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我々は準備ができている

ブンデスリーガは5月のリーグ再開に向けて全力を尽くしている。
20日(月)午後に放送された『Bild』の特別番組で、ノルトライン=ヴェストファーレン州のアルミン・ラシェット首相とバイエルン州のマルクス・ゼーダー首相は、5月9日からのブンデスリーガ再開を支持していることを明らかにした。

そして、23日に行われたブンデスリーガ1部と2部の全36クラブが参加した会議で、DFLのクリスティアン・ザイフェルトCEOは、シーズンを続けるためのコンセプトを発表した。

ブンデスリーガ再開はいつ?

5月9日から再開か?それ以降になるのか?(再開するとしたら)何節からになるのか?
すべてがオープンになっている。
「まずは、政治が許可を与えなければならない。我々は準備ができている」と、ザイフェルトCEOは語った。
最終的な判断は、4月30日に行われるメルケル首相と連邦政府による会議で決定が下される可能性が高い。

シーズン終了はいつ?

ザイフェルトCEOは、 「我々次第であるのであれば、シーズンは6月30日に終了するはずだ。もし7月まで伸びても可能であるし、TV放映権のパートナーと話し合うこともできる」と語っている。

健康へのリスクはどの程度?

「最大のセキュリティと正当なリスクの間の妥協点を見つけなければならない」と、タスクフォース(特別チーム)の責任者であるDFBのティム マイヤー医師はコメント。
全36クラブから、それぞれ約40人が少なくとも週に一度はテストを受ける(選手、監督、コーチ、医療スタッフ)。
残り10 節のシーズンでは、マイヤー氏によれば、最大 20000回のテストが必要となる。
これまでのところ、1100人の選手のうち14人が発症している。現在、コロナウイルスに罹患している選手はいない。
各選手はコロナ危機の状況でプレーするかどうかを自由に選ぶことができる。今のところ、誰もプレーを止めたいとは言っていない。

コロナウイルスの検査はどのように行われる?

テストは試合前日(午前10時までに)に検査室で行われ、結果は翌日にチームの医師に提示される。
タスクフォースの微生物学者のバルバラ ゲアトナー女史は、検査と試合の間に選手が感染する可能性について、「感染した日や翌日に発症する人はいない」と、問題ない主張している。

選手が陽性反応となった場合はどうなる?

「検疫が必要かどうかを判断する。決めるのはクラブではない」と、ゲアトナー女史は強調している。
ロベルト・コッホ研究所(RKI)によると、感染者と接触したグループすべての人を隔離しなければならない。
これには、少なくとも15分以上対面で接触した人や、感染者の分泌物や体液に直接接触したことのある人が含まれる。
これは衛生的な観点からさらなる感染を防ぐためだ。
だからこそ、DFLのタスクフォースは、チーム全体が隔離されることや試合が危うくなることを想定していない。

検査のキャパシティは十分?

DFLは5つの検査機関と協力協定を結んでいる。
ザイフェルトCEOは、「4月22日のロベルト コッホ研究所の経営報告書によると、現在1週間あたりに可能な検査のキャパシティは81万8000回。
プロ選手の検査はそのうちの0.4%にも満たないだろう」とコメント。
「DFLはまた、公共の衛生サービス、例えば老人ホームに50万ユーロ分の追加検査を提供する」
「 ドイツのコロナ状況が悪化した場合、ブンデスリーガは検査を控える」とも語っている。

クラブの財務状況はどうなっている?

「6月30日までクラブを運営することが可能となるだろう」と、ザイフェルトCEOは語っている。
DFLはほぼ全てのメディアパートナーと、未払いのTV放映権料を前払いすることで合意している。
ただ、例外はある。金曜日の全試合と日曜・月曜の10試合の放映権をDAZNにサブライセンスしているEurosportだ。
『Sport Bild』の情報によれば、Eurosportはシーズンが再開されたら前払いを拒否する可能性があるという。

リーグが数ヶ月間プレーできなかった場合は?

ザイフェルトCEO「そうなれば、ブンデスリーガはどこかの時点でこのコロナ危機の巻き添えになってしまう。我々が理解しているように、ブンデスリーガはもはや存在しない」

2020/21シーズンは?

ザイフェルトCEOは、新シーズンにも無観客試合があることを否定していない。
「来季の前半部分を無観客として計画するようクラブに依頼した」とコメントしている。

【Source】4月25日、Bild


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