ボイス台本作成 ~ぽやーじゅの巻~

※内容のネタバレを含みます。

V将棋界隈で先日から未良々桂主催の「秋ボイス」なる企画動画が公開されている。12名という多数参加の中、私も3名の台本を作成することになった。

まずは上記にも貼った動画、ぽやーじゅさんの作品。とりあえず私が彼に送った台本の画像を貼ろう。

ポヤ台本画像

皆さんは「ぽやーじゅ」の台本を書いてくれと言われた時に、どんなストーリーを想起するだろうか。謎の生物であり、バラエティー色の強い活動をされているので、どうしてもコミカル、シュール、大騒動…などといったイメージワードが脳内に先行する。彼が見せている確かな正しい一面であるのだが、それだけの内容になってしまっては単純にツマラナイと思った。

ここはひとつ、決めるところは決める男だというところを表現してみよう。

聴いていて気が付いた方もいるかも知れないが、今回のボイスでの聞き手とぽやーじゅの関係性にはモチーフがある。スマホアプリゲーム「グランブルーファンタジー」に出てくるスツルムとドランクの二人だ。詳細な設定は説明しないが腐れ縁のような仲で、おちゃらけキャラのドランクといつもそれにムスッとしているスツルム。二人とも義理堅く、登場すれば必ずカッコいい見せ場が用意されている人気のコンビだ。お互いをよく理解していて、ドランクがおちゃらけをやると、スツルムが黙ってツッコミ(剣で指すなどの物理攻撃)で痛めつけるという流れが定番化している。そしてこのツッコミが怒りだけではなく照れ、恥じらいといった色んな感情表現の代弁になっていてエモいというわけだ。

この関係性をイメージしながら今回の作品は書いてみた。デートに連れ出したくせに、ふざけたり、変なイベントが起きたり…。でも最後はビシっと決めてくる、そういうシーンをさせてみたかった。

是非良ければ上記の台本画像を見ながら、もう一度聞き直してみてほしい。ぽやーじゅさんの演技力の高さ、そして声の良さに今一度ひざを打つことだろう。

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