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結の誕生について

はじめまして、坪井 俊輔と申します。約6年ほど大学生起業家として自営業をやっており、2022年3月に無事に大学卒業が確定しました。大学入学の2014年から8年もの年月、大学生として生きてきました。特に、5年もの年月を共にした「大学3年生」は決して忘れられない学年となります。大学生身分が残りわずかの時、娘が誕生し、僕は大学生パパになりました。今日は大学生パパになった日の話と娘の名前に込めた想いをnoteに書き残します。

娘は、2022年3月5日12:03に京都の病院で産まれました。その日は、超異分野学会東京大会2022というリバネスが主催する学会において「CO2共生社会」というセッションがあり、そのパネリストとしての予定が入っていたため、前日より東京に入っていました。その日に娘が生まれたのです。

5日早朝、妻は2時頃から陣痛が起き、4時半過ぎには、10分間隔になってきました。僕はその時間は寝ていましたが、夢の中で妻から声をかけられている気がして、6時少し前に起床しました。すぐに妻から陣痛がきたメッセージを確認し、妻に電話しました。電話からは、一定の間隔でとっても痛みで辛そうな声が聞こえてきます。妻は初産なので、陣痛開始から12時間から15時間程度かかると予想され、出産予定時刻は17時半から20時半の夕方から夜になるだろうとのことでした。病院側もまだ待機で大丈夫とのことで、自宅で安静にしている状況でした。僕が東京でセッションが終わる時間は16時10分。ギリギリだけど、出産に間に合うかもしれない。そういった期待をしながら、僕が妻と話していると、先程よりも陣痛の感覚がどんどんと短くなってきて、非常にしんどそうだったため、一旦僕との電話を切って、妻は病院に状況を伝えることになりました。病院側からも、しんどい状況が続いているなら、一度病院にお越し下さい。とのことだったので、妻は病院に向かうことになった。およそ7時頃、妻が病院で診察。子宮口が既に8cmも開いていて、午前中には生まれそうと連絡が来た。僕は、娘の立ち会いができないのか娘の東京に来たことを後悔してしまった。ただ、思えばセッション開始時刻は、15時20分である。もしかしたら、京都を往復できるかもしれない。すぐにリバネスのセッション担当者である大坂さんに連絡した。既読はつかなかった。時間を調べると、12時30分の京都駅発でも、学会のパネルディスカッションに間に合う。7時15分にはスーツを着て飛び出ている僕がいた。エレベーターを降りて、携帯のケーブルを忘れたことに気づいたが、どこかで買えばいいやと思い、戻ることも躊躇した。なんとかタクシーを近くで拾い、東京駅へ。7時38分タクシー着、7時42分の新幹線に飛び乗ることができた。京都駅着は9時57分が見込まれる。10時10分には、病院に着けそうだ。出産に間に合うことを祈っていたら、妻から8時頃に連絡があり、2時間は待てないかもしれない。と来た。つまり、10時までには産まれてしまうかもしれないとのこと。神様は優しくない。出産は間に合わないかもしれない。病院の規則で、産まれて2時間以内であれば立ち会いが可能との連絡も合わせて入った。少し安心をした。今すぐに産まれてたとしても、なんとか2時間以内には間に合いそうなので、妻や娘に会えないことはないだろうと。その後、妻から40分ほど既読も連絡もつかなくなる。この時点で僕はもう出産の立ち会いはできないだろうと諦めていました。きっともう出産直前なのだろうと。きっと辛いだろうに、僕はその場に立ち会えず、側にいられなくてごめんね...と思っていました。

京都駅に着いてからスムーズに動くために京都駅から病院までの経路を確認。タクシーよりも、電車のほうが早そうで確実かもしれない。8時40分に既読がつかなかった妻から連絡、ようやく麻酔が入り、かなり楽になったとのこと。死ぬほど辛かった。二度と無理と思ったとのこと。叫びすぎて携帯を見る余裕がなかったとのこと。妻からの連絡に安心。ちょうど同じタイミングでリバネス大坂さんから「戻ることを気にしないで!出産と家族優先でも!」と連絡が入った。素直に、心配をかけてしまって大変申し訳ないと感じた。ただ、僕は必ずセッションに戻ります。安心して下さい。と返信しました。

