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ブンデスリーガは本当に再開できるのか?

20日(月)午後に放送された『Bild』の特別番組で、ノルトライン=ヴェストファーレン州のアルミン・ラシェット首相とバイエルン州のマルクス・ゼーダー首相は、5月9日からのブンデスリーガ再開を支持していることを明らかにした。

ブンデスリーガが5月9日から再開される可能性が浮上したが、実際に可能かどうかについてはまだ疑問が残っているようだ。
大きな疑問は、禁止されているにもかかわらず、ファンがスタジアム周りに集まってしまう可能性が残っていることだ。

ブレーメン州のウルリッヒ・マウラー内務大臣は、再びブンデスリーガの試合を中止する可能性がある。
マウラー内務大臣は、3月に開催予定だった第26節ブレーメン対レヴァークーゼンの試合を中止した。
これは、DFLがブンデスリーガ全試合の中止を発表するよりも早い段階で、ブレーメン州として中止を発表したものだった。
マウラー内務大臣は中止の理由として、無観客試合にしてもファンがスタジアム前へ殺到することを恐れたとしている。

ウルトラスが何を計画しているのかを知るために、マウラー内務大臣とブレーメンはウルトラスとの対話を望んでいたが、両者ともに拒否されてしまった。

マウラー内務大臣は、『Bild』に対して、「多くのファンがスタジアム前に集まることは許されない。だから、ウルトラスとの対話を試みた。彼らの答えは、『いいえ、結構だ。我々はあなたとは話をしない』だった。だから、今後どうなるかは完全にオープンになっている。それが問題を生むのだ。何百人ものファンが一箇所に集まるという特別な権利をサッカーに与えることは想像できない」と語っている。

ブレーメン側もウルトラスとの話し合いを試みたが、決定的な進展はない。
ウルトラスがスタジアムスポンサーである「ボーンインベスト」に対して抗議を行って以来、話し合いはほとんど実現していない。

ウルトラスが無観客試合での再開をどう評価するのか。
ブレーメンの複数のウルトラスは、リーグ戦の継続を厳しく拒否している。
彼らがスタジアム前で抗議行動を起こす可能性があることは否定できない。

だからこそ、マウラー内務大臣は、「ウルトラスのことだ。迷ったらスタジアムの前に集まってくるのは彼らだ。彼らがどのように振る舞おうとしているかのシグナルがあれば、役に立つだろう」と語っている。

しかし、それは現実的ではない。
そして、最終的にはブレーメンで試合をすることができなくなるという危険性を持っている。
さらに似たようなシナリオは、他のスタジアムでの開催も脅かす・・・

また、ブレーメンは財政的に厳しく、薄氷の上を歩いている。
クラブの未来は、ファンが愛していない無観客試合を受け入れるかどうかにかかっている。

【Source】4月22日、Bild

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