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ブンデス再開に向けた『DFLプラン』

ファンのいないサッカー・・・それがブンデスリーガの近い将来だ。
『Spiegel』が報じたように、DFLのタスクフォース(特別チーム)は、2 つの文書で構成された無観客試合のコンセプトを作成した。
1つは再びプレーが可能となる条件を説明し、もう1つはそのために必要なプロセスが41ページにわたって示されている。

例えば、無観客試合において参加できる人数を明確に規定している。
コンセプトによると、「最大で322人」と規定されている。
スタジアムエリアは3つのゾーンに分けられる。
“ゾーン1”は、スタジアム内部(最大98人)。選手のトンネル、ドレッシングルーム、薬物検査室、医療室など、ピッチとその周辺を対象としている。
“ゾーン2”は、スタジアム内部の残りの部分を指す(最大115人)。クラブやリーグの要人のためのエリア(部屋)なども含まれる。
“ゾーン3”は、スタジアム外部(最大109人)。テレビ中継関係とスタジアム周辺のセキュリティなどをカバーする。

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選手のためには、知っておくべきプライベートでの衛生管理をリストアップしている。
これには、「第三者からの距離と定期的な手洗い」が含まれている。
「一般的なマスクは(現在のところ)必要ない」と書かれている(これはマスクの着用義務がいくつかの連邦州で決定される前に書かれたもの)。
また、「できるだけ多くの水分補給を行い、ビタミン豊富な食事に注意を払う」必要があると記されている。

加えて、「テーブルやドアノブ、階段の手すりなど、頻繁に触れる部分を洗浄し、少なくとも 1 日 1 回は消毒」と「感染する可能性があるものに関しては、家族での接触も避ける(歯ブラシ、タバコ、食器、飲み物、タオル、シーツなど)」なども書かれている。

コンセプトにおけるその他の重要なポイント

また、当面の間、チーム写真、選手同士の握手、整列など、すべてを省略する。
チームマスコットも外で待機する。
スタジアム内において、カメラマンが撮影を許可されるのは、トンネル内と入場ゲートの後ろのみ。

テレビ中継関係者は全員、コロナの可能性のある症状についてのアンケートに記入して署名しなければならない。

タスクフォース(特別チーム)は、スタジアム内の状況だけを扱っているわけではない。
ロールモデルとしての役割を果たさなければならないこともアピールしている。
そのため、「重要:プロサッカー界、ブンデスリーガのチームや選手たちを、全国民が見ている。今まで以上に責任は大きくなる。ピッチ外での衛生面や予防対策に関して、模範的な行動を緊急にお願いする」と記されている。

チームホテルも厳格なガイドラインを守るべきである。
例えば、ホテルスタッフはトレーニングを受け、マスクを着用し、定期的に手を消毒しなければならない。
選手との接触は可能な限り少なくし、食事は選手が戻ってくるよりも前に準備すべきである。

「携帯電話、タブレット、プレイステーションなどを他人から使用する(借りる)際には注意すること」という注意書きもある。

そしてさらに、「監督やスタッフも、試合に必要不可欠な人だけがチームにいるように注意を払うべきである。試合に直接関与しない人は、電話やテレビ会議で連絡を取ることができる」と書かれている。

コンセプトにおける重要な疑問

クラブ内でコロナウイルスに感染した人が出た場合はどうなるのか?
まずは、感染経路を文書化(明確化)することに焦点を当てるべきであるため、自動的に報道機関(メディア)に通達されるべきではない。
コンセプトによると、「症状はないが、(コロナ感染の疑いがあり)2週間の隔離となる可能性のある選手とは電話で相談。症状が出た場合は、症状が治まってから3~4日後までは自宅療養と隔離を確保すること」となっている。
隔離が必要となった場合は、コンセプトに記載されている指示に従う。
その中には、「別のベッドで寝る」「自分の食器や洗濯物を使う」「感染の可能性のあるもの(歯ブラシ、タバコ、食器、タオル、シーツなど)との接触を避ける」などが含まれている。

【Source】4月23日、Bild他





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