今日産まれたら、いつ退院かを妻に確認したところ、9日とのことでした。その日は、環境スタートアップ大賞の表彰式@東京がある日だ。これも終わり次第、すぐに京都の実家に向かおう。その週の予定はオンライン以外入らないようにブロックや変更を考えた。予定を見る限りでは、9日から13日までは、京都の妻実家にいられそうだった。

9時に妻から連絡。麻酔が効いたことで、少なくとも1時間は産まれなさそうだから、出産には間に合うのではないかとのこと。むしろ、僕が東京へ戻り始めるまでに、産まれればいいなという状態に。大丈夫かなあと不安に。弊社の東京にいる取締役COO益田さんへ連絡をするが、ご家族がコロナ陽性になってしまい、濃厚接触者となっていた。今は、大変だろうし、そもそも行けないだろう。都合よく進むように、祈るしかない。

ちなみに、病院についたら抗原検査が必要とのこと。唾液でなく、鼻拭いで10分間くらいは結果が出るまで時間がかかる。寝る時、エアコンつけっぱなしだったため、喉がちょっと痛い気もしたため、検査がひっかからないかが心配だった。

京都駅に着く少し前の9時42分、リバネス大坂さんから岐阜に住んでいる取締役CTOの田中さんに来てもらえないかと打診。いや今からは来られるわけはないだろうと思いつつ、ダメ元で電話。電話は繋がった。
今日は今何されていますか?と確認すると今は外にいるとのこと。
田中さんからどうしたんですか?と聞かれ、妻が出産間近であることを伝えた。きっと僕が会場に戻ると思うんですが、最悪の最悪の場合、本当に申し訳ないんですが、代打をお願いできませんか?とダメ元で聞いてみた。田中さんは電話越しでもわかるほど、爆笑していた。それは笑うよね。土曜日9時45分にいきなり電話をしてきて、15時過ぎの東京でのセッションで発表して下さいと伝えられたら驚きを通り越して、笑いますよね。
一応、田中さんはご自身の奥さんに聞いてみますよと言って下さった。検討していただけるだけ、ありがたい。念の為の状況説明のため、僕が話そうとしているスライドと超異分野学会のテーマのこと、岐阜駅から会場までの電車の時刻を調べると、岐阜から会場まで2時間半くらいで、12時半までに電車に乗れれば間に合いそうなである旨を伝えたところ、田中さんの奥さんからも了承得られたとのこと。これで、最悪、田中CTOに頼れそうだ。ただ、まだ僕が戻る想定も考えられるため、一旦待機でお願いしますと伝えた。 大坂さんに、田中さん代打OKで待機いただくこと伝える。
9時54分京都につく3分前、妻の出産が少し遠のいた。促進剤入れると連絡が入った。また、産まれるのが夕方くらいになってしまうかもしれないとのこと。青天の霹靂。嘘...まじか...夕方か...絶対間に合わない。促進剤効いて早く産まれてほしい。同じタイミングで田中CTO、子供のピアノ終わったら、東京行きますよーと連絡。ちょっと待って下さい笑 もう行っちゃうんですか??笑 まだ、僕が行く可能性残ってますよ!と新幹線を降りながら電話。田中さんからは、出産は何が起きるかわからないから、絶対に今日は空けておいたほうがいいとのこと。僕は非常に迷う。すぐの決断ができない。ただ、少なくとも、田中さんは子供のピアノの送り迎えで20分ほどは動けない状態みたいだ。その後は身支度したら、動けるようになるとのことだったので、一回病院で状況を確認し、その後に決断しますと連絡した。新幹線からはスムーズに乗り換えできたため、地下鉄は4分後出発。近くのコンビニで携帯のケーブルを買った。約2000円は高いな…。痛い出費だが、妻や娘が最優先だと考え、即購入できた。京都駅から病院がある駅までは地下鉄で5分。地下鉄に乗り込んで、スマホで、田中さんとリバネス大坂さんとのチャットを作った。万が一、何か起きた時のために初対面の人でも、つないで置く。病院には10時13分に着いた。妻のお母さんと合流。早く抗原検査やって下さい...。という気持ちで入っていったが、まだ朝早いためか病院の受付の人がいない。僕としては、現状なども判断したいなあと思い、妻と連絡。妻は全然余裕そうだ。まだ産まれなさそう。
病院の人が出てきて、抗原検査少々お待ち下さいねと伝えられた。
ただ、待っても全然こない。5分経った。ああこれはだめなやつだ。早く来てほしいとイライラしてしまう。状況は改善しなさそうと判断し、田中さん申し訳ない、東京向かって下さい。と連絡した。

