見出し画像

ハジマリの書

誰しも最初に読んだ戦法書というのは思い入れがあるものだろうと思っている。私も多分に漏れずそうで、その一冊とは創元社:初段に挑戦シリーズ③桐山清澄 著「振飛車戦法」なのだ。

本日、竜王戦5組残留決定戦、豊島名人の師匠でもある桐山清澄九段の現役続行を掛けた将棋が行われ、見事若手の井出四段に勝利するというアツい展開があった。来期の竜王戦でも桐山先生の将棋が見られると聞いて、私の胸も高鳴っている。

画像1

もう何十回と読んでボロボロになってしまったが、まだ我が家で大事に保管されている。第1版が1980年ということで、ノーマル振り飛車 対 急戦の将棋しか載っていない。思えば私の根幹はここにあるのかもしれない。

この棋書を読んで四間飛車に目覚め、次に「光速の寄せ1」「光速の寄せ2」と進んで立派な対抗系党員になっていくわけだが、またそれは別の話。

私にとって初めて将棋を教えてくれた先生のような存在だ。

まだ現役の将棋が見られるんだ、涙も出るってもんよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?