承認欲求が高いという話

私は承認欲求が高い。

しかし、自分の人生には満足している。
物心ついたときから褒められた記憶しかないし、受験と就活も全部第一志望に受かった。
そして今はホワイトな大手企業でそれなりの対価とやりがいをもって働いている。
人生で大きな挫折や失敗もなく、上手く楽しくやれていると思う。
それなりのこれからも余程のことがなければそれなりの人生を送れる自信はある。
このように聞いてもないのに自分の自慢話を饒舌に語り出すほど承認欲求が高い。

この「承認欲求が強い」という原因について、下記の2つが原因ではないのではないかと考えた。

①SNSへののめり込み
②そもそも承認欲求ではない

まず「①SNSへののめり込み」だが、Instagramで可愛い女の子が際限なく出てくるというものだ。
まあありきたりなものなので割愛する。

「②そもそも承認欲求ではない」というものについて話したい。
”マズローの欲求5段階説“というのを知ったとき、これだ!と思った。
(以下、ネットを掻い摘んで得たにわか知識であることを断りたい。)
この欲求5段階説というのは人間には大きく5段階の欲求があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする心理的行動を表すものである。
5段階の欲求とは下から順に生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求である。
それぞれの欲求の意味は簡易的に説明すると以下の通りである。
生理的欲求:生きていくために必要な欲求
安全欲求:健康かつ安全な暮らしをしたいという欲求
社会的欲求:社会的に受け入れられたいという欲求
承認欲求:他者から認められたい・尊敬されたいという欲求
自己実現欲求:自身の人生観・世界観に基づき、ありのままの自分になりたいという欲求
この考え方を知り、私は「承認欲求が高い」のではなく、「社会的欲求が満たされていない」のではないかと考えた。
すなわち、何においても帰属意識が極めて低いのではないかということである。
思い返すと、確かに私は承認欲求が高いと感じた大学時代からは友達が少なく、コミュニティにもほぼ参加していなかった。
そのため、所属の意識がほとんどない。
現在、社会人2年目になったが会社以外の所属は皆無である。なんなら会社でも孤独感を感じることが多い。

以上の「私は承認欲求が高いのではなく、社会的欲求が満たされていない」という仮説検証のため、私は2つのコミュニティに所属することを決めた。
この2つのコミュニティにどっぷり浸かることで、社会的欲求(=承認欲求だと思っていたもの)を満たせるのではないかと考える。
1つ目のコミュニティが某YouTuberが主催する読書好きのコミュニティである。月額費用がかかり、 かなりしっかりしたサイトで読書好きの人と意見を交換したり、他者の本の感想を読めたりする。趣味の読書を活かし、会社では知り合えない人と繋がれると思い参加を決意した。
2つ目が会社のウォーキングサークルだ。一緒に仕事をする機会があった方が主催しており、勧められたため折角の機会だと思い参加を決意。

仮説検証のため2つのサークルに過ごし、日々の意識の変化について今後述べていきたい。

「承認欲求が高い」ということで悩んでいる人も根本的解決のため、マズローの5段階欲求に基づき社会的欲求である家族や友人、会社の人々の関係から見直してはどうだろうか。

以上、さはらでした。

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