超異分野学会のリバネスの皆様にも、セッションパートナーのダイキン様にも只々情けなく、申し訳なく思う。元々は、リバネス代表の丸さんに、自らこのセッションに出たい!と連絡をしたことがきっかけだった。カーボン・オフセットの取り組みは弊社として始めたばかりだったが、まさに、このタイミングでの宣伝がベストであると考えたからだ。快く登壇者として受け入れて下さり、非常に貴重な場をセッティングしてもらえた。初めてこの場で、このテーマをしっかり話すぞという思いで臨もうとしていた。この分野については社内で僕が一番知っている。元々、土壌を始めるタイミングではある程度理解しており、2020年11月UNOPSにも、これで提案していた。
これまで、海外事例も含め死ぬ気で調べたんだ。CTO田中さんに対して、僕の頭の中にあるものをなるべく多く伝えなければと思った。

話を戻すと、病院では検査は10分後(10時25分)くらいに出来た。妻から検査後はスタバとか行っちゃだめだよ。お菓子食べたかったら私のあげるから、それかお母さんに買ってもらってと連絡が入る。いや、僕は子供じゃないから大丈夫だよ。27歳だよ笑。と思いつつ、また出産前に僕のお菓子の心配をしてくれる妻は優しいと思いながら、妻の出産を待つ。10時46分、赤ちゃんがだいぶ降りてきたと連絡。まだ抗原検査の結果は出ていない。25分経過しても結果が出ない。10分じゃなかったのか、大丈夫かなこの病院…。
窓口に聞いたら、どうやら陰性だったとのこと。陰性の場合、結果は伝えられないシステムらしい。先に言ってくれ…。心配をして損した…。ただ、陰性であったことにほっとした。

病院で待機中は、田中CTOに出来る限り、本日のセッションで話そうとしていたことをメッセンジャーで伝え続ける。関連資料も送る。

11時18分、そろそろ産む準備と妻から連絡が入り、11時35分くらいに2Fに上がって下さいと連絡が入る。2F受付についたら、女性しかいない。男1人、女性50人くらい。当たり前ですが、産婦人科ですからね。

受付前で待っていましたが、誰からも声かけられない…。
受付は非常に混んでるけど、困っているアピールをして、看護師さんに相談。奥さんは3Fです。3Fに上がって下さいとのこと。バタバタと、3Fへ上がる。上がったら、坪井さんのご主人ですねと迎えれ、すぐにコートとスーツ(上着)を脱ぎ、スムーズに出産立ち会い用の着替えを済ませた。

荷物をもって分娩室の前へ。奥には妻がいるのか。
すごくドキドキで緊張してきた。

あ、緊張しすぎて、なんかトイレ行きたくなってきた…。

すいません、トイレ間に合いますか?と伝えたら。
え。もう無理です、と断られてしまった。
まあ、そうですよね….すいません。
ただ、状況を見たら間に合いそうとのことで、結果なんとか行かせてもらえました。ふう。

中に入ってどうぞーとのことで、奥さんと対面できた。思っていたより元気そうな表情。全然だいじょうぶなのかな?どうやら麻酔が効いているみたい。部屋には、多分赤ちゃんの心臓の音と思われるドクドク音が流れている。ああもうすぐ対面か、頑張ろうね。と連絡。

出産前に、妻の両親と、僕の両親にビデオ通話。
立ち会いは、僕しかできないので、なんとか応援の声を。
それぞれ電話すると大変なので、両家のグループを作成。

さあ、出産直前だ。奥さん頑張れー!!!!!
いきんでー!を繰り返し。
助産師さんが、頭見えましたよーもう少し!との声、
はい、いきんでー!はい、いきんでー!
僕は、奥さん頑張れー!!!!頑張れー!!!頑張れー!!と。
ポコン。赤ちゃん出てきた!

泣いた!オギャーって。
僕は泣いてしまった。テレビで見たやつだ。
奥さんからも感動の声。

「おめでとうございます。12時3分です!」

奥さんほんと頑張ったね。ほんと頑張ったね、
そうだ、すぐにビデオ通話を開始。
両家のご両親もおめでとうー!と、とっても喜んでいる。
本当に母子ともに健康でよかった。

赤ちゃん、泣いたり、眠ったり。とても可愛いね。

心臓も大丈夫そう。手足の指も5本しっかりある。
元気元気だ。ちょっと微熱はあるけどそれ以外は問題なさそう。
頭測って、体型測って、身長も測って。49cm。
目薬をさして、産まれたばかりの赤ちゃんは大変だね。
そして体重、3328g!大きいね!

