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【EDH】《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ/Raggadragga, Goreguts Boss》 その後

0.概要

1年以上前、《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ》の記事を書いた。

 旅行先で「書けよ」と《強迫》された産物だが、ありがたいことにいろんな人に見てもらった。
 以降、いろいろいじってきたが、自分の趣味に合わず飽きたので崩すことにしたので、最終的な構築を残しておく。
 タイトルだけ見て「どういうデッキなん?」「構築ってどういう思考で調整すればいいの?」という人は上の記事だけ読んでくれればよい。

1.構築

前回記事からの追加や変更を中心に記述。
最終的な構築は以下。

・執筆後に追加したカード

 デッキリストを比較する暇な人はじっくり見るといろいろいっぱい違うが、抜粋で。

・《敏捷なこそ泥、ラガバン》《猿人の指導霊》《エルフの指導霊》

追加のマナクリ

 マナクリーチャーの追加。実態は他のマナクリを引っこ抜いてるので入れ替え。
 前回1マナマナクリは最重要とか言いながら《敏捷なこそ泥、ラガバン》は忘れてたわガハハ。

 コイツラについては見ての通りなので特に語ることはないが、TIPSとしては、《敏捷なこそ泥、ラガバン》は暇なときに《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ》でパンプアップすると9/8トランプルになって殴りだす。最後までクソ猿である。
 2種類の指導霊たちだが、能力分類はマナ能力である。そして戦場にドロップしたとしても能力を失うわけではない。
 要するに3/4/4である。暴力に訴えろ。

・《威圧の杖》《緊急時》《千年霊薬》

なんで忘れてた????

 忘れてたカード達。これを書いている人間はただのアホ野郎である。
 《威圧の杖》は読んで字のごとく。1回《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ》の能力のかかったパワー参照マナクリがいれば無限である。楽すぎるだろ。
 《緊急時》は《養育者、マーウィン》《帰還した探検者、セルヴァラ》をサーチ可能で、ドローが必要なら《秘密を知るもの、トスキ》《真実の解体者、コジレック》を探せる。他のサーチ同様、状況次第でサーチ先を両天秤にかけられるカード。入れない理由なかった。
 《千年霊薬》は便利すぎ。誘発1回目のマナですらカツカツなんだよなーとかを平然と解決する。《稲妻のすね当て》なんかより遥かに上だった。

・《夏の帳》《アロサウルス飼い》《落葉の道三》

対話拒否用

 ストームデッキです。対話しません。《稲妻曲げ》も同じ。

・《陽焼けした砂漠》

初手にあるとキレそうになる

 《あおり立て》が無限赤マナがないと戦闘後メインフェイズで即勝利にならず、《イシュ・サーの背骨》では本当に勝ちか不定なことから採用された本物のゴミランド。《野生の心、セルヴァラ》や《鷺刃の精鋭》等が全て追放されるパターンも考えて、採用している。なんだかんだデッキの枠も空く。

ループ手順の解説
準備:
①.  手札に 《輪作》《真実の解体者、コジレック》を用意する
②. 《適者生存》を設置する。
③. 《輪作》を唱える、手から置く等で戦場に《陽焼けした砂漠》を用意する
④. なんか1ドローできる手段を用意する。《威圧の杖》とか、《ティムールの剣歯虎》+《威厳の魔力》とか。召喚酔いした《野生の心、セルヴァラ》とかでもいいよ(本末転倒)
手順:
①. 《真実の解体者、コジレック》でデッキをリフレッシュしてからデッキを掘り切る。(ライブラリー0枚)
②. 《輪作》を唱える。コストは《陽焼けした砂漠》。
③. 《輪作》解決前に《適者生存》で《真実の解体者、コジレック》をディスカード。《真実の解体者、コジレック》でライブラリー修復が行われる(ライブラリーは《陽焼けした砂漠》と《真実の解体者、コジレック》)。
④. 《適者生存》で《真実の解体者、コジレック》を、《輪作》で《陽焼けした砂漠》をそれぞれ探し、加えたり出したりする。(ライブラリー0枚)
⑤. 《適者生存》で《真実の解体者、コジレック》をディスカード。《真実の解体者、コジレック》でライブラリー修復が行われる(ライブラリーは《輪作》と《真実の解体者、コジレック》)。解決で《真実の解体者、コジレック》サーチ。
⑥. なんらかの手段で1ドローし、②に戻る。
《真実の解体者、コジレック》の過労死が心配になるが、《適者生存》という日本語名的には生き残ってるのでセーフ

