いんじゃないかな?
ちなみにGMO後払いは、そのサービスの特性上、配送時のオペレーションが手間として増えるような感じだったし、「古物など中古商品」では使えないよって連絡もあった。(サイト運営や取り扱う商品によるね〜)

GMOイプシロンとの契約とは別に、カラーミーショップ内でも「使用可能カード」にチェックを入れる必要がある(忘れていたw)。(決済方法設定ページ

申込用紙を出力して署名・押印して、スキャンしてメール添付という謎のオペレーションがあったが、時代の変化は継続中だということだw
(法人の場合は印鑑証明が必要になってくる)

メール設定の更新

忘れてしまいそうだけど、注文確認(自動送信)も更新しておく必要がある(忘れていたw)。(メール内容設定ページ

カート内で注文者情報の更新

細かいところだと、カート内で注文者情報(お届け情報)として入力してもらう項目をカスタマイズしていたので、忘れずに行う(忘れていたw)。(顧客管理 表示項目設定ページ

とあるサイトの場合:
・メールアドレスチェックを外す
・フリー項目に電話番号(必須)で追加する

独自ドメインの切り替え

僕の管理しているサイトではカラーミーショップにて独自ドメインを取得しておらず、他社サービスを利用している。その中に同じGMOグループであるムームードメインの利用もあるんだけれど、その条件だと切り替えは想像以上にスムーズであった。

ドメインの切り替えのステップ

  1. 旧アカウントで独自ドメイン設定を解除する。
    (カラーミーショップのデフォルトドメイン shop-pro.jp に戻る)

  2. 新アカウントで独自ドメイン設定を行う。

  3. DNSのセットアップを更新する。

  4. デフォルトドメイン shop-pro.jp からの転送設定
    「使用する」にしておくのが良い。

完了♪

DNSのセットアップを他社サービスで管理していても、要領は同じであるが、第三者の管理者に預けている場合は、タイミングを合わせないとリンク切れの期間が想定される。

一つのタイムログを書き残しておきます。
・10:27 ドメイン管理者が作業できる環境になったのを確認して、旧アカウントの独自ドメイン設定を解除
・10:34 新アカウントにて独自ドメイン設定を実施し、ドメイン管理者に報告
・10:54 ドメイン管理者にてDNSセットアップ完了
「通常は24時間から48時間で反映される」とカラーミーショップでは説明されている。
・13:44 切り替えの確認ができた。
今回サブドメインであったこともあって、非常にスムーズであったようだ。
(トータル:3時間ぐらい)

尚、独自ドメイン設定を行った場合、常時SSL(HTTPS)の契約は任意なんだけれど、月額 1,100円はそろそろ下げていただいても良いんじゃないかと思っている。(希望ー)

独自ドメインを利用したメールアドレス

カラーミーショップではメールアドレスの利用が可能なんだけれど、アカウントを切り替えると、独自ドメインであってもメール設定情報が更新される。受送信サーバーなど変わるので、利用しているメールアプリケーションも更新が必要になってくる。


(カラーミーショップの切り替え関係ないけど) せっかくなのでGoogleウェブフォントを導入してみる。

カラーミーショップはHMTL/CSSの編集が容易であるので、導入は想像以上に簡単にできた♪


今回のカラーミーショップの引っ越しサンプルサイト(僕の実家♪)
・常時SSL(HTTPS)の契約は結んでいない
・テンプレートはフリープランのデフォルトテンプレート「DISCOVER」
(最近チェックした商品がサムネイル表示される仕様はかなり好きです♪)


また何かあれば追記しておきます。

僕のnoteは自分自身の備忘録としての側面が強いですが、もしも誰かの役にたって、そのアクションの一つとしてサポートがあるなら、ただただ感謝です。