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インテルのポグバプロジェクト

ポグバを狙っているのはユヴェントスとレアル・マドリー、PSGだけではない。
『La Gazzetta dello Sport』の情報によれば、インテルもポグバ争奪戦に本格的に乗り出すようだ。
コンテとマロッタは、ユヴェントス時代の2012年にポグバをコストゼロで獲得している。

インテルは中盤にワールドクラスの選手を必要としている。
エリクセンは十分ではなかったし、センシとバレッラはコンテ監督を納得させるほどのパフォーマンスを発揮できていない。
インテルは、中盤インサイドで多くのゴールを保証してくれるフィジカルのある選手を望んでいる。
要するに、ポグバはインテルにとって理想的な人材なのだ。

ポグバの契約は2021年までとなっている。
ポグバは現在、ユナイテッドで年俸1700万ユーロを稼いでおり、もちろんインテルにとって手の届かない額だ。
しかし、ポグバの契約は2021年までとなっており、ポグバには契約延長の意思がなく今夏にオールド・トラッフォードを去ると報じられているが、これはマンチェスター・Uが契約延長オプションを行使しなかったことが原因だとされている。
また、イタリアの外国籍選手に対する税制上の優遇は、インテルにとって優位に働く可能性がある。

ポグバ自身はコンテ監督との再会を望んでいると言われている。
しかし、ポグバがユヴェントスへの愛着を持ち続けていることは間違いない。
ユヴェントスは、ピャニッチやドウグラス・コスタの譲渡を交渉の一部に含めることでポグバ獲得を狙っている。

また、レアル・マドリーやPSGで新たなチャレンジを選択する可能性もある。

これに対し、インテルは現金を支払うことで対抗するようだ。
インテルのスティーブン ・ チャン会長は、ユヴェントスに差を開けられているという事実に心の中で苛立っている。
そして、今夏に高額な移籍金を支払うことでワールドクラスを連れてきたいと考えている。

しかし、現在のコロナ危機により、今夏の移籍市場では移籍金や市場価値が下方修正される可能性が高い。
ただ、インテルに関しては多くのオプションを持っている。
PSGとバイエルンが、それぞれイカルディとペリシッチの買い取りオプションを行使すれば、インテルは1億ユーロ近い資金を得ると見込まれている。
さらに1月にも2000万ユーロでの売却しようと交渉していたように、ベシーノ売却という手もある。
そして、忘れてはならないのが、バルセロナが強い関心を示しているラウタロ・マルティネスだ。
そのため、インテルはいずれにしても資金調達できると確信している。

ラウタロが引き抜かれた場合はもちろん、後釜を補強する必要がある。
カバーニはコスト面を考えればオプションだが、インテルのお気に入りはライプツィヒのティモ ・ ヴェルナーのまま変わっていない。

【Source】5月3日、La Gazzetta dello Sport

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