さあ、パパ抱っこしてみましょうか!と助産師さん。
え、あ、はい!と返事をしたが、暴れだして赤ちゃんを落としてしまったらどうしようとか心配…。

抱っこしたら、僕の顔をじーと見ている。
抱かれても、泣きださない。安心して、僕をじーと見ている。
話しかけても、泣かない。安心している。
あれ、これ絶対に僕の声をわかっているぞと思った。
お腹にいる時に沢山話しかけたパパの声を理解してくれてたのだと思う。

赤ちゃん、僕たちのもとに、産まれてきてくれて有難う。
そして、奥さん産んでくれて有難う。

自然と、涙がでてきた。
けど、赤ちゃんに涙を落としてはいけない。と必死で堪える。

僕がだっこをしている様子も、写真で撮影してもらって。
今度は奥さんと赤ちゃんと3人で撮影。
とってもいい写真が取れました。

出産時写真

お父さんそろそろすいません。と助産師さんから。

どうやら、立ち会い可能な時間のリミットが来たようだ。

赤ちゃん、改めてありがとう。奥さん、ありがとう。
4日後にね。と別れを惜しんだ。

最後、まだ乾いていない「へその緒」をもらった。
家に帰ったら、広げて、乾かして下さいとのこと。
へその緒って、カタツムリみたいだなと思った。

下で待っていた妻の母と合流。へその緒を預かってもらうことに。
今回の出産は奇跡的だったな。本当に立ち会えてよかった。
感想を伝えながら病院を出た時、スマホで時計を見る。
時間はもう12時45分か…。
これはパネルディスカッション開始にはもう間に合わないなー。
田中先生に代打行ってもらって本当によかったなあとしみじみ。

さて、この後どうするか。正直、迷った。

妻の実家に帰って、赤ちゃんを迎えるために、掃除を手伝うべきか。
せめて超異分野学会に遅れてでも行った方がいいのではないか。

悪い天使もささやく。

お腹すいたんじゃない?京都でゆっくりご飯でも食べたら?

うーん、やっぱり東京行こう。13時5分頃京都着、赤福を買っていこう。
少なくとも迷惑かけた登壇者4名と丸さんの5つ赤福を買って、13時13分京都駅発東京行きに乗り込んだ。

新幹線で田中CTOの自己紹介資料を入れ込み、岐阜大学発ベンチャーの資料を作成。あとはひたすら、僕の頭の中にある知識を田中さんに伝え続けた。1時間くらい伝え続け、これだけ伝えれば大丈夫という部分を一通り伝え、さあ時間が1時間くらい余った。どうしようか…。
ああ、出産を心配してくれている人が沢山いるから、赤ちゃんの出産報告と写真を1枚、FBとtwitterに出した。
そしたら、連絡がすごい勢いでくる。なんということだ。ありがたい。

必死でコメントを返し続ける。本当に色々な人にこれまで出会ってきたな。そういった人がたくさんお祝いのメッセージをくれる。
なんて幸せなんだろう。1分おきくらいにコメントが。これは返しきれない!
新幹線を降りる時間となり、お祝いのコメントへの返信は今晩にしようと途中で諦める。品川駅の到着時間は15:17着。
15時20分から開始のパネルディスカッションはさすがに間に合わないな…。
品川到着後、五反田駅へ、到着後ダッシュで会場へ。
15時35分くらいに会場到着。会場入ったら、リバネスの丸さんとリアルテックファンドの熊本くん(通称くまモン)がいた。

「貴重な機会を作ってくださったのに、本当に申し訳ございませんでした。」と謝罪。

僕は、絶対に怒られることを覚悟していた。
最悪、出禁になるだろうと思ってた。

そしたら、赤ちゃんが出産したこと。立ち会えたことを丸さんは自分ごとのようにとっても喜んでくれた。僕から頼んでパネルディスカッションの登壇者にしてもらったのにも関わらず、丸さんは握手の手を差し伸べてくれた。

その瞬間、僕はまた、ブハッと泣きだしてしまいました。

なんて、いい恩師に恵まれたんだろうか。

丸さんは僕の恩師である。結婚式で主賓もしてもらった。

涙を拭いながら、セッション会場へ。

まだ田中さんは話してなさそうだ。結構会場に人がいる。

人気セッションなんだな。と感じた

モデレーターを務める大坂さんとも目が合う。
ほんと色々申し訳ございませんでした!
どうか宜しくおねがいします!と目で合図。

横で運営している重見さんがなんで坪井くんいるの?
とすごい顔をしている。

いや、ほんとそうなりますよね。
なんかご迷惑かけてしまい、申し訳ないです。

そうこうしているうちに、15時41分くらいから大坂さんから、田中さんへパスが。田中さん、登壇頑張れー!!

