シャニマス アニメ二期先行上映の話

観てきた。

 

めちゃめちゃ良かった。
相変わらず果穂さんの声、でっかい。元気出る。

以前SNSで、「ストレイライト加入以降が本当のシャニマス、みたいに言われると、初期ユニットを推している身としては、彼女たちだけでは不完全と言われているようでいい気がしない」という趣旨の投稿を見た。実際はもう少し強い物言いだったと思うけど。

自分がストレイライトを推しているからそう思うのかもしれないけど、上記の内容は、言ってしまえば「その通り」でしかないのではないか。
ストレイライト加入以降のシャニマスこそが、本来思い描かれていたシャニマスだと自分は思う。

別にそれは、初期ユニットが力不足というわけでも、魅力が足りないというわけでもない。
それでもゲームで言う1週目、アニメで言う1期は、あくまで序章に過ぎないと思っている。
283プロのアイドルたちが、集い、自分たちがどういうユニットになりたいのか、メンバーと絆を深めながら模索していく。
そこで投入される刺激物がストレイライト以降のユニットであって、アニメでも同じことが語られているように、初期ユニットが自分たちを見つめ直し、成長するために必要なものなのだ。

初期ユニット4組の在り方と、ストレイライト以降のユニットでは在り方が全く違う。
現に、ストレイライトでは、特にあさひさんと冬優子さんの目指す像、「アイドル観」は全くの正反対で、見ているこちらの胃が痛くなるようなバチバチのライバル関係を演出している。
その後に出てくるノクチルも全く違う。最初から絆が存在する彼女たちがアイドルという枠組みを与えられて、ユニットとして世間の視線に晒されることで再解釈されることによる危うさを持っている。

そうなった時に、では私たちは?私たちの向かう先は?成るべき自分は、目指すべき未来は?という問いかけが、初期ユニット4組を殴ることになる。

そうした先に、今の283プロがあるのであって、むしろ初期4組だけのあの期間も含めて、全てがシャニマスというコンテンツだと思っている。
こんなにも1周目、2周目という経年を意識させられるゲームはないよ。
我々が年月を感じるのと同じようにして、彼女たちが成長して、在り方を変えていくのが本当に面白い。

我々はアジェンダ283を、あの衝撃を忘れてはいけない。


それにしても、あの頃あんなにユニット越境エピソードに湧いていたことを考えると、当たり前のように「283プロダクション」としてユニットの垣根を越えて存在するさまが見られるアニメ、本当に良い。

自分があの世界のオタクだったら、あんなイベント、嬉しくて仕方ないだろうな…。
終わったあとタイムラインに溢れる感想をにこにこ眺めたり、レポイラストを漁ったりする自分が容易に想像できる。会場からの帰り道に興奮冷めやらぬまま駅に向かって「現実〜〜…」とか言ったり、まだ帰りたくなくて、ファミレスでいつまでもだらだら感想を言い合ったりしていそうだ…。

以降は明確なネタバレになるのでまだ視聴していない人は読むのを避けてほしいんだけど、
2話、めちゃめちゃ良かった。ゲームのイベントシナリオが綺麗にまとまってたし、あれをアニメの映像で見られるのすごく嬉しい。
別に自分は1期を酷評するつもりはないし、むしろ序章としてはあれで良かったとも思っているけど、あれだけ「ストレイライトはこういうユニットです!」を綺麗に見せられると、初期ユニットたちが少し不憫かもしれない。
でも全部が全部ゲームをなぞったとして面白いかと言われると答えに詰まる気もして、やっぱり1期はあれで良かったと思う。

5話以降のノクチルも楽しみだな。

本当に、楽しいね、シャニマス…。

おわり


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