・執筆後にカードプールに追加されたカード

・《揺籃の地の乱伐者》《囁かれる希望の神》

増えた中核。何枚でも欲しい

 前回執筆したとき、パワー参照マナクリーチャーは4種類だった。

前の記事から引っこ抜いてきた。

 それから4か月後、あの文章内容には「パワー参照マナクリが4種類だ」という間違いが含まれ、さらに4か月後、僕の書いたものは完全に嘘っぱちになった。なんでそんなテンポよく増えた???

 この2種類だが、《囁かれる希望の神》はしょうもないオマケのついた《ヴィリジアンの社交家》程度。エルフシナジーはそもそも《養育者、マーウィン》しかないし、+1/+1カウンターが置かれるカードも《太陽を破壊するもの》《アガサの魂の大釜》程度。一応烈日1の《太陽を破壊するもの》を《自然の要求》でぶっ壊されて何もかもを失うパターンだけ減ったくらい。
 重要なのは《揺籃の地の乱伐者》。試作能力の都合で高いマナコストを持っているがために、これまで《森林の怒声吠え》を噛ませないとマナクリを探せなかった《激情の共感者》から直接パワー参照マナクリーチャーを持ってこれるようになったのはあまりにも大きい。これで《激情の共感者》はマナクリ、無限マナソース、ドローソースの全てを探せるスーパーカードと化した。《森林の怒声吠え》は当然クビを刎ねられた。二度と採用されることはない。マナコスト増えてからやり直せ。

・《ミシュラの命令》

カスレア

 兄弟戦争から2枚目。なんでそんな貰えた?
 3つ目以外ほぼすべて使う。

 主に使うのは4つ目。X=6以上で唱えると、+6/+0修正と速攻が手に入るため、奇襲的にパワー参照マナクリーチャーをパンプできる。パンプするということはマナが増えるということなので、このカードは6マナ以下で撃てばコストは(R)だけだし、7マナ以上で撃てばコストは(R)(最低10マナキャッシュバック)。どう唱えてもパワー参照マナクリーチャーに撃ってる限りちゃんとコストを払っていない。しかも土地から注いだマナはほぼ全て帰ってくるため、こっから始動が普通にある強烈なカード。入れてない人は全員テキストを朗読したほうがいい。
 1つ目の能力だが、これもわかりやすい。しかも「望む枚数」ということで捨てたくない~とダダをこねることもない。ドロースペルで道中に引いてきても1回噛ませて入れ替えるというのができる上に、マナも爆発的に増えるせいで全然腐らない。
 2つ目はヘイト生物を焼ける。このデッキにとって致命的なヘイト生物は何種類かおり、特に《静寂の守り手、リンヴァーラ》《法の定め》系は別格。
 また、数あるヘイトベアーの中でもトップクラスにキツく、採用頻度も高いのが《ドラニスの判事》だったりする。このデッキは統率者を唱えた後でも《ドラニスの判事》に一生苦しめられる。山札から《氷河跨ぎのワーム》が探せることを言い訳に7マナ以上のスペル枚数を圧縮しているため、本当に目の上のたんこぶになり続ける。
 それをついでのように焼ける。最高か???????????

・《エント最後の進軍》

激重大量ドローだが・・・

  数あるパワー参照ドローの中で、これを入れた理由は《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ》的には一つだけ。
 本当に貴重な7マナ以上のドロー。
 この統率者にはそれで充分。あんま書くことがないともいう

・《喜ぶハーフリング》《イコリアへの侵攻》

何枚でも欲しい枠

なんか説明いる?

2. 終わりに

 冒頭にも書いたが、前回この統率者について執筆したとき、多くの人から読んでいただいた。
 さらに賛辞や感想も頂いた。改めてありがとう。
 あと《太陽を破壊するもの》が晴れる屋の週間販売数で15になってた。なんならFoilは売り切れてた。僕が最初に買ったときはもちろん0だった。壺を売る仕事をしてしまった・・・

 筆者と《ゴアガッツ団の親分、ラッガドラッガ》とのお話はこれでおしまい。また次のデッキで会いましょう。

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