念の為、4枚目の事業概要で、僕が不在の時に備えて、赤字で出産立ち会いのため、京都へと書いていた。
田中CTOがそのスライド見て、なんか赤字で変なの書いてありますが…と発言。ああ、会場の雰囲気も笑いではない..
これは、やばいぞ。僕はとっても気まずいぞ….ごめんなさい!
穴があったら入りたい。すぐにヒューと入りたいと思っていました。

そしたら、大坂さんが坪井さんは出産立ち会いから戻ってきて、会場のそちらに今到着されました!と手を差し出されたため、会場全体が僕の方へ向いた。

ええええええ、驚き。
どうもすいませんでした。

そしたら、会場全体から拍手が。

えええええええええ。いや僕登壇すっぽかしています。
なんて、暖かい雰囲気。再びうるうる….
ほんとうに、ありがとうございます。

その後、田中さんが熱いプレゼン。
おお、すごい。田中さんすごいな。めっちゃ僕が伝えたかったことを代弁してくれている。感動しました。

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登壇が終わった後、登壇者のもとへ。
どうも申し訳ございませんでした。
けど、みんな暖かく迎えてくれました。
最後、集合写真にも、いれていただきました。

登壇後もリバネスの皆様や登壇者の皆様と語り合い、雰囲気が暖かく、なんて素敵なんだろう。とまた涙が出てしまいそうになる。
丸さんに、「つぼいー。泣くなよー笑」と突っ込まれ、笑いに変えてもらえた。
去年、僕は、超異分野学会で行われたリアルテックベンチャーオブザイヤーの時、丸さんやリバネスさんとの出会いの話をしているときに泣き崩れるというすごい伝説があるのですが、1年後も泣いてばっかりで成長がない。とっても恥ずかしい。

赤ちゃんって産まれるとき、限られた子宮口から出てこなければいけないから、頭の形を変えてでてくる、それが本当だった。すごいんだ!という
話を多分自慢そうにしていたとき、とっさに、リバネスの篠澤さんからツッコミが。

「坪井くんがすごいんじゃなくて、子供と奥さんがすごいんだからね。」

はい、おっしゃるとおりでございます。ぐうの音も出ません。
出産においては男は本当に無力です。女性が最も大切なのです。
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お笑い芸人のゴルゴの「少年院での魂の授業」が言ってた。
命とは人、一叩きと書く。始という感じは女に台と書く。
すべての始は女の子も男の子も女から始まる。
だから絶対に女の人を粗末にしてはいけないんだ。
女の人は守ってやり、優しくしてやり、尊敬してやらなきゃだめなんだ。
君たちを産んでくれたお母さんは命をかけて産んでいるんだ。
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そのことを思い出しました。
会場で、どれだけの人がおめでとうと言ってくれただろうか。
本当に沢山の人に、会場でおめでとうおめでとうと言ってもらえて正直、
驚きました。ディズニーのお誕生日シール付けているときに、キャストさんから祝ってもらえるのがあるんですが、それ以上に祝ってもらいました。

今日、起きたことは絶対に忘れません。

上記を書き残しながら、人とのつながりが如何に大事であるのかを痛感しました。

僕はパパとなり、この世に産まれてきた娘が、良い人との縁に結ばれる子になってほしい。そして、時には大事な人と人の縁を結ぶことも惜しまずしてあげられる子になってほしいと思いました。

また、これからの人生で色々あると思いますが、努力が実を結んで欲しいと願っています。その願いから2人で考え”結(ゆい, Yui)”と名付けました。

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僕にとって産まれてきてくれた結は、かけがえのない存在です。出産まで頑張ってくれた妻にも、そしてこれまで育ててくれた両親や、支えてくれた方々に本当に感謝を申し上げます。ありがとう。

これから仕事だけでなく、家庭も頑張れる人になります。


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